2016年06月号の記事一覧

読み物

  • 旧丸井今井旭川店の買収から5年半 「フィール旭川」日台合弁企業と売却交渉
  • 市立旭川病院資金残高マイナスの危機今年が正念場
  • 道銀が住宅ローン攻勢で金融機関間の争奪戦激化
  • 中国人観光客マナーに「もう勘弁!」の声
  • ニセ建築士に手玉に取られた旭川の建築業者ら
  • 鷹栖町でヒロ中田氏の「シイタケ嫌い」発言騒動
  • 緑が丘の複合コミュニティ施設議会追及で一転
  • 何があった?穴田貴洋後援会の藤澤芳則会長が突然辞任
  • スタルヒン生誕100年企画に旭川市拠出はわずか50万円
  • 旭川市庁舎建設の生き証人元市建築課・石崎義敏氏の「保存」への思い
  • ヨーカ堂旭川店が大幅改装計画西武は地権者らとの後継店交渉が始まったばかり
  • 雪質はニセコ以上!欧米スキー客急増する旭川
  • ドーミーイン富良野駅前進出!場所は「北の国から資料館」有力
    表紙1606

  • 宮下4売却で弾み!注目される北彩都の市有地
  • データで見る旭川の女性の活躍度民間企業の女性幹部は8.1%
  • 損保会社と係争中!衝突事故の加害者小林政雄さんの言い分
  • 今月の視点 偉大な投手スタルヒンと坂東市長の「縁」 西田勲
  • パワーズ「トイザらス」旭川店 販売好調で新たに5年契約結ぶ
  • 眼下に広がる花畑 旭川空港に世界で類を見ない「花の空港」構想
  • 「写真の町東川町賞」決まる 今年も素晴らしい作家たちを選出
  • 第4次コーヒーブーム 変遷たどる喫茶店文化の旭川事情
  • 「旭川商人」の心意気 時代を駆け抜けたレジェンドたちの生きざま
  • 本誌がファイブスターに全面勝訴「支払猶予要請」記事めぐる裁判で

特集/シニア・シルバー企画

  • 旭川消化器肛門クリニック
  • 旭川脳神経外科循環器内科病院
  • いずみ眼科
  • 高桑整形外科永山クリニック
  • めがねのナカムラ
  • 山田眼科
  • 住宅型有料老人ホームあすか
  • 希望のつぼみグループ
  • 住宅型有料老人ホームぽっかぽかグループ
  • 住宅型有料老人ホームまひる
  • 住宅型有料老人ホームねりね
  • くにもと病院
  • 共生園
  • ほっとライン119
  • 敬生会

企業・文化・地域情報

  • 3つのモデルハウス公開 ジョイフルホーム
  • LIXILコンテスト全国1位が信頼の証 ノースホーム企画
  • 湯揚げにも心血注ぐプロフェッショナル魂 工房加藤らーめん
  • 旭川グランドホテル今年も屋上ビアガーデン
  • 子宝に恵まれるためまずは体質改善 西田薬局
  • アラジンコレクションが移転リニューアル 品揃えさらに充実
  • グリーン造園の新商品 鉄骨、高断熱のミニハウス
  • 焼肉もあれば刺身、串物も 居酒屋風焼肉屋「みふじ」
  • 火ぷり家の辛みそラーメン 秘蔵バージョン
  • ギャラリーシーズ開廊25周年記念第2弾
  • 理想の自然派調味料 助安農場の椎茸パウダー
  • 高砂酒造とコラボ 酒粕を使った極上スイーツ登場 アートホテルズ
  • 旭川しんきんインフォメーション 補助金活用セミナー/「もっと夢基金」に726万円
  • 九州の豚骨スープを旭川風にアレンジ 夢丸やラーメン
  • 旭川理容美容専門学校の市民セミナー/女性経営者が全国交流会に集結
  • さんろくクイーンズトーク つぐみさん(ラウンジ ミランダ)
  • 加盟店紹介 207 リップスティック
  • いきいきハイパワー
  • グルメ探訪 第74回「侍らーめん」工房 加藤らーめん
  • 悩める男性の強い味方 元気玉はスゴイぞ! くすりの元気堂
  • ミニ事件帳
  • 新設会社・入札・倒産情報

