2015年9月– date –
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2015年10月号の主な内容
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主な記事
旭川市道路工事で「談合破り?」
昨秋、旭川市が補正予算の〝ばらまき〟で公共事業が一気に増加した反動で、今年度に入ってから公共工事の発注量が激減している。そんな状況の中、旭川市内のAクラスの建設業者の間で「落札するはずだった業者の『下を潜り』、別の業者が落札した」という噂が流れた。言うまでもなく業者間の談合は違法行為だが、業界独特のしきたりが通用してきたのが現実。ここに来て公共工事の減少のために業者が〝話し合い〟で仕事を振り分けるシステムが崩れ、ガチンコ勝負が始まる兆しが見えてきた。 Aクラスでは 「異常」な落札率 7月中旬、市内のある情報通から「6月に入札が行なわれた旭川市発注の公共事業で、落札するはずだった業者の下を潜り落札した業者があった」と、本誌に情報が... -
主な記事
キルギスに道北の食を売り込め!
かつてシルクロードの中継地点として栄えた中央アジア・キルギス共和国。日本人にはほとんど馴染みのない〝未開の地〟に道北の食を売り込もうというユニークな試みが、民間団体「食べマルシェブランドの価値を高める委員会」(伊藤友一委員長)によって進められている。交流は順調で、8月下旬にはキルギス代表団が来旭し工場見学や商談会を実施。経済交流にはずみがつきそうだ。 経済成長率10%台 キルギス共和国は中央アジアに位置する旧ソビエトの国。国土は東西に長く、中国との国境には天山山脈、南隣りのタジキスタンに向かってパミール高原が広がる自然豊かな国で、「中央アジアのスイス」と呼ばれる観光スポットともなっている。 面積は日本の約半分で人口は540万人。キ... -
主な記事
ハンドメイドの魅力追求「キクヤ」の職人魂
海外などの工場で大量生産される既製品の靴が大半を占める中、今でも注文靴を製造している店が旭川市内にある。ロータリーに面した「皮革工芸キクヤ」(旭川市9条通7丁目)がそれだ。靴のオーダーメイドといえば〝絶滅危惧種〟と呼んでも過言ではないが、味わいを追求したハンドメイドの靴からは、職人の心意気が伝わってくる。 筋金入りの職人 じつに多くの革の切れ端で埋もれたキクヤの作業場で時折雑談を交え、靴を修理するのは菊谷康生さん(81)。15歳の時から、この世界に身を置く筋金入りの職人だ。 「昔は猛者がたくさんいたが、もう、老いぼれの出る幕はないよ」とおどけながら、20種類ほどある道具を自在に使い分けて、作業を続ける。 菊谷さんによると、かつて旭川市内に...
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