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マニアが開設目指す「旭川自然史博物館」
旭川市神楽岡。プラタナス並木に面した1軒の民家に「旭川自然史博物館」の文字が掲げられている。「館長」は星野彰さん(68)。「3年以上の時間をかけて準備を整え、ここで昆虫標本などの展示を行いたい」と語る。博物館構想の実現は小学生のころから興じてきた昆虫採集の集大成とも言える一大事業だ。 私財投じる 「旭川自然史博物館」はまだ一般開放されていないが、記者が取材に訪れた日、テーブルの上には虫ピンで固定された昆虫をきれいに並べたケースがずらりと展示されていた。甲虫、チョウ、ガ…。海外産の昆虫は日本のそれとは違う独特の色や模様が特徴的だ。キングサイズのガはヨナグニサン。その名の通り「与那国島産」だ。中南米産のカブトムシは国内のものより一回り... -
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旭川市再任用職員がセクハラ 「大甘採用」で緩んだ組織
6月6日、旭川市保健所が運営している旭川市動物愛護センター「あにまある」で起きた男性再任用職員による女性臨時職員へのセクハラ行為が波紋を呼んでいる。被害者がすぐさま上司に訴え、男性職員は非を認め同日付で依願退職したが、正職員時代から「働かない職員」との厳しい評価を受けていたにも関わらず定年退職後に再任用されており、採用基準の甘さが浮き彫りになった。ほかにも再任用職員が事故を起こしたり、配属先の部署になじめず中途退職するなど多くの問題が発生。市は再任用制度そのものを厳しく再検討する必要があるのではないか…。 かねてから問題の職員 6月6日、旭川市動物愛護センター「あにまある」でセクハラ行為が行われた。具体的には60代の男性再任用職員... -
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子会社トップ辞任に波及 旭川電気軌道経営陣の〝背任疑惑〟
旭川電気軌道㈱の株主総会は紛糾。実質的な子会社、光陽商事の株主総会では、直前に電気軌道の会計士でもある社長の小関健三氏が辞任する異例の展開。極秘資料も飛び出し、電気軌道経営陣の背任疑惑は深まるばかりだ。 豊島氏を模倣 旭川電気軌道㈱(以下、電気軌道)の株主24人が、元会長豊島弘通氏(故人)の財産を相続した遺族4人に対し、2億6000万円余りの賠償を求める株主代表訴訟を起こした経緯は本誌先月号既報の通り。6月6日に旭川地裁で第1回口頭弁論、同じ日に代理人(伊東秀子弁護士)の記者会見が行われた。 記者会見の最後に代理人は「現経営陣は豊島氏を模倣し、背任行為を繰り返そうとしている」と、現経営陣の疑惑追及にも言及。2週間後に迫っていた株... -
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愛別町立診療所存続に赤信号
愛別町の町立診療所の存続に赤信号が点灯している。35年間、一人で町内の医療を支えてきた椎名弘忠院長が今年度限りで辞職する意思を伝えているのに、町長をはじめとする役場幹部は何ら対応策を示さずにいるからだ。医師がいなければ診療所は成り立たない。椎名氏は社会福祉法人の理事長も務めており、このまま進めば、愛別町は医療も福祉も危うくなっていく。 支援少なく院長疲れる 愛別町立愛別診療所(同町字本町129番地、椎名弘忠院長、病床19)の先行きに暗雲が漂うのは、椎名氏と診療所を設置・管理している町との関係が不穏になっているからだ。長年、一人で診療所を支えてきた椎名氏だが、74歳という高齢に加え、体調面も万全でなくなってきた状況の中で、難しい診療所... -
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旭川メモリアルCC 東京の企業に業務委託
旭川の老舗ゴルフ場、旭川メモリアルカントリークラブを運営する㈱旭川メモリアルカントリークラブ(神居町、橘井真理子・棒手雅人共同代表、以下メモリアルCC)は6月1日、㈱ゴルフレボリューション(東京、通称ゴルレボ)へ、ゴルフ場のコース管理などの業務を委託した。高砂酒造㈱が所有し2002年12月に破たんしたメモリアルCCは、その後旭実グループなど市内企業5社へ譲渡されたものの、年々業績は悪化していた。今後は、ゴルレボへの売却を視野に協議し、早ければ今シーズン中にもオーナーチェンジする。 「地元企業で救済」不能に 1992年9月に開業したメモリアルCCは、市内大手の酒造業、高砂酒造が所有する山林を開発して建設された。ちょうどバブルがはじけた時期に開業したため... -