好評連載

  • 八百屋塾 90(山菜の話②)
  • 今津秀邦 Vol.10 映画「生きとし生けるもの」プロダクションノート
  • インフォメーション ポテト「迷惑電話撃退!新サービスがスタート」
  • 100%パソコン活用法 第200回「Windows10 クリーンインストール」和田徳久
  • コーチャンフォー 第11回 ステーショナリーコーナー「富良野の工房で手作り、新素材アロマキャンドル」
  • 辛口法律放談 第75回「「のき弁」採用、収益は二の次」(しらかば法律相談事務所)
  • 暮らしと税金 「退職金と税」(旭川中税務署提供)
  • その悩み社労士が解決します「従業員の健康診断」
  • パワーアップ医療・介護マネジメント 第42回「旭川で弁護士会!」から10周年記念④ 皆川岳大
  • ふたば税理士法人の未来につなぐ経営のススメ 西俊輔 第89回「貸倒引当金と貸倒損失について」
  • 昇夢虹 愛しいMATO/ヤングマシン臨時増刊号に掲載
  • 今、農村空間が面白い!vol.51 中田ヒロヤス
  • こちら探偵相談室 石川正貴
  • 布子克敏のお悩み解決リフォーム講座 第43回「リフォーム実例①購入編」パートナーズ(株)布子克敏
  • Hobbyists ~趣味に熱中する人たち~「ボクシング」(FMりべーる放送局長 山川裕央氏)
  • 北の庭づくり vol.272「外構リフォーム」坂田植木
  • お口の健康相談10 よく噛みよく食べよう笑うために「オゾンの殺菌力、漂白力に注目」たくま歯科医院 詫摩安廣院長
  • 脳ドックのすすめ 森山病院
  • 緑の森からの手紙 緑の森どうぶつ病院 企画室 本田リエ
  • 昭和生まれの負け惜しみ 第30回「緊急事態条項」的場光昭
  • 自宅でできるねむり改善計画 vol.57 ~春眠との向き合い方編~HOMES ねむりのお店

    人・街SHOT

    • 熊本地震 ブルーシートの海で災害ボランティア
    • 「南さつま芋焼酎あさひかわ」〝差し入れ〟肴に新酒満喫

    ローカル通信 

    • 名寄市大学新棟で基本計画(北都新聞)
    • 増毛の清水さん巨大ダコ水揚げ(留萌新聞)
    • とうふロマージュ1年かけ新商品開発(日刊宗谷)
    • 名寄中3年田原楓果さん北海道バレエコンクールで金賞受賞(名寄新聞)

    フリータウン 

    • 5条店も近く開店 記念キャンペーン実施中 水素ガス吸入バー旭川初上陸
    • JAあさひかわイメージキャラクターのテーマ曲が完成
    • TBSドラマ「99・9 刑事専門弁護士」居酒屋の壁飾る小川さんのイラスト
    • 「日本醤油工業事務所棟」を表彰 歴史的建物の保存を考える会総会・交流会
    • 自衛隊第2偵察隊が交通安全のタスキをつなぐ 旭川─名寄「交通安全祈願駅伝」
    • IT最先端技術開発拠点 エムソリューションズが旭川に開設
    • 徳原海さんが初のお茶の間慰問 102歳の長寿を歌で祝福
    • ラブサルセル初の料理フォーラム 地場産いちごの可能性探る
    • 「永山南きづなカフェ」プレオープン

    ニュースファイル 

    • 地産地消目指す惣菜製造大手のヤマザキ 工場近郊で農地取得を模索
    • 本人負担無料は療坦規則違反なのか 東川町立診療所モデル事業に調査
    • アークスがサンドラッグと新会社 どうなる?コープさっぽろのテナント
    • 東光環状1号線沿いにスタバ 主要幹線道路で旭川初の路面店
    • 東川農協の大雪旭岳源水商標 新たなコンセプト「みずとくらす」

    ニューススクランブル 

    • 6月にデザインウィーク旭川の家具木工を世界に発信
    • 来年10回迎えるデザインフェア
    • 銀座囲碁クラブ移転オープン
    • 比布の農業女性ら食育かるたを制作
    • クリスタルLCが交通安全に協力
    • ボート場外に無料開放のいこいの場
    • 比布の農家女性「ピピパレル」
    • 比布町に春本番「幻の白カブ」
    • 住宅火災、放火は過去10年で最少
    • コカ・コーラ「あさひやま基金」に寄付
    • 仁友会・木々の会合併に向け映画館でプランミーティング
    • さんろくの店に熊本への募金箱
    • 井上靖の手書き原稿
    • 講演「貧困と無縁社会」
    • ぴっぷパークゴルフ場

    業界トピックス

    • オリジナル婚姻届け&婚姻証明書サービス開始 旭川グランドホテル
    • 情感豊かな第3弾企画「ありがとう幸せな日々」 MAKO LABO
    • 「大雪さんろく笹豚」首都圏のレストランから引き合い 大雪山麓社

