MUKU工房、品質の家具をネットで全国に販売

 書籍、衣類、家電製品…。いまや自宅にいながらにしてパソコンやスマホを操作し、「ワンクリック」で買い物するのが当たり前だが、より高価で大型な商品である家具の業界にも時代の波が押し寄せている。旭川や近郊の地域で製造される高品質の家具を、ネットを通じて全国に販売しているのが「MUKU工房」(運営会社=㈱北廊、旭川市宮下通1丁目)だ。

魅力をネットで証明
旭川市民にはあまり知られていない家具の小売店がある。繁盛はしているが、国道から一本奥の路地に面した店の中に客の姿はない。この店の「売場」はインターネット。パソコンやスマートフォンを通じて、年間延べ60万人の客が自社サイトや楽天上のサイトに「来店」する。
取り扱っている家具はテーブル、チェア、ソファ、ベッド、キャビネット、TVボードなどさまざま。店名が示す通り、どの商品も木目や肌触りを生かした「無垢材」を使用している。このほか、文具、カードケース、トレー、文鎮、印鑑ケースなどの木工クラフトの品揃えも豊富だ。
「旭川の家具やクラフトの魅力は、高い技術力に裏打ちされた美しさです。それをネットを通じて全国の消費者に紹介できることにやりがいを感じています」と、北廊の社長を務める永原大介氏(40)は語る。
国内の家具市場はニトリなどの量販店が販売する大量生産品が主流となっているが、MUKU工房の家具は高級感のある少量生産品が中心であり、中には椅子一つで値段が約104万円という品もあるのだが、本州から続々と注文が寄せられる。「旭川の家具はすばらしいということを、ネットでも証明できました」と、永原氏は木工職人の実力を称える。

表紙1502
この続きは月刊北海道経済2015年2月号でお読みください。