2022年6月– date –
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旭川医大の「ガバナンス」どこへ?
旭川医科大学にくすぶる「公益通報」問題。外部の弁護士も加わった調査委員会が、現在副学長を務める2人の新学長選出直前の行動に対して「不適切」との判断を示したことは本誌5月号で報じた通り。この報告書に、西川祐司学長ら現執行部がどう対応するのかが注目されていたが、事態は予想外の方向へと動きつつある。報告の内容を受け入れず、前段階の「予備調査」からやり直すことで、すでに出ている結論をなかったことにしようとしている模様。いま「ガバナンス」という言葉の意味が問われている。 「犯人扱い」に反発 3月8日、旭川医科大学で開かれた大学運営会議。松野丈夫学長代行、西川祐司副学長(次期学長予定者)、平田哲副学長、吉田貴彦副学長らが出席した。なぜか、その場... -
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江丹別の里山をキャンプ場に
過疎で人口が250人ほどに減り、域内の高齢者(65歳以上)が6割に迫る限界集落・旭川市江丹別町地区。若者たちが乗った2台のピックアップトラックが幌加内線を北上し、伊勢ファームを越えたあたりで右手に入り、北の里山に吸い込まれた。自らの手で木を間引き、草を刈り、道をつくり、整地する。若者たちは、キャンプ場を手造りしていた。 江丹別に魅せられ 森に入ると、雪解け水のせせらぎを伴奏に野鳥が美しい〝ソプラノ〟を聴かせてくれた。漂って来る森の匂い。この素晴らしい空間を「仕事場」とする野良着姿の女性2人と男性2人の顔に自然と笑みが浮かぶ。 野中瑠馬さん(27)、野中えりさん(28)、鈴木愛(まな)さん(25)、小館佑太さん(27)。4人は、札幌の医療関係の専門学校で学ん... -
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あさひかわ乗馬クラブ 百年の歴史
「クラブの歴史を知るほどに、馬に対する先人たちの思いには、とても熱いものがあったと感じます」。今年、あさひかわ乗馬クラブ結成100年。女性初、最年少で理事長となった山崎明日香さん(37)は、この100年の節目にクラブを背負えることに大きな意味を実感し、さらに100年後の姿にも思いをはせる。(文中敬称略) 師団におんぶにだっこ 新旭川市史(第三巻)によると、旭川でも祭典興行の一つとして、競馬は早くから盛んだった。しかし、馬術となると、「馬の飼育や調教など、直ちに民間に普及するには至らなかった」とある。当時、旭川中学校(現在の旭川東高校)の生徒が1916(大正5)年に陸軍第七師団騎兵隊で乗馬の練習を行った記録が残るが、正式に同校で乗馬部が発足したのは1930(昭... -
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2022年07月号の主な内容
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