2016年10月号の記事一覧

読み物

  • 西武「無印良品」はイオン駅前1階フードコート)に移転
  • 今度は大丈夫か?東旭川の学校給食調理モデル施設入札
  • 「合同納骨堂に納められるはずなのに…」神居古潭のペット霊園で遺骨をクマ・シカと一緒に「ずさん処理」
  • 士別「しずお建設運輸」の重機33台仮差押え
  • 旭川市役所が登録ミス知らない人が〝配偶者〟になっていた
  • 現場の声を取り入れ企画検討委員会を設置することでなんとか収拾 事務局への不満爆発!大荒れバーサー総会
  • 千葉県出身の中村幸子さん 旭川で消息絶ち7年、両親苦渋の決断
  • 名寄地区衛生施設事務組合10億円工事に業者から不満
  • 防衛予算活用JAふらのが道内初「玉葱エチレン貯蔵庫」建設
  • 旭川─名古屋便42日間運休 全日空の動向次第でFDA誘致?
  • リオ五輪女子レスリング旭川合宿の経済効果
  • 特許技術駆使し全国初の水門を製造「表鉄工所」
  • 初代旭川町長本田親美の墓守を30年来続ける中山高雄さん
  • 老化の悩みに最適 心強い味方「水素水」の秘密
  • 本誌創刊50周年企画 旭川大型倒産の半世紀(松岡木材産業・旭川菱雄・旭川建材社・ツヅキ・北島・東栄・旭川商工信組・北野組)
  • 創刊号の裏表紙広告飾った「亀や」「キンコーマーチ」
  • インタビュー 100年後の道北の展望を開きものづくりを支援する総合大学を 旭川大学学長 山内 亮史氏
  • インタビュー 楽しく買物ができる環境づくり目指す ㈱プロッド・イクス フィール旭川支配人 田子 実氏
  • 講演 脚本家の観点からドラマ取材を通して思うこと 旭川青年大学の講演から 脚本家 中園 ミホ氏
  • 今月の視点 酒問屋から出発、独自の店づくりで生き残ったセイコーマート 西田勲
  • 石狩川でサクラマスが復活 増える旭川の釣り人口
  • 3Dプリンターで機械金属工業支援 「旭川市工業技術センター」
  • 女性の性差別問題に取り組み20年「ウィメンズネット旭川」
  • ピークを迎えるカラマツの伐採 集成材の技術向上で利用価値高まる

企業・文化・地域情報

  • 新設会社・入札・倒産情報
  • リオ・パラリンピック車いすテニスの二條実穂選手 カワムラで壮行会
  • 東桜岡優良田園住宅 自然素材ふんだんの家づくり 芦野組
  • モデルルーム公開からわずか2カ月で早くも2戸の人気ぶり ロジェ・フローラ北彩都
  • ラウンジ陽和10周年 記念パーティーに松村和子さん
  • コメディ・クラウン・サーカスが今年も旭川にやってくる
  • 森山病院 脳ドックのすすめ
  • 西田薬局 薬剤師が専門指導「やる気」にさせるダイエット
  • 旭川の「理美力」を世界に発信 理美容フェスティバル9・19開催
  • しんきんキッズマネーアカデミー
  • 12月31日まで毎日開催 旭川グランドホテルで「婚礼料理試食付フェア」
  • 中小企業家同友会 世界的建築家・伊東豊雄氏の講演会
  • 神楽岡公園周辺すこやかロード
  • 幸せをつくるお菓子 白い恋人を超える新製品開発する-日下・大武カムイミンタル塾での講演 石水創(石屋製菓㈱代表取締役)
  • 300人が酔いしれた真夏のジャズコンサート
  • 「モヒカン故郷に帰る」上映会
  • 美瑛 丘のくらオリジナルのジグゾーパズルが好評!
  • 安心と美味しさで差別化 東川農協の新商品!
  • 男山「ひやおろし」道内で限定販売中
  • 「中野嘉之展」ギャラリーシーズで開催中
  • 食べマルシェお楽しみチケット販売9月16日まで
  • ラウンジバー海棠 恒例のそば祭り
  • 幌加内「そば処千寿」イオン春光へ移転
  • いきいきハイパワー まつけん堂
  • ミニ事件帳

ローカル通信

  • 熊の頭の彫像出土 浜中2遺跡 縄文期の貴重な資料(日刊宗谷)
  • 13羽のヒナの巣立ち確認 天売島ウミガラス20年で最多(留萌新聞)
  • 下川出身の歌手・枝園清一さん 楽曲「旭川空港」を発売(名寄新聞)
  • 塩狩峠記念館でロケハン 映画「母」の山田火砂子監督(北都新聞)

