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大雪地ビールの〝黒岳〟に金賞
「ジャパン・グレートビア・アワード2025」(神奈川県横浜市で2月23、24日、日本地ビール協会主催)。国内最大級のビール品評会で国内メーカー231事業者が出品(大手ビール会社も含めビール総数808)して各ビアスタイル(カテゴリー別)ごとに美味しさが競われた。そんな注目すべき大会で北海道勢で唯一、金賞に輝いたのが大雪地ビール㈱(旭川市宮下通11丁目)だった。(文中敬称略) ビールソムリエの集い 「グレートビア」とはバランス、アフターテイスト(余韻)、状態が秀でており、なおかつ飲む人の心に残る魅力を秘めたビールを指す。品評会で重点的に評価されるのがこうした長所や魅力で、ビールごとの絶対評価で競われるのもジャパン・グレートビア・アワードならでは。ビアギーク、いわ... -
ロゴスホーム「あそべる住宅展示場」
㈱ロゴスホールディングス傘下の住宅メーカー、㈱ロゴスホーム(本社=帯広市)は6月28日2/、国道237号に面した土地で独自の住宅展示場をオープンさせる。複数の企業が共同で開設する住宅展示場は旭川市内にもあるが、複数のモデルハウスが並ぶ展示場を1社で開くのは異例。カフェや全天候型キッズパークも併設する予定で、いわば「あそべる住宅展示場」となる。住まいの購入を考えている人はもちろん、いつかはマイホームを手に入れたいとの夢を温めている人、さらには同社の既存ユーザーなど、幅広い人が集う場となりそうだ。 子は遊び親は相談 ロゴスホームの住宅展示場が建設されるのは、神楽5条12丁目1─20。国道を面してトライアルと向かい合う一角だ。846坪の敷地を活用して、多彩... -
改正建築基準法で審査遅れる?
1950年(昭和25年)に制定された建築基準法は、時代の変化とともに改正を重ねて来た法律だ。建物の構造・仕様などの基準が一部変更され、4月1日に施行された。原則全ての新築住宅に省エネ基準への適合義務化などが盛り込まれ、住宅新築や増築・改築の際に必要な建築確認申請の手続きに大きな変化が出てくる。建築市場は地域の経済動向を図る上で重要な産業といえる。実際に施行されなければ見えないことも多いだろうが、申請に深く係る行政や民間の企業、一般ユーザーの対応などから今後の見通しなどを探ってみる。 CO2削減目指し 建築基準法の目的・第一条には「この法律は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて、国民の命、健康及び財産の保全を図り、もっ... -
2025年05月号の主な内容
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旭川ゴルフ倶楽部再建 アイ・グループが主導へ
経営が悪化している旭川ゴルフ倶楽部が2月22日に開いた株主総会で、大野謹慶社長に代わる新しい経営者として紹介されたのは土木・舗装・解体・福祉など幅広い事業を経営するアイ・グループの池生秀美会長だった。土木工事のノウハウという、ゴルフ場の経営に直接的に役立つ強みを持つ池生氏は、名門・旭川ゴルフ倶楽部の再建は十分に可能との見方を示すが、前提条件となるのが所有権が多くの株主に分散している現在のメンバーシップ制から、オーナーが強力に改革を主導できるオーナシップ制への移行。3月15日に開催される株主総会で従来の株主から同意を取り付けられることができるかどうかが、旭川ゴルフ倶楽部の命運を左右する。 土木工事のノウハウ 予定通り2月22日に開催された... -
カワムラホーム 新潟でM&A
㈱カワムラホームが新潟県妙高市の住宅メーカー、ヤマダコーポレーション㈱のすべての株式を取得して、完全子会社化した。カワムラホームは「北海道に住まいの相談窓口を作る」というミッション、2030年に北海道ナンバーワンの住宅新築・リフォーム・不動産会社になるとの目標を掲げるが、早くもその先にある全国展開に向けて一歩を踏み出した。 2月には札幌で15棟 新潟進出に触れる前に、昨年4月に「カワムラ」から社名変更したカワムラホームの最近の動きに注目したい。札幌市内で不動産事業と住宅の新築事業を強化しながら、「カウイエ」ブランドの中古住宅リノベーション専門店は4店舗まで増加。もう1店の開設が予定されている。注文住宅については昨年12月にマイホームセンター... -
旭川電気軌道の全株式取得 ファンドの狙いは?
投資ファンドJWP(ジェイ・ウィル・パートナーズ)が管理運営する合同会社JGE(ジェイ・ジー・イー)が、旭川電気軌道の発行済み株式を取得する。資本業務提携により、乗務員確保や車両更新など直面する課題に札幌観光バス(札幌市)、北海道北見バス(北見市)と連携して取り組むとしているが、真の狙いは別のようだ…。 スポンサー就任 「株式会社ジェイ・ウィル・パートナーズと共に旭川電気軌道株式会社の新スポンサー就任のお知らせ」とのタイトルのプレスリリースが、道内2社のバス会社─札幌観光バス㈱(札幌市清田区美しが丘、福村泰司代表)と北海道北見バス㈱(北見市南町、福村泰司代表)─のホームページにアップされたのは2月21日。文面は以下の通りだ。 「北海道北見バスおよび札幌... -
2025年04月号の主な内容
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新アリーナと東光複合施設合わせて290億
旭川市総合体育館(ネーミングライツの売却で現在の呼称は「リクルートスタッフィング リック&スー旭川体育館」)に代わる花咲スポーツ公園新アリーナの基本計画案がまとまった。ヴォレアス北海道のホームとして、また旭川市・道北の住民のスポーツの場として活用されるが、その整備には190億円もの費用が必要とされる。市の厳しい財政事情を考えれば、BOTなどによる民間の力の活用や、従来から計画されていた東光スポーツ公園での複合体育施設整備との重複の防止が必要だ。 SVリーグの条件満たす 「花咲スポーツ公園新アリーナ等基本計画(案)」と題された資料が、1月22日の旭川市議会建設常任委員会に提出された。「メインアリーナの収容人数は移動席を含め5000人」「多様なイベ... -
食材高騰が直撃 給食大ピンチ!
食材の高騰で学校給食が大ピンチ。肉料理の部位の変更や規格外野菜の活用、安価な食材でボリュームを確保するなどの工夫を続けてきたが「もう限界!」との声が聞こえてくる。万策尽きて給食費値上げに踏み切る市町村続出! 6万円超え 市場調査会社によると、2024年の飲食料品値上げは累計で1万2000 品目を超えた。 食品分野ごとに値上げ率をみると、加工食品が14%、調味料16%、酒類・飲料23%、菓子18%、乳製品10%、パン8%などとなっている。米は地域によって変動があるが、北海道では昨秋の新米で5キログラム1袋の価格は税込みで3000円を超え、前年と比べて3~5割も高くなった。 25年に入っても1月2月と引き続き値上げ品目が数多く、年間通して値上げラッシュは継続するものと見られ...