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どうなる西武「閉店後」
9月30日のセレモニーで、1000人を超える観衆が別れを惜しんだ旭川西武。今後の建物と土地の利用に注目が集まる。A館(1条側)は西武の主導で来年10月完了を目指し年内にも解体作業に入る可能性が濃厚。一方、B館(宮下側)は当初の予定通り、来年1月末までに西武が建物の原状復帰を行い、地権者へ返還する。保証金を西武に返還できない地権者については、土地の権利を西武に譲渡することで解決を図る方向で交渉が進んでいる模様だ。 熱気に包まれた閉店セレモニー 9月30日午後7時30分に閉店した西武旭川店。午後7時を回り、閉店まであとわずかになっても店内はバーゲン品を目当てにした買物客で賑わっていた。41年の歴史に幕を閉じる瞬間を見るため、閉店後に行われた... -
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道政・国政への登竜門、当落めぐる人間模様 旭川市議選の半世紀
本誌創刊50周年の特別企画第3弾は「旭川市議選の半世紀」をお届けする。日本が戦後の混乱期から抜け出し、高度成長期が一服状態に入ってきた昭和40年代。ゆとりのある人たちの名誉職だった市議会議員は、次第に政界を目指す人たちの第一関門となってきた。この50年間には、市議会からスタートし道議会、国会へと進んだ人もいる。毀誉褒貶、毎回様々な話題を提供してくれた旭川市議選の50年を振り返ってみる。(文中敬称略) 4年間続いた「五十嵐効果」 この選挙の4年前には社会党の五十嵐広三が市長に当選しており、革新市政になって初めての市議選だった。市長当選後に五十嵐は、自民党議員が社会党議員の2倍を占めていた市議会を指して「敵陣に落下傘で飛び降りていくような... -
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改修から一転して建て替え 新市民文化会館の〝不可解〟
新市庁舎建設に組み入れる格好で大改修から一転、建て替え計画が浮上した旭川市民文化会館。巨額な事業費などを巡って市議会の論戦の的となっているが…… 基本設計で凍結 大ホール、小ホールなど合わせて年間16万人以上の利用がある市民文化会館は、開館後40年以上が経過したため、屋上防水や外壁の劣化による雨漏りや配管設備の漏水などが発生。空調施設なども老朽化していた。また、ホールの座席のほか、壁や床などの内装材など建物全体の劣化が著しいのが実態。さらに車椅子への対応やエレベーターの設置など、現行のバリアフリー基準に不適合であるなど、利用者ニーズに応え切れていない部分が多々ある。このため、旭川市では2年前、2403万円の予算を付けて調査し「大規模... -
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重機を仮差押えされたしずお建設運輸
朝日建設㈱(苫小牧市)への経営譲渡推進派とされ解任された斎藤忠春副社長が「不当解任であり、未払い報酬等を支払え」と、しずお建設運輸㈱(今井優子社長)を訴え、旭川地裁は8月24日、工事現場で稼働中のしずおの建設機械30台余りの仮差押えを行った。経営譲渡発表をわずか1ヵ月後に白紙撤回し役員社員の離職が続くしずお建設の混迷はさらに深まっている。(記事は9月6日現在) 次々と運び込まれた重機 公示書 債権者 齋藤忠春 債務者 しずお建設運輸 本物件は、旭川地裁動産仮差押命令申立て事件の判決に基づき、本日執行官が仮差押えし保管したものであるから、何人もこれを処分してはならない。 平成28年8月24日 旭川地裁名寄支部執行官 道内を縦断しながら猛... -
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市役所がミス 知らない人が配偶者に
離婚して一人で子どもを育てている女性のもとに突然、市役所から「児童手当の現況届に必要なので配偶者(夫)の所得証明書を提出してほしい」と通知が来た。配偶者として見ず知らずの男性の名前まで書かれており、狐につままれた思いの女性はすぐさま担当部署に電話を入れた。電話に出た担当者はあっさり「間違っていました」と非を認めて謝ったのだが、女性は「なぜ間違ったのか説明が不十分で、その後の対応にも誠意が感じられない」と不快感をあらわにする。 知らない男性の名前 旭川市内の30代女性Fさんの自宅に7月末、市子育て支援部子育て助成課から一通の封書が送られてきた。何かと思い開けてみると中には「児童手当現況届の添付書類について(お願い)」という文書が入... -
