電通・ノヴェロが競り合い、漁夫の利を得た北海道広告

道北最大の食のイベント「北の恵み 食べマルシェ」が9月15~17日の3日間、買物公園や常磐公園を会場に開かれる。この大規模イベントの運営業務は地元の広告代理店などが請け負い、着々と開催準備が進められているところだが、メーンの買物公園会場の請負契約の際に旭川の広告業界をあっと言わせる出来事があった。

北海道の食材にこだわり「どさんこ市場 夢の扉」オープン

 旭川の街の中心に新たな食のゾーンが誕生した。その名も「どさんこ市場 夢の扉」。北海道の食材にこだわる6つの店舗が集まり自慢の味を提供するほか、無農薬野菜や製法にこだわった塩など体に優しい食材も幅広く提供。呼びかけ人の土岐助十郎氏は「目指すのは北海道の食を発信する小さな北海道物産展。起業を目指す人のバックアップもし、若い世代の夢の扉を開きたい」と意気込みを見せている。

地産地消にこだわる
6つの店舗が集合
「利益は二の次。消費者が求めている安全で美味しい食を提供したい」。そんな共通の思いを抱く6つの飲食店が集まり、旭川市8条7丁目(惣菜・弁当こしや跡)に8月14日に登場した「どさんこ市場 夢の扉」。北海道の食材で作ったこだわりのメニューを堪能できる食のスポットとして早くも注目を集めている。
 どさんこ市場の大きな特長の一つが素材へのこだわり。たとえば米は東旭川産のゆめぴりかと深川産のななつぼし、野菜は近郊のこだわりの農家で生産した無農薬野菜、乳製品はオーガニックを使用しているほか、深層海水塩、大雪の伏流水などを6店舗すべてで使用するという徹底ぶりだ。
出店は、かみふらの和牛専門の「牛」をはじめ、おにぎり・コロッケ惣菜専門の「Manma」、幻のラーメン専門「風連」、ポークスペアリブ専門「ZONE」、スイーツ・乳製品専門の「あすなろファーミング」、パウンドケーキの店「amie工房」というバラエティーに富んだ顔ぶれ。各店舗が数品の自慢のメニューに限定して提供しており、「牛」はステーキ、ハンバーグ、ハンバーガーを提供。「Manma」はおにぎり各種にコロッケを中心とした和総菜、10年ぶりの復活となる「風連」は50食限定の「ラーメン」と混ぜそば、「ZONE」はポークスペアリブ、「あすなろファーミング」はソフトクリームアイス、牛乳、バター、アイス、プリン、amie工房は各種パウンドケーキと手作りのベーグルパンを提供している。
テイクアウトが中心だが、白を基調にした明るいホールには10名ほど座れるテーブル席も用意。さらにホールに設けた特設コーナーでは、無農薬野菜をはじめ知床羅臼の深層海水塩、比布町の大熊養鶏所とどさんこ市場が提携して開発したオリジナルブランド「夢の健卵」などこだわりの北海道の食材を販売しているほか、契約農家やこだわりの栽培について紹介するなど、食に関する情報が豊富に提供され、さながら「小さな北海道物産展」といった印象だ。

