2013年4月– date –
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生まれ変わる明治屋ビル エルム歯科が購入
昨年10月、JR旭川駅前の買物公園通りにある明治屋ビルを買収した(医)「愛和会」のエルム歯科が、大幅なリニューアルを計画している。開設当時、市内では斬新な建物として存在感を放っていたが、改装によって賑わいの創出を生み出そうとしている。 斬新な外観で注目を集めたビル JR旭川駅から徒歩わずか数分の場所にある明治屋ビル。1989年2月に完成したこのビルは、鉄筋コンクリート造り、地下1階地上5階建ての建物(延べ床面積約2000平方㍍)。設計は、全国最大手で世界でもトップクラスの設計事務所、㈱日建設計の子会社である㈱北海道日建設計(札幌市)。施工は大手ゼネコンの㈱大林組と地場の畠山建設㈱のJVで行われた。もともとこの土地には㈱明治屋が運営... -
道立旭川21世紀の森、移管話に困惑する旭川市
旭川市街から東へ約30㌔離れた場所にある体験型野外活動ゾーン「道立旭川21世紀の森」(東旭川町瑞穂)。ここは、「旭川市21世紀の森」に隣接する大雪山の懐に抱かれた施設だが、道は3月21日の道議会で、この施設の運営を2014年度から、旭川市へ移管する方針を明らかにした。ところが、市では必ずしもこの動きを歓迎しておらず、最終判断を先延ばしにしたままだ。はたして、どんな事情があるのか─。 85年に開設 08年から移管検討 道立旭川21世紀の森は、青少年に森林や林業の役割を理解させ、人と森林の望ましい結びつきについて啓発することを目的に1985年に開設。敷地面積は約33㌶で建設事業費2億4260万円。道が設置し、旭川市森林組合が指定管理者となり、毎年5月... -
水利権活用しない旭川市の〝お粗末〟
旭川市が火災発生時などの対応のため約3億5000万円の建設費を負担して10年前に水利権を取得した防火用水に対する市の対応に、議会から多くの疑問の声があがっている。取得後の導水路整備計画が凍結され、現実的には利用できない状況が続いているうえ維持管理費だけ発生。その額は1億円近い。水利権の一部がJR旭川運転所の雑用水として利用されているのみ。なんのための水利権取得だったのか。 3億5000万円投じ、維持管理費1億円 市が近文・永山地区の防火用水として石狩川の水利権を取得したのは、戦後間もない1949年。当時は、市の水道事業が本格的にスタートしたころで、市民の飲料水となる上水道の整備と合わせて、防火用水としての水利権を取得することにな... -
訴訟相次ぐ「金さん銀さん」
「金さん銀さん」を運営する㈲ユートピアアットホーム旭川の山本隆前代表取締役がかかわる貸金、賠償金裁判が相次いでいる。争いからは、資金作りに追われる山本氏の姿が浮かび上がり、「外食事業投資に失敗し金に困っている」とのうわさに符合する。気になるのが、解任された後の山本氏の「金さん銀さんを舞台に違法診療が繰り返されていた」という衝撃的な告発。「資金作りのために山本氏が医療法人を誘い、実際に違法行為に手を染めたのではないか」との疑念も消えない。旭川市議会から追及の声もあがっている。 将来に向けた布石のはずが…… ユートピアアットホーム旭川(以下、ユートピア)の事業は、旭川市川端のグループハウス「華泉」でスタート。その後、「金さん銀さん」... -
3選意識した西川将人市長 4月の市役所人事
西川市政の2期目折り返し点になる4月人事は、まず職員数の大幅削減で存続が危ぶまれていた水道事業管理者ポストを存続させ、市長の信頼が厚い木口信正・都市建築部技監(59)を昇格させる。一部雑誌で最有力とされた小寺利治・土木部長(56)は上下水道部長への横滑りに留まった。また、西川市長の1期目4年間を秘書課長として支えた黒蕨真一・市立病院事務局次長(51)は、環境部長に大抜擢。西川市長が3選を大きく意識した布陣になったようだ。 水道事業管理者は存続、木口技官を抜擢 7年前の市長選に初当選するまでは、国政に打って出るため衆院選、参院選への出馬を繰り返していた西川市長だが、市長に当選してからは、国政への意欲は見せず市長職に全力を傾注する姿勢を見... -
5月号の新聞広告
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