2023年3月– date –
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比布町・若手生産者が「冬いちご栽培」
旭川の隣町・比布町の伝統園芸として知られるいちご栽培。生産者の高齢化と後継者不足で栽培農家の数が減少する中、産地衰退に歯止めをかけようと立ち上がったのが町の若手生産者たち。寒冷地では珍しい「冬いちご」の実証栽培に試行錯誤しながら取り組み、4年目を迎えた今年は収穫がすこぶる順調。当初目標だった1.2トンの収穫量を超えそうな勢いだ。 いちごの状態を丁寧に確認する片澤英幸さん 最盛期には66軒 比布町でいちごの栽培が始まったのは、1921年(大正10年)頃。子供たちのおやつのために生産者が自家用に栽培していたが、果実が美味しく育てやすいことから商品化が進み、加工品も開発されるようになった。1975年には、収穫したてのいちごを味わえる「いちご狩り」がスタ... -
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銭湯の経営危機 「菊の湯」「御料乃湯」廃業
コロナ禍に加え燃料や電気料金の高騰で銭湯が危機的状況で、旭川市浴場組合トップとして奮闘してきた熊谷清志さん経営の「菊の湯」も閉店に追い込まれた。神楽エリアのスーパー銭湯も苦渋の閉店。 廃業を決断した菊の湯 神楽エリアの銭湯 3月末日でまた一つ、旭川から公衆浴場が消えていく。神楽5条14丁目にある、創業46年の「菊の湯」だ。 経営するのは旭川浴場組合の組合長を務める熊谷清志さん。「組合長の任期途中で辞めるのは心苦しいが、入浴客減による売り上げ減少が続いており、これに最近は燃料費や電気代の高騰が加わった。情けないが、営業を続けていけばいくだけ赤字が膨らんでいくのが実情だ。悩んだ末、閉店を決意した。6月の改選まで組合長は続け、閉店後もできるだ... -
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無惨! クリスタルホール音楽堂が劣化
たゆたうピアニシッモ(最弱音)が減衰し虚空に吸い込まれる─。「森の中にいるような」「自らのピアノの音が明瞭に聴こえる」とクラシックやジャズの演奏家・愛好家たちが絶賛する旭川市大雪クリスタルホール音楽堂(旭川市神楽3条7丁目)が、オープンから30年を経て無惨な姿をさらしている。市民運動が結実し産声を上げた国内初の音楽専用ホールは、市民全体の財産でもあるが、補修が行き届かず機能が消失しつつある。「見過ごせない」と建設運動の母体となった市民団体が2月、所管する旭川市教育委員会と市に要望書を提出した。 ドアには注意書き 錆び・欠け ドアも傷み音漏れ 建設運動に携わった「ぬくもりホールの会」(村田和子代表)が2月3日、野﨑幸宏教育長と今津寛介市長に要望書... -
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2023年04月号の主な内容
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