2015年11月– date –
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旭川市内小中学校、10校で蛇口から赤水
給水設備の老朽化に伴い、旭川市内の一部の小中学校で水道から赤水が出るなどの問題が生じている。健康への悪影響を懸念して、飲用水を水筒に入れて学校に持参している児童もいる。市に給水設備の改善要望を出している学校は8校。ほかに2校で赤水が確認されており、子どもの健康を守るためにも対策が急務となっている。 3割弱が水筒持参 1980年に校舎を改築し、給水設備が設置後37年経過している啓明小では、旭川市教育委員会に2009年から「水道管が古くなり、赤さびの混入が疑われるので取り替えが必要」と改善を要望してきた。 しかし、現在に至るまで水道管の更新などは行われていない。斉藤真美子校長によると、啓明小では2、3年ほど前から赤水対策の一環として... -
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人材確保にひと苦労、旭川の幼稚園
ひと昔前なら、「あこがれの職業」として女の子から人気が高かったのが幼稚園の先生。今では人手不足の波が押し寄せ、旭川市内の幼稚園ではあの手この手で人材を確保しようと必死だ。 4人枠に1人の応募 「昔なら採用人数の10倍くらい応募してきたものだが、今では予定している採用枠にほど遠い」と話すのは旭川市内にある幼稚園の経営者。南地区にあるこの幼稚園では、今年は4人の新規採用を予定し、10月から採用試験を行っているが、1ヵ月経っても1人の応募しかないという。 また、ある幼稚園の経営者も人材確保に悩んでおり、採用試験の内容を変更せざるを得なかった。 応募者が多かった時代には、一般教養に加え、専門教養のテスト、漢字の書き取りも行ったが、今では... -
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正念場迎えた「公立ものづくり大学」
東海大学旭川キャンパスの閉鎖決定を受けて2011年に市民有志が掲げた「公立ものづくり大学」構想。それから4年が経過したが、まだ計画は具体化していない。この間にも地方の国立大学では「地域」の名を冠した学部が相次いで誕生。いずれも少子高齢化や地場産業の衰退などが深刻化する中、地域が抱える課題の解決に貢献できる人材の育成をめざすものだ。「先を越された」とため息まじりの声がささやかれるようになっており、旭川市によるリーダーシップの発揮が求められる。 遅れるコンサル選定 これまで地道な活動を続けてきたのが「旭川に公立『ものづくり大学』の開設を目指す市民の会」。2011年に結成され、市役所や経済界への働きかけを開始。12年には4万3000人... -
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旭川の避難所12ヵ所は「膝まで浸水」想定
〝百年に一度〟といわれた豪雨に見舞われ、甚大な被害を受けた茨城県常総市。これを機に旭川でも水害を警戒する声が広がり、「旭川市洪水ハザードマップ」に関心を寄せる市民も増えている。しかし、このマップも十分な「備え」とは言いがたい。大人の膝まで水がつかる施設も避難所に指定されており、「水浸しの避難所に避難?想定が甘いのでは」との声が上がっている。 浸水1万棟以上 ここ数年、全国各地で集中豪雨などによる水害が頻発している。短時間で河川が増水し、堤防が決壊、広大な地域が濁流に飲み込まれるなど甚大な被害も発生している。この9月に関東・東北地方で起きた水害はその最たるもので、鬼怒川の堤防が決壊した茨城県常総市では浸水面積が約40平方㌔㍍におよ... -
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森山病院が北彩都シンボル施設候補地を落札
今年8月31日に公募が締め切られた北彩都シンボル施設候補地の売却では、旭川市内で森山病院、森山メモリアル病院などを運営する医療法人「元生会」が応募し、審査の結果、同法人への売却が決定した。道外企業とのJVで建設するという施設の構想は西川将人市長が目指すビジョン「先進医療の街、旭川」と合致するもので、医療と健康と食が融合した〝予防医療センター〟。旭川の新たなシンボルとなりそうだ。 3度目の正直苦労報われた 市が所有している北彩都あさひかわ地区内の一角でシンボル施設を建設する業者が、ようやく決定に至った。1回目の公募が行われたのは2013年7月で、同年10月28日に締め切られたが応募者は皆無。改めて締め切りの期限を半年間延長して14年3月2... -
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2015年12月号の主な内容
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