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着服問題で揺れる留萌商工会議所、専務理事が割腹自殺
今年3月に発覚した元女性職員(42)の着服事件に一定のけじめをつけようとしていた留萌商工会議所(對馬健一会頭)が、問題の核心を知る人物とされていた梁川信専務理事(64)のよもやの自殺によって、闇の中に逆戻りしてしまった。梁川氏の葬儀で葬儀委員長を務めた對馬会頭や二人の副会頭の進退問題を含め、同会議所は落とし所を求め、さらに混迷の度を深めていきそうだ。 車中で凄絶な最期2通あった?遺書 8月25日、留萌市内は朝から衝撃的な話題で大騒ぎとなった。今年春から、長年経理を担当していた女性職員による多額の使い込み事件で対応に苦慮していた商工会議所の梁川専務理事が、自宅車庫の車の中で自殺を図ったというものだった。 梁川氏は、着服事件で懲戒解雇になっ... -
旭川市長選直前の異例・巨額補正予算
西川将人市長2期目最後の補正予算は、昨年の2倍を上回る15億円強の積極予算となった。市長選を1ヵ月半後に控え、生活道路の整備に8億円の事業費を計上したほか、除排雪体制も強化する。また、来年2月の旭川開催が内定しているFIS公認のスノーボードワールドカップにも3000万円を盛り込んだ。 早目の除排雪対策 9月16日に開会する第3回定例市議会は、昨年度の決算の認定が最大の争点となる。西川市政が昨年行った事業が適切に行われたのか、そしてそれがまちづくりにどう生かされたのかが焦点だ。西川市政に否定的な自民党系の議員がどう決算を判断し、追及するのか注目される。一方で、2期目最後となる補正予算をどのような方針で、どの程度組むのかにも関心が集まって... -
激突!旭川市長選 民主西川VS自民東
任期満了に伴う旭川市長選(11月2日告示、9日投開票)は、3選を目指す現職の西川将人氏(45)と、旭川市選出の道議で新人の東国幹氏(46)が出馬を表明。西川氏は民主党が、東氏は自民党・新党大地がそれぞれ推薦し、道内市長選としては2年ぶりの両党激突となる。いまだ動向がはっきりしない安住太伸氏、共産党、さらには方針を明確にしていない公明党・創価学会の出方にも注目が集まる。(文中敬称略) 保守の結束アピール 西川に2連敗中の自民党旭川支部では、候補選びに難航していたが、西川の出馬表明(8月8日)に急かされた形で土壇場で東に出馬を要請。8月5日の時点では「ありえない話」と全面的に否定していた東だったが、一転して出馬を決め、これで2人の頭文字... -
中富良野の「一時停止」交差点は警察官のドル箱
中富良野町の「ファーム富田」近くを走る、通称〝基線道路〟と呼ばれる町道での交通取締まりが、町民らからひんしゅくを買っている。夏の観光シーズンには〝一時停止違反〟の車がひっきりなしに青切符を切られ、ラベンダーの思い出もかき消され、苦々しい記憶だけが残ってしまう。交通違反に厳しい対応が必要なことはよく分かるが、取締まり側には、違反を誘発しないための対策があってもいいのではないか。 サイレン鳴らし獲物追う 中富良野町のJR富良野線を挟んで国道237号とほぼ並行して走る町道は基線道路と称され、特に夏期はファーム富田やスキー場を利用した花畑などの観光施設を目当てに多数の車が往来する。 実はこの基線道路にはずいぶん前から地元民の間で、「ドライ... -
中古車販売JU旭川で巨額横領
旭川で起きた業務上横領ではおそらく被害額が最高となるだろう。中古車販売店全国ネットJU傘下の「JU旭川」の真下仁志専務理事(50)は1億8000万円もの大金を使い込み、8月7日刑事告発された。本人は「すべて競馬に使った」と話している。(記事は8月7日現在) 「決済できない」 中古車販売店のネットワークがJU(日本中古自動車販売協会連合会)。北海道、東北、関東甲信越、中部、近畿、中四国、九州と各ブロックごとにグループを形成、会員事業所数は総計9700社を超える。 北海道ブロック「JU北海道」はさらに7支部に分かれており、JU旭川は7支部のうちの一つだ。 旭川地方中古自動車販売協会(武石正志会長、以下協会)と旭川地方中古自動車販売事業協同... -
