2016年11月– date –
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主な記事
上川建設業界に想定外の景気対策
今年8月、道内を襲った連続台風(7・11・9号)は上川管内にも甚大な被害をもたらしたが、復旧には北海道上川総合振興局旭川建設管理部から応援要請を受けた旭川建設業協会が緊急対応。協会として初めて災害対策協力本部を設置し、総力戦で臨んだ。しかし、災害発生前から取り組んでいた工事も多く、現場を掛け持ちしなければならないばかりか、建設不況による人材不足も重なり、OBや大工職人まで駆り出して対応に追われている。 「瀬替」で切り替え この連続台風の影響で美瑛町では、河川の氾濫や用水路の決壊で土砂、泥水が農地に流入。来年の作付けができない圃場が多くみられ、そのうえ地盤が緩み、市民生活にも支障をきたした。 道道天人峡美瑛線では、忠別川の増水によ... -
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白紙撤回! 新市民文化会館構想
今年5月に大改修から一転、建て替え計画が浮上した旭川市民文化会館だったが、市民や議会から批判が次々に噴出し、旭川市はあっさりと白紙撤回してしまった。場当たり的な対応に「建て替え構想はいったい何だったのか?」と市民はあ然とするばかり。 にぎわい創出 大ホール、小ホールなど合わせて年間10万人以上の利用のある市民文化会館は、開館後40年以上が経過したため、屋上防水や外壁の劣化による雨漏りや配管設備の漏水などが発生。空調設備なども老朽化していた。また、ホールの座席のほか、壁や床などの内装材など建物全体の劣化が著しいのが実態。さらに車椅子への対応やエレベーターの装置など、現行のバリアフリー基準に不適合であるなど、利用者ニーズに応え切れてい... -
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新谷建設巨額増減資の〝理由〟
北洋銀行が今春、旭川商工会議所の新谷龍一郎会頭が社長を務める新谷建設㈱(旭川市6条通3丁目)に対し、資本金と資本準備金合わせて16億円の巨額出資を行った。その分の増資を新谷建設は5月にそっくり減資。「増減資」は債務超過解消のスキーム(計画を伴う枠組み)となるのが通例で、経済界からは「債務超過の原因は何だったのか」と心配の声があがっている。 3月に増資して5月に減資 今春4月の官報に、新谷建設の「資本金及び準備金の減少公告」が掲載された。文面はこうだ。 当社は、資本金の額を八億円、資本準備金の額を八億円減少し、それぞれ五千万円、0円とすることにいたしました。 なお、期中に増資を行い現在の資本金の額は八億五千万円、資本準備金の額は... -
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2016年12月号の主な内容
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台風被害で少年野球おはよう野球がピンチ
8月後半に相次いで北海道に襲来した台風で、旭川の河川公園は次々と水没した。少年野球の〝メイン会場〟となる「旭西広場」の被害は甚大で、廃止も検討されている。社会人おはよう野球の「旭川大橋左岸広場」もクローズ状態。「来年の大会運営は大丈夫なのか」と、関係者に不安が広がっている。 20の公園が冠水 川の街・旭川には、石狩川,忠別川、美瑛川の河川敷地を利用して42もの公園がある。総面積は約125㌶で、市民のやすらぎの場、交流の場として活用されており、また都市景観の向上にも一役買っている。 その河川敷地公園42のうち20が、8月後半に相次いで北海道を襲った台風の影響で冠水した。 石狩川と牛朱別川の合流地点付近から旭橋─新橋─旭西橋と下る両岸の増... -
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どうなる西武「閉店後」
9月30日のセレモニーで、1000人を超える観衆が別れを惜しんだ旭川西武。今後の建物と土地の利用に注目が集まる。A館(1条側)は西武の主導で来年10月完了を目指し年内にも解体作業に入る可能性が濃厚。一方、B館(宮下側)は当初の予定通り、来年1月末までに西武が建物の原状復帰を行い、地権者へ返還する。保証金を西武に返還できない地権者については、土地の権利を西武に譲渡することで解決を図る方向で交渉が進んでいる模様だ。 熱気に包まれた閉店セレモニー 9月30日午後7時30分に閉店した西武旭川店。午後7時を回り、閉店まであとわずかになっても店内はバーゲン品を目当てにした買物客で賑わっていた。41年の歴史に幕を閉じる瞬間を見るため、閉店後に行われた... -
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道政・国政への登竜門、当落めぐる人間模様 旭川市議選の半世紀
本誌創刊50周年の特別企画第3弾は「旭川市議選の半世紀」をお届けする。日本が戦後の混乱期から抜け出し、高度成長期が一服状態に入ってきた昭和40年代。ゆとりのある人たちの名誉職だった市議会議員は、次第に政界を目指す人たちの第一関門となってきた。この50年間には、市議会からスタートし道議会、国会へと進んだ人もいる。毀誉褒貶、毎回様々な話題を提供してくれた旭川市議選の50年を振り返ってみる。(文中敬称略) 4年間続いた「五十嵐効果」 この選挙の4年前には社会党の五十嵐広三が市長に当選しており、革新市政になって初めての市議選だった。市長当選後に五十嵐は、自民党議員が社会党議員の2倍を占めていた市議会を指して「敵陣に落下傘で飛び降りていくような... -
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改修から一転して建て替え 新市民文化会館の〝不可解〟
新市庁舎建設に組み入れる格好で大改修から一転、建て替え計画が浮上した旭川市民文化会館。巨額な事業費などを巡って市議会の論戦の的となっているが…… 基本設計で凍結 大ホール、小ホールなど合わせて年間16万人以上の利用がある市民文化会館は、開館後40年以上が経過したため、屋上防水や外壁の劣化による雨漏りや配管設備の漏水などが発生。空調施設なども老朽化していた。また、ホールの座席のほか、壁や床などの内装材など建物全体の劣化が著しいのが実態。さらに車椅子への対応やエレベーターの設置など、現行のバリアフリー基準に不適合であるなど、利用者ニーズに応え切れていない部分が多々ある。このため、旭川市では2年前、2403万円の予算を付けて調査し「大規模...
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