好評連載

  • 今津秀邦 Vol.14 映画「生きとし生けるもの」プロダクションノート
  • ガチンコ1万円勝負!ボートレース舟券買い方③「GSとナイターの巻」
  • 100%パソコン活用法 第204回「SIMフリー その1」和田徳久
  • コーチャンフォー 第14回 ステーショナリーコーナー「書き込みが楽しくなる 2017年版手帳が入荷」
  • 辛口法律放談 第79回「NHK受信料、支払い強制は不当」(しらかば法律相談事務所)
  • その悩み社労士が解決します「最低賃金引き上げ」
  • パワーアップ医療・介護マネジメント 第46回「配偶者の浮気に対する慰謝料請求」 皆川岳大
  • ふたば税理士法人の未来につなぐ経営のススメ 西俊輔 第93回「非上場会社の株価はどのように決まる?」
  • 暮らしと税金 「報酬や不動産の賃貸料を受ける個人の方とマイナンバー」(旭川中税務署提供)
  • グルメ探訪 第78回「北海道スカイテラス ミノリ」アートホテルズ旭川
  • 昇夢虹 愛しいMATO/親子スケッチ道場
  • お口の健康相談12 よく噛みよく食べよう笑うために「歯科医不測時代がやってくる」たくま歯科医院 詫摩安廣院長
  • こちら探偵相談室 第34回「盗聴器は発見できるか?」石川正貴
  • 布子克敏のお悩み解決リフォーム講座 第47回「大手業者のカタログに掲載」パートナーズ(株)布子克敏
  • 今、農村空間が面白い!vol.55 中田ヒロヤス
  • Hobbyists ~趣味に熱中する人たち~「 アーチェリー」平間明鑑さん (ヒラマ画廊オーナー)
  • 北の庭づくり vol.276「グリーンアーチ」坂田植木
  • 緑の森からの手紙 vol.52「いつか来る「別れ」のために」緑の森どうぶつ病院 企画室 本田リエ
  • 昭和生まれの負け惜しみ 第34回「反日石碑テロとの闘いは続く」的場光昭
  • 自宅でできるねむり改善計画vol.62~いいかげんが大切編~HOMES ねむりのお店

イエロー

  • 八百屋塾 94(ハーブ)
  • さんろくクイーンズトーク 準クイーン真緒さん(カメリア)
  • 旭川で社交飲食業全国大会さんろくダンス部盛り上がる
  • インフォメーション ポテト「秋も見逃せない・ケーブルテレビ!」
  • 悩める男性の強い味方 元気玉はスゴイぞ! くすりの元気堂

人・街SHOT

  • 初音ミク、マドンナ騎士も登場 旭川乗馬倶楽部のショー
  • 地域包括支援&住民センターが連携「〝折り紙〟講座」開催
  • 激しく美しい音色にうっとり エレクトラで夏の夜のライブ

業界トピックス

  • 賃貸住宅オーナーに生保活用術伝授 リアルターアップル
  • 昨年で創業70周年「明るく元気な電気屋さん」 西山坂田電気

フリータウン

  • 熱血! スイーツ甲子園 市内4高校が頂点を目指し熱戦
  • 旭川初のビーチバレーボール大会 物流団地に専用コート
  • 篝火バックにフラメンコ、タヒチアンダンス 「花火inKAGURA」
  • 北海道医学技術専門学校 10月3日から願書受付
  • 願い込め鑑賞会 三浦綾子作詞「ナナカマドの並木路」
  • 末広ボデーグループ「感謝祭」 多彩なイベントで大盛況
  • 熱気ムンムン「とうま蟠龍まつり」〝ドラゴンパワー〟炸裂
  • 旭川モーニングロータリー主催 子供たちが石狩川にヤマベ放流
  • ファイターズジュニア王座決定戦 「旭稜野球少年団」全道優勝
  • 旭川技能フェスティバル ものづくりの職人が技術を披露

ニュースファイル

  • 旭川しんきん地域振興基金主催 道北企業対象に「アジア進出セミナー」
  • 日本潰瘍学会成功裏に終わる 開業医・原田一道氏が会長の大役
  • 法人会全国青年の集いに約2000人 参加者に北の大地の魅力アピール
  • 現庁舎活用訴え署名活動展開 市民の声を届ける最後の手段
  • 創業者の遺志を継ぎ500万円寄付 朝日電機製作所
  • 台湾から旅行業界関係者来訪 郊外で農村ツアーの可能性探る
  • 進行性難病と闘う下田昇兵さん 待望のレシピ本が完成
  • 東光かえで町内会が「夏祭り」を初企画
  • 旭川工業高ボクシング部・山川宗一郎君 国体への出場権を獲得