2014旭川市長選 自民党土壇場で東国幹に出馬要請
旭川市の西川将人市長が8月8日、任期満了に伴う市長選に3選を目指して出馬する方針を表明。これに急かされた形で、自民党旭川支部は候補擁立に向けた人選作業を再開。支部長を務める東国幹道議に土壇場で出馬を要請して最終調整をはかりたい考えだ。仮に東氏が出馬を受諾し、西川市長との一騎打ちとなれば、〝東西対決〟となるが…。(記事は8月8日現在) 前回より早めの出馬宣言 西川市長は7月29日夜、ロワジールホテル旭川で開かれた後援会主催のビールパーティーでこの秋の旭川市長選(11月2日告示、9日投開票)に前向きな姿勢を示し、8月8日には出馬を表明した。前回、2010年市長選では9月上旬に出馬表明し、支援者から「時期が遅い」との指摘もあり、今回は早めの... -
森山領が出馬要請を断った3つの理由
今年11月に行われる旭川市長選に向けた自民党旭川支部(東国幹支部長)の候補擁立作業が難航している。当初、6月中には候補者の絞り込みに入る予定だったが、人選作業の頼みの綱でもある今津寛衆議も加藤礼一道議会議長も、それぞれ〝意中の人物〟からは「お断り」の回答を受け、さらに選考委員会の次回開催の見通しも立たない状態。選挙に向け体制を固めるどころか、機能停止状態だ。支部内からは幹部の責任を問う声まで噴出している。(敬称略、記事は7月7日現在) 条件が良すぎた 自民党旭川支部は、今年2月に発足した「候補者選考委員会」(森本茂廣委員長)を中心に候補者選びをスタート。選考委内の議論と並行しながら、水面下では今津と加藤、東の選考委顧問3人が、出馬... -
「暮らしの便利帳」旭川市からの協力要請に地元企業から疑問の声
2年前に発刊された「旭川市暮らしの便利帳」。旭川市の概要、公共機関の連絡先、行政手続の概略などの情報が網羅され、転入者だけでなく、市民からもわかりやすいと評判だ。今年9月には2014年版の発行が予定されているが、この再版に関する告知が地元企業から見ればわかりにくかったこと、編集・印刷・広告集めを全面的に委託されている㈱サイネックス(大阪市)を、旭川市が支援しているかのような内容を含む文章が配布されたことが、波紋を広げている。 財政難の中で渡りに船 「旭川市暮らしの便利帳」(以下、便利帳)は、2年前の2012年8月に発刊され、市内の全戸へ17万7千部が配布され、転入者分として約2万1千部、合計19万1千部が発行された。この便利帳は、A... -
駅南広場のみすぼらしいベンチが1脚60万円!
2年前、JR旭川駅南口に設置された4脚のベンチがある。道産カラマツの間伐材とはいえ、無垢で値が張る材料を使ったため、1脚60万円もする代物だ。旭川市が財政難といわれる中、「1年の半分近くが雪で覆われる場所柄、そんな高級なベンチが必要なのか」と市の内部からも疑問の声が上がる。駅前広場にも今年中に、10脚程度のベンチが設置される予定になっている。南口と合わせて15脚程度、1千万円の税金が無駄な投資に使われる。 15脚余りで1千万円 2年前、JR旭川駅南口「駅南広場」に設置された4脚のベンチ。2脚は背もたれがついたもので、残りの2脚は、駅西コンコースを出たタイル敷きの場所にある長さ3㍍ほどの背もたれがないベンチ。 写真で見るとわかるように、表... -
市営に隣接し道営住宅も建設決定、宮下13~16に子育て支援ゾーン
市中心部の活性化と小学校入学前の児童などを抱える世帯を対象にした「子育て支援」の道営住宅が駅周辺開発事業「北彩都」地区に建設されることになった。すでに同地区では子育て支援の市営住宅が建設中で、昨年の初めての応募では競争率17倍という超人気となった。市営と道営が林立することになる宮下13~16丁目エリアは旭川初の「子育て支援ゾーン」として注目を集めることになる。 郊外道営住宅をまちなかへ移転 道営住宅を地域の実情に応じて再編する整備は、昨年11月に道の住宅対策審議会からの意見聴取により検討が始まった。最初に事業が確定したのは、来年度に新幹線が開業する予定の北斗市と、3年後に高速インターチェンジが開通する予定の余市町。子育て世帯向け住宅と子...