保守の足並み乱れて民主、共産で決まった市議会正副議長

 定数2減で激戦となった旭川市議選同様に、議長選挙も熾烈な戦いだった。順当にいけば所属議員数が最も多い「自民党・市民会議」の候補が議長の座を射止めるはずであったが、足並みの乱れから〝最高職〟を逃した。議長に就任したのは第2勢力「民主・市民連合」の塩尻伸司(68)。副議長ポストも公明党が獲れずに共産党に移った。

過半数に達せず
shio4月26日に投開票された市議会議員選挙では、定数が36から34に2減されたほか、前回は38人の立候補者にとどまったのに対し今回は2人増の40人になったため、〝少数激戦の狭き門〟となった。自民党の推薦を受けていた新人候補のほか、維新の党公認候補、そして完全な無所属の候補が相次いで落選。加えて自衛隊の支持に期待していた現職候補も落選したことで、市議会の勢力図に変化が起きた。
そして改選後の5月8日に開かれた全議員が出席する議員協議会では、自民党を中心とする保守系の議員が新人議員を含めて「自民党・市民会議」を結成することになった。所属議員は最大勢力の11人だ。
一方で、西川将人市長を支える「民主・市民連合」は、新人議員を含めても10人にとどまり、所属議員数が1人少ない「第2会派」になることが確定した。つまり、単純に会派の人数だけを比較すれば、議長は最も多くの議員を抱える自民党・市民会議から、そして副議長は2番目に多い民主・市民連合から選出されるのが「順当」とみられた。
ただ、議員定数は34人であり、自民党・市民会議も民主・市民連合も過半数を確保していない。このため、残る議員が、どの会派に投票するかに焦点は移った。二大会派以外の勢力は、「公明党」が5人、「日本共産党」が4人、そして「無所属」が4人だ。

表紙1507この続きは月刊北海道経済2015年7月号でお読みください。