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旭川市が理系大就職説明会に参加
旭川市は深刻な技術系職員の不足に陥っており、中でも土木職員の不足が著しい。公共事業の増加で求人が増加し、民間の建設業者の間で激しさを増す人材の奪い合いが自治体にも飛び火したかたちだ。人材確保を目的に、旭川市は今年度から道内の理科系大学の就職説明会に参加している。道内の自治体では、札幌市や北広島市など道央圏の自治体にもこうした動きが広がっている。旭川市の対策がどこまで効果を上げるのかが注目されている。 いびつな年齢構成 旭川市の職員分布図によると、市の技術系職員(建築、土木、電気、機械、化学、保育士など)は2015年4月1日現在、フルタイムの再任用を含めて390人が在籍している(派遣受入職員と教育長を除く)。2900人あまりが在籍... -
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ホームレス予備軍増加の不安
日中は図書館や道の駅などで仮眠し、夜は凍えないように街中を歩き続ける─そんな困窮した生活を送るホームレスの姿を旭川市内で見かけることがなくなった。市の実態調査では2013年から3年連続で、その数は「ゼロ」を更新中だが、その一方で、いつ路上生活に陥ってもおかしくない「ホームレス予備軍」が市内には数多く存在するという課題が浮かび上がっている。 市内15か所を調査 住む場所を失い、駅や公園、橋の下などで生活するホームレス。旭川市内では、中央図書館や旭川駅舎などでホームレスと思われる人たちが仮眠をとる姿が数年前まではよく見られたが、最近はそうした姿を見かけることがなくなった。 厚生労働省では2002年から各自治体の協力のもとで「ホームレスの実... -
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2015年8月号の主な記事
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アシスト建築企画ドタバタ破綻劇
「支払うべき資金調達のめどがたたないので4月末で事務所を閉鎖する」と、通知書一枚で廃業宣言した㈱アシスト建築企画(旭川市豊岡4条2丁目、遠藤修司社長)。騒然となった取引先に司法書士から裁判外の和解通知書が届いたが、わずか1ヵ月でその司法書士が辞任し結局、弁護士による破産申し立てに入った。13年前に大ヒンシュクをかった倒産の前歴が遠藤社長にあり、今回のアシスト破綻との共通点も多く、債権者からは「本当に資金が行き詰まっての破綻なのか?」との声も。 届いた〝廃業宣言〟 アシスト建築企画(以下、アシスト)は、2003年2月に創業した建築業者。木造マンションやヤクルトの地区センター新築のほか、個人住宅やグループハウスなどの工事を手掛け、ピ... -
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旭川市、全国で初めて未届け有料老人ホームを公開
本誌はこれまで2度にわたって「未届け」が「届け出」を上回る旭川市内の有料老人ホームの実態を取り上げてきた。行政も決して手をこまねいていたわけではないが、特効薬的な策もなく未届け施設の改善は困難を極めていた。一方、法律は未届け施設に甘く、未届けである方が介護保険制度の網から漏れ、施設経営に有利に働くという矛盾があった。しかし「真面目な施設が損をする制度はダメ」と旭川市は全国の自治体に先駆けて改善策をスタートさせた。 3億円の支払いから解放された旭川市 本誌昨年12月号で「未届け有料老人ホームには介護保険制度の〝住所地特例〟が適用されず旭川市の負担が年間3億円(推定)も増えている」と未届け施設の弊害と介護保険制度の矛盾点を指摘した。 ... -
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道議会のウルトラマン 真下紀子団長奮戦記
4月の統一地方選で日本共産党は4人の道議会議員を誕生させた。そのうちの一人が旭川市選出の真下紀子氏(58)。4期目となる真下氏は、要件を満たし〝会派〟となった共産党道議会議員団の団長となり、3人の共産党新人道議を引っ張る。道議会で女性議員が会派の代表になるのは議会史上初。6年前には「道議会の仕事人ランキング」(NPO法人リンカーンフォーラム北海道発表)で第1位に選ばれ、道議会の質問回数も2期連続第1位の真下氏の仕事ぶりを追ってみた。 衆院選道6区立起後萩原道議の後継者に 真下氏は、3期務めて勇退した共産党の萩原信宏氏の後継者として2003年4月の道議選に初挑戦。定数6に対し7人が立起する無風に近い選挙戦だったが、自民、民主、公明の... -
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保守の足並み乱れて民主、共産で決まった市議会正副議長
定数2減で激戦となった旭川市議選同様に、議長選挙も熾烈な戦いだった。順当にいけば所属議員数が最も多い「自民党・市民会議」の候補が議長の座を射止めるはずであったが、足並みの乱れから〝最高職〟を逃した。議長に就任したのは第2勢力「民主・市民連合」の塩尻伸司(68)。副議長ポストも公明党が獲れずに共産党に移った。 過半数に達せず 4月26日に投開票された市議会議員選挙では、定数が36から34に2減されたほか、前回は38人の立候補者にとどまったのに対し今回は2人増の40人になったため、〝少数激戦の狭き門〟となった。自民党の推薦を受けていた新人候補のほか、維新の党公認候補、そして完全な無所属の候補が相次いで落選。加えて自衛隊の支持に期待していた現職候補... -
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2015年7月号の主な内容
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2015旭川市議選 驚異の得票〝笠木神話〟
笠木薫─選挙前から「強い」という予想はあったが、よもやこれほど強かったとは。2位当選の穴田貴洋を2470票も引き離し、自身最高の7161票を獲得して2期連続トップ当選の偉業を達成した。 笠木は1999年4月の市議選に初挑戦。この時は3114票で40人中30番目の当選だった。旭川鉄道管理局勤務から社会党旭川総支部(後に社民党、民主党)の専従役員として12年間政党の仕事に就き、民主党支部幹事長代行の肩書で満を持しての出馬だったが、期待が大きかった割にはもの足りない結果だった。 国鉄労組や政党の仕事で長年選挙戦を経験していた笠木は、初当選後は次回以降の戦いに向け足元を固める組織作りに力を入れた。現在笠木には自宅のある豊岡、出身地の東旭川の... -
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市議会最大会派の不安な船出
4月26日の旭川市議会選挙実施を受けて、新しい市議会の会派構成が5月8日に決まった。これまで3会派に分かれていた自民党系の保守会派が40年振りに一本化し、所属議員は11人となり最大会派となった。自民党系の議員が市政運営にどう攻勢を強めるのかが注目されるが、「呉越同舟の会派。いつまで続くことやら……」とのクールな見方も周囲に強い。 自民党系、民主党系はどちらも10人 かつては定員が44だった旭川市の市議会議員選挙も、いまでは34と10人も削減され、市議会議員選挙は少数激戦となっている。 今回当選したのは、まず自民党系の新人では林祐作がただ一人。自民党の公認あるいは推薦を得て立候補し当選した現職は7人だった。今回から市議会では自民党系の議員が一本化す...