高額寄付金めぐり門徒反発

 比布町にある真宗大谷派一念山「浄慶寺」(寿町1丁目、中根慶滋住職)で、お寺が計画する納骨堂と庫裡(住居)の改築計画をめぐり、多くの門徒が反発する騒動になっている。お寺側が、2億円を超える建設費の負担を門徒たちに求めているためだが、1戸当たり100万円前後の寄付といえば高齢の年金暮らしの家庭には酷な要求。3月15日に開かれる門徒総会でもすんなり話がまとまるとは考えにくい。落としどころはあるのか。

納骨堂も庫裡も大修理迫られる
 浄慶寺は1896(明治29)年の開創。今年で122年目を迎える由緒あるお寺。住職は初代の中根慶純氏から1979(昭和54)年に2代目の中根慶邦氏に移り、昨年には3代目の中根慶滋氏が就任している。1996(平成8)年には比布町蘭留にあったお寺を統合して大きくなり、その後数は減ってきたが現在の門徒数は約200軒。 納骨堂の新築・庫裡の改築計画は昨年夏頃から動き始めた。これまでに総代会や検討委員会で数回にわたって議論が重ねられてきているが、今年1月26日に開かれた門徒総会では計画案に対する反対意見が続出した。
 計画案を説明する前にまずはお寺側が作った建築趣意書の内容から見てみよう。一部を抜粋すると次のようなことが書かれてある。
 「浄慶寺の納骨堂は昭和43年、庫裡は昭和50年に建築された。昭和40年代初頭から各寺院で納骨堂建築の機運が進み、浄慶寺もその機運に乗って建築の運びとなった。その当時はそれなりの形態で充分だったが50年も経つと損傷が目立ち、古い・狭い・暗い・小さい、しかも階段が狭く、急で危ない。高齢化社会の現在では全くその形態を成しておらず、お参りしたくともできないとお叱りを受けている。
 庫裡も損傷が激しく、大修理に値するかどうか問われる代物である。息子(3代目慶滋住職)家族も帰郷し、同居生活をしているが、居住の部屋が屋根裏の2階で、天井が低く、狭く、圧迫感があり、夏は暑く、冬は寒く、屋根の雨漏り、窓際の隙間風と厳しい環境での生活で、その対応を考慮しなければならない状況でもある。
 42年間、修理、補修を重ねながら今日に至っているが、早急に対応が迫られている。

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この続きは月刊北海道経済2018年4月号でお読み下さい。