競売で東京在住女性が落札したセンチュリービル

 旭川地裁の競売にかけられた㈱センチュリー(旭川市2条7丁目)の土地建物を東京在住の女性が落札した。一等地ではあるものの、センチュリーの加藤範之代表(57)にまつわる胡散臭い話が絶えず、市内不動産業者が競売参加に二の足を踏んでいた物件だけに「転売か賃貸か、あるいは別の目的があるのか」と様々、憶測を呼んでいる。

業者は敬遠

センチュリービル02  マルカツの裏、2条本通7丁目375─2に建つのが貸金業センチュリーのビル。敷地は228平方㍍、建物は鉄筋鉄骨造7階建てで延べ面積約1070平方㍍。このビルの土地建物の競売入札告知は4月13日付け北海道新聞紙面に掲載された。入札期間は4月30日から5月9日までで開札は5月13日。売却基準価額は4409万円。

売却基準価額とは競売物件のいわば評価額。以前は最低売却価格が表示されていたが、取引が成立しないケースが増えたことで見直され、売却基準価額に変更された。入札価格がこの売却基準価額を下回っても、2割までの範囲ならば成立する。

競売物件の評価額である売却基準価額はもともと2~3割程度減価されており、その評価額よりさらに2割下回ってよいというのだから、場合によってはかなり減価した格安価格で落札することができる。2条7丁目という一等地とあれば応札者も数多いと思われたが、不動産業者は皆、敬遠した。「立地は確かに良いが、ビルオーナーが様々なウワサの絶えない人物だけに、競売に参加して落札したのはよいが、その後にどんな瑕疵(かし)が出てくるか分からない。そう思って手をあげなかった」とは、掘り出し物の競売物件再生ビジネスに数多く取り組んでいる業者……。

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この続きは月刊北海道経済2014年7月号でお読みください)