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旭川大型倒産の半世紀
本誌創刊50周年企画第2弾は「倒産」。地域社会の縮図とも言える企業倒産は、経営者や従業員、取引先にとどまらず、市民生活の中にも暗い影を落とす。同情すべき倒産も多いが、それを鑑みたとしても「倒産は罪悪」であることに変わりはない。本誌はこれまで企業倒産がもたらす社会的影響の大きさ、悪質さを基準として記事化してきた。それらの中から特に次代に伝えておきたい倒産劇を集め、旭川半世紀を振り返ってみる。 〝日本の松岡〟破綻 過大投資、負債30億 1970(昭和45)年の30億円は、当時と現在の企業物価指数(企業同士の取引価格)で換算すると、およそ2倍の60億円。これほどの負債額を抱えた倒産は、それ以降の旭川でも数少ない。同年12月14日に会社更生法の適用... -
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無印良品はイオン駅前1階へ進出
9月末閉店まであと半月と迫った西武旭川店。A、B館とも閉店後は全てのテナントが撤退する予定。その中で主力テナントの一つ、無印良品はイオンモール駅前1階、現在フードコートがある一角に移転することが決まった。一方、売り上げが好調だったロフトは、移転先が決まらず旭川撤退を決断した模様。西武旭川店全体の動きに目を移せば、西武が土地建物の約7割を所有するA館は、売却に向けた交渉が順調に進んでいるようだが、B館はようやく地権者が一本化して西武との交渉が始まったばかり。地権者の間で不協和音も聞こえており、予断を許さない状況が続いている。 残り約2週間 本誌10月号が発行される9月15日の時点では、9月末の西武旭川店閉店まで2週間しか残っていない... -
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旭川駅北口 道外大手企業系ホテルに決定
JR旭川駅前のホテル事情が大きく様変わりする。ドラッグストア大手のツルハが実質的な所有者である駅北口の市有地に建設されるビルのキーテナントに、道外大手企業の一事業部門が運営するホテルが進出することが決まった。年内にも工事着工し、2年後の2018年秋の開業を目指す。一方、駅前の藤田観光ワシントンホテルは、10月末で切れる賃貸契約を更新せず撤退する可能性が高い。後継には、アパグループの全国大手ホテルチェーン、アパホテルが有力視されている。 中心部の一等地、注目の的 JR旭川駅北口の市有地4172平方㍍の売却先が決定したのは、2015年3月。旭川市が14年10月に公募提案型入札を行い、同年12月に締め切られた。応札したのは、市内の建設業者、㈱... -
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難航する公立大設置、4つの課題
旭川市の公立大設置計画が難航している。「大学の新設よりも旭川大の市立化がベター」として、その可能性を探る有識者検討委員会が7月にも発足するはずだったが、高校や専門学校の分離、厳しい市の財政状況など課題山積で立ち往生している。 高校等を分離 西川将人市長は新年度予算で約90万円の調査費を計上し、市長公約である公立大の設置に向けた動きを本格化させた。ただし、旭川市立の公立大を新たに設置するのではなく、既存の私立の旭川大(山内亮史学長)と調整を図りながら具体的な内容を詰めるというのが基本方針だ。 しかし、旭川大といっても系列には、短期大学部のほか、旭川大学高校、旭川大学情報ビジネス専門学校のほか、付属幼稚園がある。つまり、旭川大を公立... -
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愛生会病院が森山病院へ事業譲渡
森山病院、森山メモリアル病院などを経営する医療法人社団元生会(森山領理事長)が、札幌に本部を置く交雄会グループの医療法人交雄会メディカル愛生会病院(旭川市東旭川町共栄、三井慎也理事長)の事業を9月1日から引き継ぐことになった。病院名も「愛生病院」と変わる。旭川市内で病院同士の事業譲渡は初めて。国が進める医療制度改革の荒波の中、旭川でも病院再編の兆しが現れてきた。 キーワードは地域医療構想 旭川市内における病院と病院による事業譲渡という形のM&A(企業の合併や買収)は初めてのケース。 国の医療・介護制度改革が進むにつれ、将来の経営を見据えた病院同士のM&Aは全国的に増えてきており、札幌でもすでにいくつかの事例がある。旭川でも豊岡...