2012年10月– date –
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探訪・椅子ができるまで
旭川家具産業、職人たちの綿密なチームワーク 市内の家具メーカーで製造され、首都圏に向けて出荷される椅子。デザイナーの手によるデザインは一見したところシンプルだが、あらゆる場所に旭川の家具職人、木工職人のもつ技が注ぎ込まれている。「ものづくり」の現場を訪ねた。 回転刃を加工して 角度を調整 家具雑貨のオリジナルブランド「ワイスワイス」が東京・表参道に構えるショールームに、「SHN─103」と名付けられた椅子が展示されている。一見したところシンプルなデザインだが、よく見ると4本の脚や背もたれ、肘掛けは微妙に折れ曲がった直線や滑らかな曲線から構成されている。この椅子の生産を担当したのは、永山町にある山岡木材工業㈱(山本宏社長)だ。 山岡木材は社名が示... -
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「ドル箱」台湾に旭川を売り込め!!
新光三越でロングラン物産展スタート 台湾最大手の百貨店・新光三越で旭川をメーンとした日本物産展が10月12日にスタートした。2ヵ月にわたるロングランの物産展では旭山動物園の東門売店を再現するというユニークな手法で旭川の観光と物産をPR。旭川観光の〝ドル箱〟と言われる台湾人観光客の底上げをはかる。 窮地から救う 香港と並んで旭川観光の「ドル箱」と呼ばれる台湾は、低迷が続く旭川観光には重要な存在。東日本大震災の影響で一時は観光客が完全にストップするという窮地から救ってくれたのも台湾からの観光客だった。復興航空やエバー航空のチャーター便がいち早く運航を再開し、台中に本社を置く世界最大手の自転車メーカー・ジャイアント社のサイクリングツアーも旭... -
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ハンバーグが主力の洋食屋、買物公園に
9月20日、買物公園通りの旭川フードテラス(5条通7)1階に、ハンバーグをメーンにした洋食レストラン「バーグマン」がオープン。道内産の肉や魚介類、野菜を極力利用したメニューは、メーンのハンバーグなどの肉料理からパスタ、ピザ、グラタンなど豊富。料理を引き立てるお酒やソフトドリンク、デザートも充実して、家族連れや結婚式や歓送迎会の2次会など、多彩な目的に使える。「カウンター席もありますから、仕事帰りにちょっと一杯と、お一人でも気軽に立ち寄ってください」とは、運営するプリコグループの田澤尚英社長。 看板メニューの「バーグマン」は、国産和牛と名寄産のひまわり豚の合挽きで作った2段重ねのハンバーグ。間にさっぱりしたチーズがアクセントになりボリ... -
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「医療の街」にもこれだけいる「モンスター患者」
「何時間も待ったんだからタクシー代を出せ」「順番を後にされたから診療代は払わない」───。病院で医師や看護師に理不尽な要求やクレームをつける「モンスター患者」が医療の街・旭川でも後を絶たない。医療現場から聞こえてくるのは「もはや日常茶飯事。まともに対応していたらこちらの身がもたない」というため息混じりの声。 「タクシー代を払え」 「モンスター患者は1日に数人は必ずやってくる」とあきらめに近い表情で話すのは旭川市内で民間病院を経営するA氏。救急の患者が多いA氏の病院は規模が大きく、待ち時間が長くなることもしばしば。しびれを切らした患者が診察室に入るやいなや、「何時間待たせるんだ」と怒鳴り散らす姿は珍しくない光景だという。 「こんな患者... -
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副署長のあきれたセクハラ三昧
捜査用小型カメラの映像が証拠 現役署員が本誌に怒りの証言 辞職に追い込まれた旭川東警察署副署長 女性職員にあきれたセクハラ三昧 北海道警察は9月18日、部下にセクハラ・パワハラ行為をした疑いがあるとして、旭川東署の林昭好副署長(58)を旭川方面本部警務課付とし、10月1日には停職1ヶ月の処分を下した。林副署長は11日付で辞職。同氏は昨年3月着任。署内ではセクハラやパワハラ行為がないか監督する立場だったが、一体何があったのか。署内の生々しい実態を今も旭川東署に勤務する人物が証言した。 捜査用カメラで セクハラを立証 本誌に情報を寄せたのはAさん。「署内では自分が正しいことをしていても、上司に刃向かったととられ、署内には居にくくなるかもしれない... -
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旭川市土地開発公社解散で最大10億?
公共用地を先行取得してきた旭川市土地開発公社(理事長=高瀬善朗副市長)。景気低迷などから所有する土地の売却は進まず、長期借入金の利息支払い年間5500万円だけが続いているのが実態で、旭川市は解散の準備に入った。気になるのは解散後に残る〝欠損〟で、解散時点での試算負債45億円強のうちかなりの額、最大10億円の重いツケが市民にのしかかってきそうだ。 公共事業の〝先兵〟 かつて、自治体が事業推進のために土地を先行取得することは許されていなかった。このため、どこの自治体も振興公社を設立して必要な土地を買って事業を進めていた。 旭川市でも昭和30年代後半に振興公社を設立し、旭川医大誘致のための土地取得などを次々に取り組んだ。 その後、法律が変わって、... -
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西川市長後援会幹事長が特養新設を申請
三井厚労相秘書も協力申し出 選定の公平性は保たれるのか? 2014年度までに旭川市内で新設される特別養護老人ホーム(特養)をめぐり、7つの法人の間で熾烈な競争が繰り広げられている。選ばれた業者は巨額の補助金を受給するだけに公正な選考が望まれるが、申請者のなかには西川将人旭川市長と密接な関係にある人物も。11月にも発表される選考結果に注目が集まる。 広島の福祉グループ 含む7法人が名乗り 旭川市が第5期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画に基づき、整備事業を行う広域型特別養護老人ホーム。1施設(80床)の枠に対して▽社会福祉法人慶友会▽社会福祉法人旭川水芝(すいし)会▽社会福祉法人旭川健翔会▽医療法人社団木々の会▽社会福祉法人旭川ねむのき会▽㈱...
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