    纂私語録

    • 「移転リニューアルで、品揃えさらに充実」アラジンコレクション 代表取締役 上林隆司氏
    • 「一級建築士の資格を活かし、確かな家づくりをアドバイス」住まいのクワザワ 住宅事業部旭川支店 支店長 福屋修司氏
    • 「アイデア活かしヒット商品続々、販売好調なドラッグランフェンス」(株)グリーン造園 代表取締役 和泉建敬氏
    • 「地域再生コンセプトに「ふるさと物語づくり」、茶話会通じて見えてきたもので具体的な検討作業」旭川市社会福祉協議会 豊岡地区担当スタッフ 大場啓範氏
  • 〝シイタケ嫌い〟ヒロ中田氏、鷹栖町に波紋

     ㈱リクルート北海道じゃらん(札幌市)が発行している月刊誌「じゃらん」が企画する「ご当地グルメ」が、鷹栖町で波紋を呼んでいる。4月6日、町へ視察に訪れたじゃらんのスタッフの一人、ヒロ中田氏が、町内のある飲食店で「私はシイタケが嫌いなので、出さないでください」といった発言をした。その話を聞きつけた助安農場の助安誠二社長が「町の特産品に育ちつつあるシイタケを侮辱された」として、自身のフェイスブックで思いを綴ったことで話が大きくなった。

    おすすめのシイタケを批判された飲食店
     ことの発端はヒロ中田氏が鷹栖町内の農家や飲食店などを訪れて行った取材。ある飲食店で「私はシイタケが嫌いなので、私の前に出さないでください」と言い放ったことに起因している。
    鷹栖町 その発言に対して、飲食店の店主は「うちは町内で採れた大きなシイタケを売りにしたメニューを出している。お客さんの評判もよく、快く食材として使っているシイタケを批判されて気分を害した」という。
     周りにいた人たちも「食に携わる仕事をしていて、自分の好き嫌いをはっきり言うのはどうかしている。ましてや、一般的に美味しくて健康にもよいと評価されているシイタケを悪く言うのはおかしい」と批判の声が渦巻いた。
     このやり取りを聞きつけた町内の農家、助安農場の助安誠二社長が噛み付いた。今回の視察では、助安農場も訪れるはずだったが、「直前に体調を崩し、キャンセルした」(助安社長)ため、ヒロ中田氏と助安社長が直接対面することはなかった。

    助安社長、自身のフェイスブックで反論
     助安社長は4月19日、自身のフェイスブックに以下のように書き込んだ。
    要約すると「ある名の通った雑誌の食のレポーターが町を訪れた。農家や飲食店などいくつかを回った中で、シイタケを売りにしている店で、ヒロ中田氏が『私はシイタケが嫌いだ』と言った。町はそのことを知っていたようだが、その飲食店には事前に話が行っていなかったため、ヒロ中田氏と店主の間でひと悶着があった」
     さらに、「これが食を評価するリポーターなのか。自らの好みで食材に温度差をつけるとは、企画で取り上げられているメニューに疑問符がつく」と厳しい批判を浴びせている。
     フェイスブックの書き込みを見た人たちからも「好き嫌いを表に出すリポーターは失格だ」「この雑誌は信用できない」など、助安社長を擁護する声が寄せられている。
     この視察に同行した町のある職員も「話の流れの中でつい出てしまったことかもしれないが、軽はずみな発言だった。違和感を感じた」と当時を振り返る。

    表紙1606
    この続きは月刊北海道経済2016年06月号でお読みください。

    中国人観光客熱烈歓迎の一方で悪劣マナーに「もう勘弁!」の声

     日本を訪れる中国人観光客の勢いが止まらない。〝爆買い特需〟に小売店やホテル業界が嬉しい悲鳴を上げる一方、想像を絶する〝とんでもマナー〟に辟易する声が全国各地の観光名所で相次いでいる。さんろく街や旭川市内のホテルでも後を絶たないマナー問題に頭を抱えており、「入店お断り」という厳しい対応を取る店も出てきている。

