無印良品はイオン駅前1階へ進出

 9月末閉店まであと半月と迫った西武旭川店。A、B館とも閉店後は全てのテナントが撤退する予定。その中で主力テナントの一つ、無印良品はイオンモール駅前1階、現在フードコートがある一角に移転することが決まった。一方、売り上げが好調だったロフトは、移転先が決まらず旭川撤退を決断した模様。西武旭川店全体の動きに目を移せば、西武が土地建物の約7割を所有するA館は、売却に向けた交渉が順調に進んでいるようだが、B館はようやく地権者が一本化して西武との交渉が始まったばかり。地権者の間で不協和音も聞こえており、予断を許さない状況が続いている。

残り約2週間
%e8%a5%bf%e6%ad%a6 本誌10月号が発行される9月15日の時点では、9月末の西武旭川店閉店まで2週間しか残っていない。市の中心部の顔として41年間にわたって営業を続け、旭川市民や地域経済界にとって大きな存在だったが、閉店が近づくにつれ市民からは閉店を惜しむ声がいたるところで聞かれるようになった。
 閉店後は入居する全てのテナントがいったん撤退し、その後土地・建物の再利用の方法を模索する予定になっている。そんな中、主力テナントの一つ、無印良品が遅くとも年末商戦が始まる12月中旬までにイオンモール旭川駅前店1階、現在はフードコートの客席が広がる一角に移転することが決まった。
 大手小売業者の一人は語る。「無印良品は、すでに旭川市内でイオン旭川西店の1階に入居している。無印は以前ならば西武グループに属していた関係から、イオンなどライバル企業の店舗にテナントとして入居することは考えられなかった。ところが現在は、西武との資本関係もなく全くの別会社。売り上げが好調なことから、西武旭川店の閉店が決まってから中心部での移転先を考えていた。そこへ、イオンの店舗を管理運営するイオンリテールから出店の打診があったようだ」

駅構内からも一目でわかる好立地
 移転先となるイオン駅前1階のフードコートは、面積が1630平方㍍(約500坪)と広大。フードコート内には9店舗の飲食店と銀行ATM、そして750席以上といわれている客席がある。フードコートの周りにも飲食店や食品スーパーがひしめいており、できたての食べ物を客席で食べる人たちで連日にぎわっているようにも見える。

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この続きは月刊北海道経済2016年10月号でお読みください。