東海大旭川校 最後の学園祭に「アンブレラ・スカイ」

 今年度限りで閉鎖される東海大旭川キャンパス(神居町忠和)で6月15、16の両日、最後の学園祭「建学祭」が開かれた。2014年度から札幌キャンパスに移転することから、「ジャーニー(旅)」をテーマに、旭川市総合庁舎、旧旭川駅舎などを再現した模型や、閉鎖後のキャンパスでの立地を想定した家具のショールーム模型の展示など、学生たちの作品を幅広く展示し、来場者に40年以上のキャンパスの歴史を実感してもらうよう工夫した。
圧巻は、中庭を彩ったアートプロジェクト「アンブレラ・スカイ」。7色のビニール傘360本を屋上から吊るしたカラフルな造形で、7年連続で雨に見舞われてきた建学祭が、せめて最後は晴れてほしいとの願いも込めた。共同設計したグループの一人、くらしデザイン学科4年の本橋翼さん(21)は「地上にいる人々を見下ろしている神様目線で、地面と空が逆転しているような空間づくりを試みた」という。
5月に亡くなった五十嵐広三・元旭川市長に関連する展示も行われ、旭川を研究学園都市にしようと同キャンパスを誘致し、買物公園をオープンさせ〝人間中心の都市〟を描いた功績を振り返った。かつて学生が制作した買物公園のリニューアル計画案の模型も注目を集めた。