    外国人向けマナー本
    中国人 過去最高の外国人観光客数を達成し、インバウンド景気に沸く日本。4月下旬、日本政府観光局が2015年度の訪日外国人客数を発表し、その数は約2136万人と初めて2000万人の大台を突破し、好調ぶりを印象づけた。
     中でも入り込みが増えているのが中国人観光客だ。円安や、ビザ発給など渡航条件が緩和されたことで旅行熱が高まり、14年には約241万人だった来日中国人観光客数が翌年の15年には約499万人と倍増。国・地域別の割合でもトップを占めている。
     その旺盛な買物で注目を集め、2015年の流行語大賞に「爆買」が選ばれたほどだが、購買意欲の高い中国人観光客が日本の観光業や小売業にとって大切な「ドル箱」となっている一方、迷惑行為と紙一重の〝とんでもマナー〟で関係者や地元の人、さらには他国からの外国人観光客を悩ませているのも事実だ。
     外国人向けのマナーブックの発行や、外国人向けのイベントで日本のマナーについて啓蒙するなど様々な対抗策を講じる自治体も出てきている。
     その一つが年間に180万人を超える外国人観光客が訪れる京都市。昨年7月に外国人観光客向けにエチケットをまとめたガイドブックを発行。「舞妓さんの写真を無理やりとらない」「横に広がって歩かない」「レストランの予約をドタキャンしない」など外国人旅行者に守ってもらいたい注意事項を記したもので、英語版と中国語版が発行されている。沖縄県でも外国人観光客向けのマナーブックを発行しており、こちらは英語、中国語、韓国語の3ヵ国に対応している。
     今年は中国大使館が異例の注意喚起を行った。日本での花見に際し、「樹を揺らさない」「他人の花見のエリアに踏み入らない」などの注意事項を呼びかけたものだ。
     毎年、花見の季節になると、中国人観光客が桜の木の枝を折ったり、花見会場で大騒ぎをしたり、トイレを汚すなどのマナー違反が横行する。国レベルでの外交問題を扱う大使館がこうしたトラブルに立ち入らざるを得ないほど、迷惑行為がエスカレートしているというわけだ。

    表紙1606
    この続きは月刊北海道経済2016年06月号でお読みください。

    道銀が住宅ローン攻勢 貸出先争奪戦激化

     旭川に本店・支店を置く金融機関の住宅ローン争奪戦が過去に例の無い激しいものとなっている。台風の目は北海道銀行。「貸し出し所得基準を大幅に緩和し、これまでなら審査がパスしなかった所得層にも融資する方針に変えた」(市内ハウスメーカー)。また、借り入れ時の保証料不要も打ち出した。ハウスメーカーや工務店は「需要が喚起される」と歓迎している。シェアで道銀より上位の北洋銀行、労働金庫も応戦の構え。

    住宅業界の期待膨らむ
     「マイホームを計画したもののローン審査が通らず断念するケースはけっこうある。それだけ旭川の勤労者の所得が低いということだ。ところが先日北海道銀行の営業マンが 〝所得基準を下げ、これまではパスしなかった世帯にも住宅建設資金を貸し付けることになった。どんどんお客さんを紹介してほしい〟とセールスをかけてきた。道銀も思い切ったことをするなと驚いたが、我々業者にとっては大歓迎。所得基準が下がれば若い人でもマイホームを持てる。需要喚起につながる」―と話すのは、市内の某ハウスメーカーの社長さん。
    住宅 消費税が5%から8%へ上がる直前、駆け込み需要で新設住宅戸数は増加した。8%から10%への再値上げが近いといわれる今年も駆け込み需要があると業界では予測しているが、年が明けて数ヵ月たったいまのところ兆候は見えない。それだけに「道銀の大胆な決断が起爆剤になるのではないか」とこの社長さんの期待は膨らむ。
     住宅ローンの審査では、年収に対して年間返済額がどの位の割合になるかが重要視される。例えば、年収400万円の人が、毎月の返済額が6万円、年間72万円の返済計画でマイホームを計画したとする。すると、年間返済額72万円を年収400万円で割った答え「18%」が返済率。金融機関によって多少違ってくるが、おおむね25%以内であればOK。18%であればまったく問題ないということになる。
     これが、もっと大きく豪華な住宅のプランにして建設費が高くなり毎月9万円、年間108万円の支払いになったとしたならば、108万円割る400万円で返済率は34%にハネ上がってしまい、審査をクリアし融資が実行されるのは極めて厳しくなる。
     返済率計算には車のローンなども組み込まれるので、住宅の支払いが月6万円でもカーローンが他に月3万円あったとしたならば月額9万円の支払い、年額では108万円となり、年収400万円の場合、返済率は34%となって融資は不可となる。
     また融資可能な額は、「年収の5倍あるいは6倍まで」と言われる。年収400万円ならば2000万円から2400万円位まで。500万円ならば2500万円から3000万円位のローンを組めるというのが一つの目安だ。
     年収が700万円、あるいは800万円を超える高収入であったり、公務員など職場が安定していると判断される場合などは返済率の設定はまた変わってくるが、金融機関は長い間、一定の審査基準を守ってきた。その融資の可否を決めるラインを、道銀が思い切って見直すというのは、お堅い金融機関では極めて異例なことだ。

