東光スポーツ公園中核施設整備計画が再始動

 2002年の旭川市長選の争点となり凍結されていた東光スポーツ公園中核施設(市内初の武道館を備えた複合体育館)整備が再び本格的に動き出した。既存の花咲スポーツ公園の総合体育館は東京オリンピックのレスリング練習場に決まっており、東光で新たな施設整備が進めば、レスリング以外の競技合宿所の誘致も可能性となる。新年度予算編成を控え西川将人市長がどう決断するのかが注目される。

買収疑惑で議会に特別委
 市内のスポーツ施設は、花咲町に集中しているのが現状だ。花咲町は市中心部から近く、全市的に見て最も利用しやすい位置にある。自衛隊の駐屯基地と隣接するため、施設整備には防音対策など国の防衛予算を確保できるという特殊な要素があったため、整備は進んだ。
東光スポーツ 市内唯一の総合体育館やプロ野球公式戦も開催できるスタルヒン球場建設などは、標準的な国の補助金のほか防衛関連の別の補助金などを使えることもあり、市の負担が少なくて済んだ。
 いまでは陸上競技場やサッカーの球技場など多種多様な競技が行える場所として市民に親しまれ、市内では唯一の総合スポーツ公園となっている。
 しかし、スポーツ人口が増加し、また市街化区域が拡大を続けた結果、新たなスポーツ公園の建設を求める声が強まった。
 これを受け、市では1996年に、新たな運動公園基本構想を策定した。場所は東光21条から27条にかけての7~9丁目の約43・8㌶で、市は数年をかけ市費40億円ほどを投入し農業を行っていた地権者から用地を購入した。
 つまり、この時点で新たなスポーツ公園の建設計画がスタートしたのだが、この計画は順調には進まなかった。当時の社会党系議員が支援者の用地買収に関わっていたのではとの疑惑が浮上し、総事業費が250億円にも及ぶ大規模事業だったため、特別委員会が設置された。そうしたこともあって議会のチェックが厳しくなった。

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この続きは月刊北海道経済2016年02月号でお読みください。