金さん銀さんユートピア・アットホーム旭川の闇

 役員改選に始まり、創業者山本隆氏の解任─追われた山本氏の逆襲・告発─真の買い手「心優会」の反論─運営会社「㈲ユートピアアットホーム旭川」が抱え込んだ複数の訴訟。2年近くにわたってゴタゴタが続いた「金さん銀さん」が破綻、師走に民事再生法を申請した。

追われた創業者
金銀 「金さん銀さん」の名称で旭川市内にグループハウス15ヵ所を展開するほか、深川市にグループホームと介護付き有料老人ホームを運営する㈲ユートピア・アットホーム旭川(旭川市大町1条9丁目、渡辺光宏社長。以下、アットホーム)が民事再生法の適用を申請し、12月2日に旭川地裁は仮差押え、仮処分その他の保全を命じた。申請代理人は浅野元広弁護士(札幌)、監督委員は富川泰志弁護士(旭川)。負債は約10億円。
旭川市川端のグループハウス「華泉」でスタートし、「金さん銀さん」の名称がつくグループハウスを次々に増やし、業界大手となったアットホームのさまざまな混乱・混迷は、本誌でたびたび報じてきた通り。
混乱の始まりは2011年末ごろに福祉業界を走り回った「創業者の山本隆氏が外食産業・ファイブスターから出資を誘われ、巨額な負債を抱えた。穴埋め資金の必要に迫られ会社の売却先を探している」という不穏な噂。山本氏は否定したが、年が明けた12年2月に役員改選が行われ、森田秀人氏(札幌・㈱ハート・ウィン代表)が代表権を持つ取締役に就任した。山本氏との共同代表となったが、その6ヵ月後に山本氏は解任。事実上、アットホームを追われる。

(続きは月刊北海道経済14年1月号でお読みください)