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無惨! 上川神社発祥の地・義経台を伝える木碑
「何だろう?」─。道行く多くの人は、そう思っているに違いない。旭川市宮下通4丁目辺りの忠別川河川敷にポツンと。木の碑らしいが、欠け・穴あき・傾ぎが甚だしく、碑文は剥(は)げて判然としない。両脇の大木が、傾ぐ無惨な木碑を支え守るかのようにスッと立つ。《古跡義経台》と碑面にあり、もう一方の碑面には微かな文字で《上川神社発祥之地》と記されている。北海道の警備と開拓に入植した屯田兵の心の拠り所となるよう現旭川・上川地方の守護の神・鎮守として創建された上川神社の発祥の地を示す木碑であった。義経台って? 素朴な疑問とともに、あまりにもみじめな姿でたたずむシルエットに衝き動かされるに任せ、顧みられることのない碑について記す。 明治中期創建の社とアイ... -
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「産地ツアー」で見た旭川家具の底力
国内有数の木製家具の産地として知られる旭川エリアには、製材から設計、製造、納品まで、家具づくりの全行程を支えるメーカーや工房が市内に集積している。その産地の「現場」を一日でめぐる特別プログラム「産地ツアー」が5月22日に実施された。日頃は足を踏み入れられない製材所や工房、旭川家具が並ぶ温泉旅館まで、旭川と東川の5施設を一日かけて巡った。 総合インフラを活用 産地ツアーは、旭川家具工業協同組合が主催する産地展「Meet up Furniture Asahikawa 2026」の一環として実施されたプログラム。5月20日から22日までの3日間、旭川デザインセンターを会場に開かれたイベントでは、出展企業の新作を含めた製品展示をはじめ、ものづくりの現場を見学するオープンファクト... -
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旭川市営団地建替、中東危機で入札辞退
中東情勢の混迷で危惧されていた「公共工事入札不調」が現実のものとなった。旭川市の市営団地建替え工事が業者の入札辞退で不調に終わった。入札不調の混乱はさらに拡大しかねない情勢だ。 7階建て41戸 旭川市豊岡5条1丁目にある旭川市営の「第2豊岡団地」は建設から60年近くが経過し、建物の老朽化や設備の劣化が進んだことで建て替えが進められている。既存の施設が4棟に再編される計画で、1号棟と2号棟はすでに完成し供用済みで、3号棟は今秋の完成に向けて工事が進められている。 残るは4号棟。RC造7階建てで延べ面積3319平方メートルの規模。多様な世帯の生活スタイルに対応できるよう2DK、2LDK、3LDKの住戸が計41戸できる予定だ。 実施設計は主体を創明建築設計・廣建築設... -
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2026年7月号の主な内容
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野良猫にエサ 美瑛町立病院院長夫妻が敗訴
野良猫や野良犬、野生動物へのエサやり。当人にとっては動物愛護精神の表れだとしても、周囲の人はフン、毛、騒音に関する悩み、そして感染症のリスクに直面することになる。こうしたトラブルを巡って美瑛町内の住民同士が争っていた裁判の控訴審で今年2月、エサやりをしていた側に約94万円の支払いを命じる判決が下された。被害者側は勝訴したとはいえ、一部不満が残る内容だった。そもそも一連の行動が猫の幸せにつながっていたかは疑問。仔猫がキタキツネに捕食された可能性が浮上している。 隣家の要請を拒否 この裁判で争っていたのは、いずれも美瑛町内に暮らすX夫妻(原告)と、美瑛町立病院の院長と同じ病院に医師として勤務する妻のA夫妻(被告)だ。いずれももともとは他の自... -
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旭川工業高 工業化学科 募集停止素案提示
北海道旭川工業高校について、北海道の教育部局関係者が最近旭川市を訪れ、旭川市、旭川商工会議所などに対して、2028(令和10)年に募集を停止する方向で検討を進めていることを伝えた。これまで旭川工業の定員維持を道に働きかけてきた関係者の間には衝撃が走ったが、この春の入試での工業化学科の競争倍率は「0.3」。深刻な定員割れ、そして今後の中学卒業者の減少を考えれば、今後の巻き返しは困難ではないかとの見方が生じている。 まだ素案だが… 工業化学科は旭川工業高校全日制課程に設置されている6学科のうち一つで、学年あたりの定員は40人1クラス。授業は実習と座学からなり、3年間で基礎から応用までを一つずつ学ぶ。道北圏でただ一つ環境に重点を置いた科目を学習するこ... -
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女子中学生凍死 民事訴訟和解交渉のスゴイ中身
ページをめくるごとに驚きが増幅し、読み終えると虚脱した感覚に陥った。旭川市民の「血税を1円も無駄にしない」という気概が行間ににじむ。と同時に、もっと早くに公的機関として、この認識を公にすることはできなかったのか、との疑問も浮かぶ。旭川市内の公園で2021年3月、凍死体で見つかった市立中学2年の広瀬爽彩(さあや)さん(当時14)がいじめを受けていたとされる問題に絡み、爽彩さんの母親が学校・市教委がいじめに適切に対応しなかった、として旭川市に1億1600万円の損害賠償を求めた訴訟は3月に和解が成立したが、この裁判での被告(旭川市)の主張内容の詳細が本誌の取材で明らかになった。裁判の重要な争点の一つと言えるもので、税金を支払い賠償金の一部を負担した市民を... -
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2026年6月号の主な内容
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経営破綻のポリマー工業 下請け代金不正還流?
屋根の防水工事、解体工事、建設工事などを幅広く手掛けていたポリマー工業㈱の経営が破たんし、3月31日に事業を停止した。弁護士に依頼して自己破産に向けた動きを進めている。負債額は約9億円の見通し。この倒産劇について、「よくある単純な事業悪化や経営ミスではない」と指摘する声が本誌に寄せられた。真相を追った記者に見えてきた実態とは…。 低価格入札の狙いは融資の確保? 経営破綻の数日後、旭川市3条通16丁目にあるマンションを訪れた。この建物の一室が、ポリマー工業の本社。1階部分の駐車場には黄色の地に青字で「ポリマー工業」の記載があったが、4月2日には早速看板業者が、別法人の名前が記されたシールを貼り、ポリマー工業の社名を隠していた。 ポリマー工業は... -
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日本最北のミニシアター「ル・シネマキャトル」(東川)
過度な商業主義や経済効率優先の物差しだけではかれない大手配給会社が取りこぼしがちな良質な映画を観たい層が道北・道東地域に一定数いる、そして自分も。なんとかならないか─。そんな思いをエンジンに上川管内東川町に移住してきた夫妻が町内に私費でミニシアター(大手映画配給会社に依存しない小規模の映画館)を開設した。国内最北のミニシアターで、東川町内をはじめ、近隣の旭川市・美瑛町・富良野市などあちこちからシネマファンが東川に足を運ぶ。「文化難民的な状況を解消したくて…」と始めたミニシアターは、観たい映画を…という潜在ニーズの貴重な受け皿となっている。 田んぼに囲まれたル・シネマキャトル 北海道の屋根とも称される旭岳(2291m)をはじめとした表大雪の秀...
