2022年11月– date –
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コロナ借金〟反動で倒産急増の恐怖
新型コロナの感染拡大で厳しくなった中小企業の資金繰りを支えた無利子、無担保「ゼロゼロ融資」の返済が始まった。企業倒産を歴史的低水準に抑える効果はあったが「倒産は免れたけれど、返済資金がない」と道北の企業がいま頭を抱えており、一転、倒産増加の懸念が出てきた。生活福祉資金の返済も始まり個人破産多発も心配される。 歴史的低水準 新型コロナウイルスが〝襲来〟した2020年は国内の企業倒産が、30年ぶりに8000件を下回った。毎年200件台だった北海道の企業倒産も175件と、低水準。道北地区(上川、宗谷、空知の奈井江以北)も24件にとどまり、1971年に東京商工リサーチ旭川支店が調査を開始して以来、最少となった。 20年2月以降の感染拡大に対応して、急速に悪化した... -
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629ぺーパン川氾濫 人災認めた道
工事現場付近のぺーパン川(早苗橋から)=10月中旬 今年6月下旬の大雨に伴い旭川市東旭川町で河川改修中のぺーパン川の工事箇所から水があふれ、近くの民家2戸に床上浸水などの被害が出た問題で、事業主体の道は工事施工に伴う人災だったと認め、被災した2世帯に対する補償を決めた。被害発生から3ヵ月後にようやく下った補償の判断を遅きに失したと見る住民は少なくなく、家が水浸しとなった被災者の男性は、説明に来た道職員に「『ちょっと遅いんでないか』って言ってやった」との不満を口にする。道は依然として「ミス」や「瑕疵」を認めておらず、水があふれた詳細な経緯は明らかにされていない。 床・壁・戸に残る被害の痕 6月28日から29日にかけ、前線を伴った低気圧の影響で... -
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2022年12月号の主な内容
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