2023年12月– date –
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小麦王国 ハルさんの本格コーヒー
旭川市2条通9丁目でNPO法人asatanサポートが2023年秋にオープンさせた就労支援B型事業所『小麦王国』。午前11~午後3時は本格的な筑豊豚骨ラーメンが楽しめ、営業時間中は手作りパンも購入できる。午後2時から4時まで味わうことのできるのが、この店の「バリスタ」、ハルさんこと大山晴久さん(45歳)が淹れるハンドドリップコーヒー。いきいきと働くハルさんや、この店の取り組みについて取材した。 雑味や苦み、渋み、出さない工夫 記者が訪れた日の豆は「ケニアレッドマウンテンAAの浅め」と「深め」。ケニアの高原地帯の肥沃な赤土の恵みを凝縮した豆には、ケニアならではの柑橘系の酸味やしっかりとした質感が備わっているとされる。 記者が一口飲んで感じたのは雑味のなさ。焙... -
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サツマイモプロジェクトに追い風
病害で全国的な品薄を受けてJAあさひかわが新たな試みとして挑む「さつまいもブランド化プロジェクト」。温暖化にも伴い新たな産地としての期待が高まっているが、2023年の記録的猛暑で生育に必要な積算温度を優に超え、品質も甘みがのって良好だ。思わぬ追い風となり、プロジェクトに参加する生産者も作付面積も倍増している。 サツマイモ人気後押し、新たな産地として期待 その病害とは「サツマイモ基腐れ病」のことだ。株の立ち枯れやイモ自体が腐敗する病害。感染は九州の鹿児島で発生し、勢いを増して関東地方にまで波及するほど広がりをみせた。サツマイモの主産地は鹿児島・茨城・千葉3県で全体の約7割を占めるが、国内で2018年に初めて確認されると収穫量が減少し全国的な品... -
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ラピダス半導体工場が電気〝大食い〟
北海道の産業界にとり大きなニュースが、2023年9月の半導体メーカー「ラピダス」(千歳市)の工場着工。しかし、半導体製造に不可欠な電力供給が十分とはとても言えない。北海道電力泊原発の稼働再開のメドも立っておらず、ラピダスが道内の電力需給をさらに危うくさせる可能性はないのか─。 台湾TSMCは約500万世帯分 23年夏、台湾で報じられたニュースが、経済に占める半導体産業の比率の大きさを改めて現地社会に印象付けた。「TSMC(台湾積体電路製造)の2022年の電力消費量が210・8億キロワット時(kwh)に達し、台湾の電力総需要の7・5%を占めた」。2022年は世界の半導体需要が伸び悩んだ1年。それでも1年で30億kwhも電力消費量が伸びた。 世界を代表する半導体メーカーの一つとして... -
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2024年01月号の主な内容
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