前代未聞 旭川市庁舎110万円盗難事件

 旭川市庁舎の金庫から現金が盗まれるというのは前代未聞。扉を開けるダイヤル番号と、マックス110万円が保管されているタイミングを知っている関係者の犯行と見られる。事件発生から1ヵ月余りが立つが、この窃盗事件捜査は大きな
進展を見せていない。

16年前の旧式金庫
 市によると、犯行に気が付い
たのは休日明け9月11日の午前8時半ごろ。2階の介護高齢課に設置されている金庫の扉が、半開き状態になっているのを出勤してきた職員が見つけ、中を調べたところ保管されているはずの現金がなくなっていたという。すぐに旭川中央署に被害届を提出し、警察官が指紋や足跡などを調べ、窃盗事件として捜査が始まった。
 金庫は福祉保険部の保険制度担当部長席にほど近い書類などが山積している場所に設置されていた。一般市民からは死角になっており、金庫があることは市の職員しか知り得ない状況。大きさはタテ約70㌢、ヨコ約50㌢、奥行約50㌢で、かなりの重量があり一人ではとても持ち上げるのは困難だ。
 金庫は2001年に購入されたもので、扉を開けるには鍵とダイヤル番号を知っていることが条件。番号は購入されて以降、一度も変更されていない。市によると、「16年も前の旧式だけに、変更は難しかった」。これまで延べ34人の職員が管理に係ってきた。つまり、ダイヤル番号を知りうる立場にあったわけだ。

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この続きは月刊北海道経済2017年10月号でお読み下さい。