ニューススクランブル

  • 旭川弁護士会が100周年
  • 豊岡地区市民委50周年式典開く
  • 旭川観光ボランティア協議会が創立30周年迎え記念式典
  • 旭川観光コンベンション協会 宮崎交流、今年は一般市民も
  • よさこい有志企画の祭 10月9日神楽岡公園で開催
  • 銭湯とそば屋が企画したビアガーデン
  • 東くによしビールパーティー
  • 佐々木隆博「ふるさとの集い」
  • 旭川屯田125年慰霊祭
  • 北海道歌旅座、高砂酒造で公演
  • 「地域活性化フォーラム in 道北」
  • 書道家・高濱 渉の〝瞬間芸術〟展
  • 歴史講座「近文アイヌの近代史」
  • 新旭川に井戸端会議的「ぷらっとカフェ」

纂私語録

  • 市庁舎を壊さずに活用したい、署名は最後にして最強の手段」建築家・東海大名誉教授 大矢二郎氏
  • 議員歴30年、個人的には「旭川まで新幹線を引っ張りたいと思っている」北海道議会議員 加藤礼一氏
  • 練習に打ち込む生徒の姿に刺激受け大会出場を決意 優勝目指す」旭川工業高ボクシング部顧問 福田章夫氏
  • 当麻町が掲げる三つの理念の完成、未来を担う子どもたちに命の尊さを」当麻町長 菊川健一氏

重機を仮差押えされたしずお建設運輸

 朝日建設㈱(苫小牧市)への経営譲渡推進派とされ解任された斎藤忠春副社長が「不当解任であり、未払い報酬等を支払え」と、しずお建設運輸㈱(今井優子社長)を訴え、旭川地裁は8月24日、工事現場で稼働中のしずおの建設機械30台余りの仮差押えを行った。経営譲渡発表をわずか1ヵ月後に白紙撤回し役員社員の離職が続くしずお建設の混迷はさらに深まっている。(記事は9月6日現在)

次々と運び込まれた重機
公示書
債権者 齋藤忠春
債務者 しずお建設運輸 
 本物件は、旭川地裁動産仮差押命令申立て事件の判決に基づき、本日執行官が仮差押えし保管したものであるから、何人もこれを処分してはならない。
平成28年8月24日
旭川地裁名寄支部執行官

 
 道内を縦断しながら猛威をふるった台風9号が去った8月24日、道央自動車道旭川鷹栖インターそば、旭川市近文の空き地に次々と重機が運び込まれた。債務者であるしずお建設の複数の工事現場からこの日朝、運び出されてきた。仮差押えで集められた重機の数は、近文のこの空き地と、士別市のもう一ヵ所の場所と合わせて33台を数えた。

唐突な解任
 裁判を起こしている余裕のない場合に、債務者の財産を一時凍結するのが「仮差押え」。行うには当然、「裁判所の許可」が必要で、そのためには、裁判所が納得する証拠書類が不可欠となる。
%e3%81%97%e3%81%9a%e3%81%8a 債権者の齋藤忠春氏(63)は今年6月までしずお建設副社長として、同じく6月まで専務だった甲谷亮市氏とともにしずおの業務のほぼすべてを仕切ってきた人物。本誌8月号記事「迷走するしずお建設運輸 経営譲渡白紙撤回までの一部始終」の中で紹介しているように、6月18日に突然、今井優子社長から解任を言い渡された。「理由もなにもなく、〝辞めてください〟といきなり言われた」と、齋藤氏本人は話している。
 齋藤氏に続いて甲谷専務も解任されている。この時は、解任を通告する手書きの紙が社屋玄関近くに貼り出された。
 両氏が解任されたのは、いったんは成立した朝日建設への経営譲渡が、1ヵ月で破談となった〝迷走劇〟の結果だ。7月号8月号で詳報ずみなので、ごくごく簡単に経緯を紹介すると、こうなる。
 80代半ばを超えたしずお建設創業者の佐藤静男氏は「娘の今井社長と、その夫の今井裕氏(グループのかわにしの丘しずお農場社長)に企業経営は無理だ」と判断し、事業継承をM&Aでと、相手先を探した。中古重機の売買で親交があった美瑛町のS氏が仲介し苫小牧市の朝日建設と交渉し大筋で合意。5月26日に「6月末ごろには株式の売却を完了し、佐藤会長と、長女で社長を務める今井氏も退任する」と発表した。ところが6月に入ると一転、雲行きが怪しくなり、今井夫婦が「反社会的勢力がかかわっている今回の経営譲渡は白紙撤回」と主張。反社会的勢力とは、朝日建設とその親会社の水谷建設、それに仲介者のS氏を指しているものと思われる。そして曲折を経て6月23日に今井社長が「白紙撤 
回」を発表した。
 白紙撤回が決まったのは、発表6日前の6月17日で、その翌日に齋藤副社長は唐突に解任を言い渡されたのだった。その後に甲谷氏も解任となるが、「2氏は〝経営譲渡推進派〟と今井夫婦が判断して切られた」と見られている。