小規模ながら
本物の北海道物産展を
どさんこ市場の呼びかけ人となったのが、旭川市4条6丁目でハンバーグ・ステーキハウス「助十郎倶楽部」のプロデュースを手がけた土岐助十郎氏。北海道物産展で全国各地を巡る機会が多い助十郎氏は、北海道物産展とは名ばかりで、北海道から取り寄せた食材を本州の催事スタッフが販売しているだけという状況に疑問を抱き、「旭川を訪れる観光客に北海道のシェフが地場の食材で作る料理を提供したい。できれば屋台村のように魅力ある店舗を集めて、小規模ながらも本物の北海道物産展を旭川で開きたい」という考えを抱くようになった。
そして今春、旧こしやのオーナーだった旭川ターミナルビルから店舗を譲り受けたのを機に、設備が充実し広さも約30坪という広々とした厨房に惚れ込み、「ここでなら夢に描いていた食のスポットを開設できる」と確信。物産展を通じて以前から親交があった仲間に呼びかけたところ趣旨に賛同した6人が集まり、長年の夢を実らせることとなった。
独自の運営スタイルも特徴的だ。複数の店舗がそれぞれにブースを設けるフードコートとは異なり、厨房とホールを6店舗のシェフが共同で使用。ホールと調理の補助スタッフも6店舗で雇用するという独自の形態をとっている。
これは1人当たりのコスト削減を目指したもので、助十郎氏は「自分の店を持ちたくても厳しい時代。複数の店舗が出店することで初期投資をはじめ家賃や広告費を抑えて開業することができる。どさんこ市場の場合は共同でスタッフを活用するので人件費の削減にもつながり、街の中心部での開業も夢ではなくなる」と説明する。実際、今回出店した6店舗のうち2店舗が初めての起業となり、助十郎氏は「仲間の中にはベテランの飲食店経営者もいるので、若手にノウハウを伝えていきたい」と語る。
どさんこ市場が目指すのは食の情報発信基地。積極的な事業展開を計画しており、今年9月中旬には弁当の宅配事業をスタートさせ、イベントやロケ、会議用、観光ツアーにも対応できる弁当やオードブルの提供もスタート。さらに来年6月には市場の隣接地にギャラリーカフェ「大地」をオープンさせることが決まっている。
このほかにもフード起業家の支援をはじめ、食にこだわる生産者のバックアップ、ボランティア活動を通じて食育活動を行うなどの積極的な展開を企画中で、現在はNPO法人の設立認証を申請中だ。
初代代表に就任した「Manma」の菊地瑠璃子さんは「観光客や旭川市民が何度でも訪れたくなるような楽しい市場を目指します」と笑顔で話す。
どさんこ市場では委託販売を行うサポーターを募集中。現在は東鷹栖食品加工販売協議会「野土花」と旭山動物園のグッズ販売をしている㈲メイトアパレルが参加している。なおオープン記念企画として「ビールフェスタ」を9月3日まで開催する。

増税にらみ出店加速、一条工務店が旭川初進出

2008年、北海道に初進出した戸建住宅販売全国大手の㈱一条工務店(東京都江東区)が、札幌に続き道内3ヵ所(旭川、函館、帯広)に年内にも進出する。最近では08年11月、タマホーム㈱(東京都港区)が札幌に進出し、旭川地区は昨年9月に拠点を設けた。14年度の増税をにらみ、拠点拡大を急ぐ大手の動向に地元企業は戦々恐々だ。

計画停電 我が家はどうして88(除外地域)じゃないの?

国民的関心事の「計画停電」。幸いにもいまのところ実施された地域はないが、そのグループ分けのしくみに疑問を抱いた人は少なくない。とくに同じ町内なのに対象地域、除外地域と「差別」がある地域からは、「どうやって誰が決めたのか」といぶかしむ声も聞こえてくる。

名車に魅せられた人々の熱くて深い物語

高価なスポーツカーを「普段の車」として使っている人もいる。

フェラーリ、カウンタック、ポルシェ……。

愛車に寄せるドライバーの思いはさまざま。それが名車となれば、なおさらだ。快適な秋のドライブシーズンを前に、熱くて深い名車にまつわるエピソードをそれぞれのオーナーに聞いてみた。

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カワムラ跡に大型店舗、ツルハの牙城に斬りこむサツドラ

道内に120店を展開するサツドラが旭川に新店舗

間もなく創業100年を迎える地場トップの住宅メーカー㈱カワムラが、社屋と展示場を隣接地に移転新築する。一等地の跡地約4600平方メートルには道内ドラッグストアー業界ナンバー2でマツモトキヨシグループの㈱サッポロドラッグストアーが大型店舗を建設。ツルハの牙城に斬りこむ。

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東神楽町長選の遺恨? 保育園長がわずか3ヵ月で辞任

今年4月に開設されたばかりの保育園で、教育方針をめぐる対立が発生

現在、開発が進む東神楽町ひじり野西地区に今年4月開設された「東聖(とうせい)花の森保育園」(定員120人)で、園の運営方針をめぐり一部の保護者から批判が出たことを理由に、初代延長が就任からわずか3ヵ月で辞任に追い込まれた。保育園のほか小中学校、高校でも保護者からの批判で教職員が交代させられることはあるが、今回の騒動は「あまりに過激なのではないか」と、園に同情する声も聞こえてくる……。

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