    表紙1606
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    フィール旭川 日台合弁企業と売却交渉

     5月上旬、市内の不動産業者から本誌に「フィール旭川が台湾の投資家に売却された」という情報が飛び込んできた。フィール旭川を運営する極東証券(東京)へ確認すると、「現在、先方と交渉していることは確かだ。シンガポールにファンドを持つ運用会社で、日本と台湾の企業が出資して設立した合弁会社がその窓口になっている」と、売却に向けた動きがあることを認めた。証券会社という本業の性格上、極東証券が旧丸井今井旭川店を買収し、フィール旭川として再生したときから転売の噂は絶えなかったが、ここにきてようやく有力な売却先候補が見つかったようだ。

    買収から5年半
     旧丸井今井旭川店を極東証券が買収したのは、2010年11月のこと。買収金額は2億3000万円だった。09年7月20日に丸井が閉店から1年4ヵ月が経過してようやく売却先が決まった。その後、建物の改修やテナントの誘致を進め、1年6ヵ月後の11年6月24日に一部開業し、同年9月26日に全館オープンした。丸井の閉店から数えて約2年の歳月が過ぎたことになる。
    フィール 全館オープン後は何度かテナントの入れ替えや改装を行い、延べ床面積2万3000平方㍍のほとんどを埋めることができた。ただ、15年3月のイオン旭川駅前の開業で売り上げが減少したことや、一方でイオン旭川西店やオクノなどからテナントが移動したりと紆余曲折があった。9月末に西武旭川店の閉店が決まったことで、現在フィール旭川の関係者は、西武から有力なテナントを誘致するため忙しい日々を送っている。
     このような状況の中で5月上旬、突然フィール旭川売却の情報が市内のある不動産業者から本誌に寄せられた。「すでに契約は交わされている。台湾の投資家に売却された」というのがこの業者の見方。
     早速、フィール旭川を運営する極東証券にこの情報の真否を確かめた。
     「台湾と日本の企業の間で設立された合弁会社が興味を持っていることは確かだ。本社は台湾にあり、シンガポールにファンドを持つ運用会社の窓口になり、運営管理を行う。開業当時からこれまで何度か売却の話はあったが、今回は相当確実性が高い交渉になりそうだ」(極東証券)

    表紙1606
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    ニセ建築士に手玉に取られた建築業者ら

     旭川市内で建築に関わる大勢の人たちが「あの女性にはだまされた」と感じている。建築士の資格もないのに「建築設計事務所」を名乗り、基本プランだけで建主の懐に飛び込み、業者に仕事を請け負わせ、工事監理まで仕切ってしまう。工期中は追加、手直しの連続で、その費用の大半は業者持ち。とうとう住宅の建主と建築業者が、建築士法に違反する行為だとして旭川中央署に被害届を提出した。

    プラン作りだけの空間デザイナー
     「年齢は分からないが、子どもや孫もいるから50歳前後ではないか。持ち込んできた住宅建築の仕事を引き受けたが、建築設計事務所の名刺を持っていたので、すっかりだまされた。最初から何か不自然な感じはしていたが、まさか事務所登録もしていないモグリだったとは……」
     旭川市内で50年の実績を持つ工務店の2代目社長は苦々しく振り返る。この社長が〝モグリ〟と言い切る相手は、市内永山の自宅内に事務所を構え、空間デザイナーと称して住宅や店舗のプランニングに関わっている中年女性(以下Y氏)。
     話はこうだ。
     工務店は昨年11月、旭川近郊の顧客と約2900万円の工事請負契約を交わし、住宅の新築工事に入った。顧客を紹介してくれたのは、すでに建主と「設計業務委託契約」を結んでいたY氏。Y氏は「12年ほど前に御社が手掛けた住宅を見ている。とても素敵だったので私の仕事に力を貸してほしい」といった巧みな言葉で工務店に近づき、工事を依頼した。
     相手はてっきり建築士だと思い込んでいた工務店は、Y氏がプランニングした簡単な基本設計をもとに実施設計図面を作り、確認申請を提出した。その際Y氏からは「確認申請はこれまでも建築業者に出してもらっていた。この工事でもそうしてほしい」と頼まれていた。
     工務店社長は多少の不自然さは感じていたが、建築業者が実施設計を行い、確認申請を提出することはよくある話なので、Y氏の言葉に従った。しかし、後から分かることになるのだが、Y氏には簡単な基本設計図は作れても、役所から確認を取るための実施設計図を作る資格もなければ能力もなかったのである。

    表紙1606
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