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市役所がミス 知らない人が配偶者に

 離婚して一人で子どもを育てている女性のもとに突然、市役所から「児童手当の現況届に必要なので配偶者(夫)の所得証明書を提出してほしい」と通知が来た。配偶者として見ず知らずの男性の名前まで書かれており、狐につままれた思いの女性はすぐさま担当部署に電話を入れた。電話に出た担当者はあっさり「間違っていました」と非を認めて謝ったのだが、女性は「なぜ間違ったのか説明が不十分で、その後の対応にも誠意が感じられない」と不快感をあらわにする。

知らない男性の名前
 旭川市内の30代女性Fさんの自宅に7月末、市子育て支援部子育て助成課から一通の封書が送られてきた。何かと思い開けてみると中には「児童手当現況届の添付書類について(お願い)」という文書が入っており、その中身は次のようなものだった。
 「先日は児童手当現況届をご提出いただき、ありがとうございました。ご提出いただいた児童手当現況届を審査いたしておりましたところ、受給資格の確認にあたり、配偶者の所得を確認する必要が生じました。つきましてはお手数をおかけして恐縮ではございますが、次の書類を提出くださいますようお願いいたします」
 〝次の書類〟とあるのは「配偶者○○○○様の平成28年度所得証明書」のことで、そこに書かれてあった○○○○は、Fさんと同じ姓ではあるが、全く心当たりのない人の名前だった。
 「え?私はこの人と結婚していることになっているの!」。結婚経験はあるもののすでに離婚している自分が、いつの間にかどこの誰か分からない人と結婚したことになっている。封書の宛名を確認すると確かに自分の住所と名前になっている。
Fさんは動転する気持ちを抑えながら、送られてきた書類にあった連絡先(子育て支援部子育て助成課 児童手当担当)に電話を入れた。

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旭川大型倒産の半世紀

 本誌創刊50周年企画第2弾は「倒産」。地域社会の縮図とも言える企業倒産は、経営者や従業員、取引先にとどまらず、市民生活の中にも暗い影を落とす。同情すべき倒産も多いが、それを鑑みたとしても「倒産は罪悪」であることに変わりはない。本誌はこれまで企業倒産がもたらす社会的影響の大きさ、悪質さを基準として記事化してきた。それらの中から特に次代に伝えておきたい倒産劇を集め、旭川半世紀を振り返ってみる。

〝日本の松岡〟破綻 過大投資、負債30億

 1970(昭和45)年の30億円は、当時と現在の企業物価指数(企業同士の取引価格)で換算すると、およそ2倍の60億円。これほどの負債額を抱えた倒産は、それ以降の旭川でも数少ない。同年12月14日に会社更生法の適用を申請した松岡木材産業㈱(旭川市近文19丁目、松岡一隆社長、資本金1億5千万円)の倒産は、道内外の取引先、金融機関、そして約360人の社員、その家族らを震撼させた。
 同社は明治40年創業の老舗。初代の松岡源之助は18歳で兵庫県から渡道。自ら斧を片手に山林に入って木を切り出す努力を続け、会社設立後は愛別や比布、新旭川、安足間、上川、足寄、東京目黒などに製材工場を設置。また旭川の近文に広大な敷地を確保し、本社や製材、合板工場を建設するまでに至った。
〝日本の松岡木材〟と称されるまでに名声をあげ、年商34億円にも達していた同社がつまずくきっかけとなったのは、1960(昭和35)年に3億5千万円を投じて建設した最新鋭機導入のハードボード工場。折しも合板の対米輸出が不振を極め、さらにハードボード製品の品質が一定しないなど不評を買い、わずか6年で同工場を閉鎖することになったが、この時の過大な投資負担が後を引いた。
 王子製紙や拓銀の力を借り、経営規模を縮小するなど可能な限りの手を打ったが、会社の合理化案に幹部の足並みがそろわなかったこともあり、また政府の金融引き締め政策で資金難に陥り、債務の弁済が不可能になったことから旭川地裁に会社更生法適用を申請、同日、同地裁から財産保全命令が出され倒産した。
 この更生法適用申請は管財人のなり手がなく、最終的に商工会議所会頭の盛永要氏も拒否したことから更生法の適用がならず、そのまま破たんの道をたどった。
 松岡木材は当時の旭川では最大規模の企業。従業員数も地元資本の中では群を抜いており、近文駅裏手には社員の住宅や社宅、従業員宿舎など約400世帯が立ち並び、独立した感覚のマチを形成していた。結局会社更生はならず、広大な社有地は売り払われ、自動車運転免許センターや道北バス本社などになっている。

