旭川北インター直結「物産センター」構想進む

 旭川市東鷹栖にある道央自動車道「旭川北インター」に直結する大規模な物産センターの新設計画が進んでいる。近く旭川商工会議所や商工会、上川管内農協関係などの代表者をメンバーとする開発期成会を結成し、9月中には旭川市が窓口となって国交省、農水省へ申請を行う予定。順調に進めば2年後にはオープンできそうで、地域への多大な経済効果が期待できる。

年間18億円の売り上げ見込む
 計画は数年前から民間有志によって水面下で進められてきたが、昨年2月に国土交通省や北海道開発局から内々の了解を得ることになり、建設コンサルタントや地元有志らが中心となって北インター隣接地開発の可能性について模索してきた。
 これまでに作成された計画書によると、物産センターは旭川北インターの西側に建設され、平屋建ての建築面積は約4000平方㍍(約1200坪)。
 館内の売り場面積はロフト部分を含めて1366平方㍍(413坪)で、フードコート(4〜5店)や土産物店(スイーツや農産物販売9〜10店)、カフェなどが入る。座席数はフードコートが194席で団体用が150席。購入した商品を地方へ発送するための配送センターも設ける計画。
 建物の外には438台収容の普通車駐車場、30台収容の大型バス駐車場、広場やミュージアムも計画されており、敷地総面積は5万9000平方㍍(約1万7880坪)。計画書によるとこの物産センターでは年間18億円の販売が可能と試算され、職員の採用も200人となる予定。
 また、物産センター施設に近い空地を活用してトラックステーションの設置も計画されている。運送用大型トラック駐車場を完備し、宿泊・入浴・食事などができるトラック運転手のための簡易宿泊施設。道央自動車道を走る長距離輸送車のための利便施設となる。

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この続きは月刊北海道経済2017年9月号でお読み下さい。
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