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管内戸建て住宅2.6%増
2016年度(16年4月~17年3月)の上川管内ハウスメーカー実績は、戸建て住宅が前年比2.6%、共同住宅で同2.2%の増加となった。低金利や金融機関の貸し出し条件が緩和されたことが追い風になったようだ。今年度も引き続き増加が見込まれているが、19年4月に実施される予定の消費税増税をにらみ、ハウスメーカー各社は新築以外にリフォームやリノベーションといった改装に重点を置く動きも見せている。 石山工務店が8年連続のトップ ハウスメーカー別で見ると、トップは8年連続で石山工務店。前年の81棟からさらに3棟を上積みして84棟となった。2位以下は、ミサワホーム北海道59棟(前年同)、北海道セキスイハイム49棟(同10棟増)、家計画41棟(同8棟減)、一条工務店40棟(同11棟増)と続く。 上位... -
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検討続く近文のコミュニティー施設
20年以上も空き地になっている旭川市近文町25丁目の旧国立療養所道北病院近文荘跡に、市が地域のコミュニティー施設を建設する計画が持ち上がったのは3年ほど前。当初計画では今年度中にも供用を開始できるはずだったが、現在はまだ「施設の規模や機能を検討中」(市民生活部地域まちづくり課)という状況で、オープン予定も定まっていない。地域住民は早い時期の利用を期待しながらも「時間はかかっても、魅力ある施設にしてほしい」としている。 変遷たどった空き地 近文地域コミュニティー施設の建設が予定されている旧国立療養所跡地は約2万7300平方㍍(約8280坪)の空き地で、スタルヒン球場の敷地面積約2万5000平方㍍よりも広い。 この土地は、そもそもは1... -
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文化会館契約延長は妥当か?
改修・建て替えの構想が浮上したために1年の空白期間が設けられていた旭川市民文化会館の舞台装置操作業務。改修も建て替えもしないことになったため、過去2年間同業務を請け負った業者との間で急きょ契約を変更したが、同業他社からは「十分に情報が公開されていない」と反発する声が上がっている。 欠かせない「裏方」 ライブ、演劇、講演会…。固定型の客席とステージを備えた施設としては道北で最大規模を誇る旭川市民文化会館。6月の大ホールのスケジュール表には「ゴスペラーズ」「北島ファミリー」「三山ひろし」「内山玲子バレエスタジオ」「旭川青年大学」などの名前が並び、この会場がこの地域の文化にとり欠かせない舞台であることがわかる。 このような会場を運営... -
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道内初! 当麻町に小水力発電
太陽光や風力、地熱など自然の力を利用した再生可能エネルギー政策の一環として注目を集める「小水力発電」。今年6月、道内で初めてとなる小水力発電所が当麻町(最大出力139㌔㍗)で発電を開始する。これにより、当麻町と旭川市永山地区にまたがる約600戸の農家がその恩恵を受ける。老朽化した農業用水路を整備するだけでなく、小水力発電に適した条件がそろえば今後、道内の他の地域にも小水力発電が広がる可能性もある。なお、来年度には南富良野町でも同様の施設(同166㌔㍗)が発電を開始する予定だ。 水路が老朽化 改修が必要に 国土交通省が進める小水力発電は、農村地帯に張り巡らされている農業用水路を利用する。農業用水路は、農産物を生産する基盤としてだけ... -
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旭川市医師会会長選、山下氏3票差で4選
旭川市医師会は4月22日、任期満了を迎えた役員選挙を実施したが、会長は4期8年ぶりの選挙戦となり、4期目を目指した山下裕久氏(72)=山下内科循環器科クリニック院長=が、初挑戦の林宏一氏(70)=東旭川宏生会林医院院長=にわずか3票というきわどい差をつけ当選した。副会長3名、理事15名、監事2名、裁定委員7名の選挙はいずれも無投票で決まった。 山下氏、林氏ともに「自薦」で立候補 山下氏にとっては初めての選挙戦だった。元会長で5期10年務めた増田一雄氏(故人)の事実上の後継者として2011年に立起、対抗馬が現れなかったため無投票で初当選し、その後2回の選挙も戦わずして当選を重ねた。 今回も任期満了の時期を迎えながら、誰も戦いを挑んでくる気...