西武は閉店候補 ヨーカ堂は業態見直し?

 百貨店や総合スーパー(GMS)の不振が続いている。追い討ちをかけるように昨年の秋以降、暖冬の影響で冬物衣料の動きが悪い。このような状況を受けて、旭川市内ではセブン&アイグループの西武旭川店が閉店候補に上がると同時に、イトーヨーカ堂旭川店が業態を見直す方向で検討が進められている模様。同じく大手のイオンも、GMSの春光と永山が苦戦を強いられ、店舗の見直しが急務になっている。

苦戦の百貨店とGMS
セブン&アイ→01 昨年の秋から暖冬の影響で冬物衣料の動きが悪く、全国の百貨店や総合スーパー(GMS)の業績に大きな影響を与えている。その一方で、一部の百貨店やドラッグストアは、訪日観光客、中でも中国人の爆買いに助けられ、わずかながら売り上げを伸ばしているところもある。
 このような状況の中、国内小売業の両巨頭、セブン&アイホールディングス(以下セブン&アイ)とイオングループ(以下イオン)でも、閉店もしくは店舗の見直しが検討されている。新聞報道によると、セブン&アイは昨年9月、傘下のイトーヨーカ堂のうち2割に当たる40店舗を2020年2月期までに閉鎖する方針。同じく傘下のそごう・西武でも、閉店の対象となる店舗がいくつかあるとされる。
 イオンは、傘下のイオンリテールが運営する350店舗を今後5年ですべて改装する。イオンはイオンリテール以外にも買収したダイエーや道内、九州、沖縄の地域企業が運営するGMSもあり、苦戦が続いている。
 両グループの店舗を旭川市に当てはめてみると、セブン&アイが西武旭川店とイトーヨーカ堂旭川店。イオンがイオンモール旭川西店と同旭川駅前店に、GMSのイオン永山店と同春光店。これらの中で業績不振が続いていると見られているは、西武とイトーヨーカ堂、イオン永山と春光。いずれも閉店の噂が絶えない店舗だが、中でも西武の閉店の可能性が最も高いと見られている。

売上動向次第
 実は昨年12月下旬に開かれたそごう・西武の役員会で、全国にある店舗の中で数店が閉店候補に挙がった。その一つに旭川店の名前が挙げられたという。閉店を決断する条件となるのが、新年度に入る3月から決算期の来年2月末までの1年間の売り上げ動向だ。

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この続きは月刊北海道経済2016年03月号でお読みください。