旭川市庁舎建て替え 市議会も「現エリア」に傾く

 老朽化し、耐震性が著しく不足している新庁舎の建て替え場所について、市議会は『現庁舎エリアがふさわしい』とする中間報告をまとめた。市民アンケートでは、買物公園、北彩都での要望も多かったが、議会としては現在地周辺に絞り込んだ。今後は新庁舎の全体的な面積、隣接する市民文化会館との連携などが主な協議事項となる。

民主、公明、共産「現庁舎周辺」
 市議会では7月、議会の改選期を契機に、老朽化し耐震性が不足している市役所総合庁舎の建て替えなどを調査する特別委員会を設置し、論議を継続している。メンバーは西川与党の民主・市民連合が4人に対し、最大野党の自民党・市民会議が5人、公明、共産がそれぞれ2人と無所属2人の15人だ。
 西川市長の〝肝入り〟で年明け1月にも市民に提案される予定の市庁舎整備の基本構想に対し、議会としても市民の多様な意見を踏まえて、一定の方向性を見い出したい考え。市が基本構想を策定する前に、議会としての意見を中間報告としてまとめ、12月15日の市議会本会議で内容を発表することになった。

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この続きは月刊北海道経済2016年01月号でお読みください。
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