専門店会資金を流用 関連企業融手が発覚

%e8%8f%b1%e9%9b%84 1975年以降、昭和50年代の旭川経済界は様々な形の倒産劇が続出した。最近はほとんど聞かなくなった融手(融通手形)という言葉が横行した時代である。禁断の木の実でもある融手は多くの企業を蝕んだ。そんな融手の存在が如実に表面化したのが、1970(昭和45)年8月2日に倒産(任意整理)した旭川菱雄㈱(旭川市宮下通11丁目、里見和也社長)であった。
 同社は1949(昭和24)年の設立。特約契約を結んだ国内大手の三菱鉱業と雄別炭鉱の一字を取って菱雄とし、初めは旭川菱雄石炭販売の社名でスタートした。
 社長の里見氏は剛腕経営が評判の市内屈指の有力経済人として知られ、旭川の6社のほかに上川町、帯広市にも系列企業を抱え、旭川菱雄だけで年商13億円の売り上げを誇っていた。里見社長自身も高額所得番付の常連だった。
 しかし、上川町のガソリンスタンドを約5千万円で買収した時に負債も一緒に引き受けたことが重荷になり、さらに帯広近郊に約3千万円を出資してボウリング場を開設し、2年で閉鎖に至ったことも本体である旭川菱雄の足かせとなった。また、本社隣接地に約5億円で9階建ての大型分譲マンションを建設したが、購入者は戸数の半数に満たず、経営悪化に拍車をかけた。
 こうした状況の中で里見社長は、自らが副理事長で金融担当委員長を務めていた旭川専門店会の資金約1億2千万円を自社の運転資金に流用してしまった。専門店会の金庫番でもあり、いずれ人知れず補てんするつもりでいたが、このことが当時の北海タイムスにすっぱ抜かれ、前代未聞の大騒動となった。

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無印良品はイオン駅前1階へ進出

 9月末閉店まであと半月と迫った西武旭川店。A、B館とも閉店後は全てのテナントが撤退する予定。その中で主力テナントの一つ、無印良品はイオンモール駅前1階、現在フードコートがある一角に移転することが決まった。一方、売り上げが好調だったロフトは、移転先が決まらず旭川撤退を決断した模様。西武旭川店全体の動きに目を移せば、西武が土地建物の約7割を所有するA館は、売却に向けた交渉が順調に進んでいるようだが、B館はようやく地権者が一本化して西武との交渉が始まったばかり。地権者の間で不協和音も聞こえており、予断を許さない状況が続いている。

残り約2週間
%e8%a5%bf%e6%ad%a6 本誌10月号が発行される9月15日の時点では、9月末の西武旭川店閉店まで2週間しか残っていない。市の中心部の顔として41年間にわたって営業を続け、旭川市民や地域経済界にとって大きな存在だったが、閉店が近づくにつれ市民からは閉店を惜しむ声がいたるところで聞かれるようになった。
 閉店後は入居する全てのテナントがいったん撤退し、その後土地・建物の再利用の方法を模索する予定になっている。そんな中、主力テナントの一つ、無印良品が遅くとも年末商戦が始まる12月中旬までにイオンモール旭川駅前店1階、現在はフードコートの客席が広がる一角に移転することが決まった。
 大手小売業者の一人は語る。「無印良品は、すでに旭川市内でイオン旭川西店の1階に入居している。無印は以前ならば西武グループに属していた関係から、イオンなどライバル企業の店舗にテナントとして入居することは考えられなかった。ところが現在は、西武との資本関係もなく全くの別会社。売り上げが好調なことから、西武旭川店の閉店が決まってから中心部での移転先を考えていた。そこへ、イオンの店舗を管理運営するイオンリテールから出店の打診があったようだ」

駅構内からも一目でわかる好立地
 移転先となるイオン駅前1階のフードコートは、面積が1630平方㍍(約500坪)と広大。フードコート内には9店舗の飲食店と銀行ATM、そして750席以上といわれている客席がある。フードコートの周りにも飲食店や食品スーパーがひしめいており、できたての食べ物を客席で食べる人たちで連日にぎわっているようにも見える。

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