2014年11月– date –
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訪問診療報酬改定で医療機関に大打撃
今年4月に行われた診療報酬改定で、訪問診療報酬が前年比で75%の減算となった。旭川でも、患者数の減少に対応して訪問診療の比重を高めていた医療機関が打撃を受けている。一部の医療機関は、訪問診療の「ドル箱」とも言われる老人施設へバックマージンまで支払って診療先を確保していたが、大幅減算で先行きの見えないところも出てきた。 老人施設はドル箱 厚生労働省が高齢者の医療費増加に歯止めをかけるため打ち出した今年度の診療報酬改定が、波紋を広げている。改定の中で特に医療機関が頭を抱えるのは、在宅患者の訪問診療。同一建物居住者への在宅患者訪問診療報酬が引き下げられ、前年の診療報酬と比べて75%もの減算となった。 「同一建物」とは、マンションや施設な... -
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市のばら撒き補正に反発 18件落札なし
10月7日、旭川市総務部が告示した47件の土木工事入札に対し、18件(中止5件含む)が落札なしという異常事態になった。市長選を前にした9月、西川将人市長がばら撒き補正予算を組んだために大量発注となったが、土木業者の間では業界の現状をわかっていない市への不満を、態度で示した格好になった。 大量発注のしわ寄せ 10月7日、市総務部が実施した47件の土木工事入札に対し、落札されたのは29件。応札すらなく中止になったのが5件、不調に終わったのが13件で、合計18件が落札なしに終わった。落札率は61・7%だ。 市契約課では「毎週火曜日に入札を行っているが、今年度は月平均で2、3回不調に終わったことはあったものの、これだけの数が落札なしというのは、最近では... -
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介護保険3億円以上余分な給付 地団駄踏む旭川市
高齢化が進む中で増え続ける有料老人ホーム。老人福祉の根幹に関わる施設だけに、設置の際には当然、行政機関への届け出が必要なはず。しかし現実はなぜか〝未届け〟が〝届け出〟を上回っている。旭川市内ではこの状況がことさら顕著。そのため市は介護保険の※住所地特例を適用できず、年間3億円以上(本誌推定)も余分に給付するという状況が生まれ、市民が納める介護保険料の上昇にもつながっている。 グループハウスの名のもとに未届け 有料老人ホームは、老人福祉法第29条に規定された高齢者向けの生活施設で、介護付き、住宅型、健康型に分類される。現在最も多いのが住宅型で、旭川市内でも大半が住宅型の有料老人ホーム。 住宅型でも、入浴や排せつ、食事の世話など日常... -
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西川将人終わってみれば余裕の3選
任期満了に伴う旭川市長選(11月2日告示、9日投開票)は32年ぶりの一騎打ちとなり、無所属で現職の西川将人(46)=民主党推薦=が7万9355票を獲得し、無所属新人で前道議の東国幹(46)=自民党・新党大地推薦、公明党支持=を1万3417票差で破り、3選を果たした。東陣営は公明党からの支持、安住太伸からの協力も得て、石破茂地方創生担当相など多くの有名政治家にも協力を仰いだが、現職・西川の厚い壁に跳ね返された(敬称略)。 明暗分かれた両陣営 開票日の11月9日。西川選対事務所で午後9時半頃に「西川当確」のテロップがテレビの画面に映しだされると、ほんの一瞬、沈黙が選対内を支配したが、次の瞬間、詰めかけた支持者から歓声と拍手が沸き起こった。それから1... -
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2014年12月号の主な内容
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北彩都、評価見直しで半額以下の大安売りも
旭川市が行っている駅周辺の市有地と保留地を合わせた区画整理事業が今年度中に完了する。それにより事業にかかった支出がほぼ確定し、改めて支出に見合った土地の鑑定評価を行ったところ、いくつかの土地で価格が下がったことなどから、土地の売買が進む可能性が出てきた。12区画ある土地は、「今年度中に7区画が売却できる」という強気な意見も飛び出している。ただし、シンボル施設建設が条件となる土地を含めた大型の2区画はかなり苦戦する見込みで、状況は予断を許さない。 駅北口の土地が俄然注目 旭川市が所有する駅周辺の土地は9月下旬現在、保留地を含め全部で12区画。その内、大雪通に架かる新神楽橋下にある(666平方㍍、636平方㍍)は、1区画として販売され... -
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ふらの農協粉飾決算強引な幕引き
今年4月下旬、内部調査で発覚したふらの農協(植崎博行組合長、正組合員1427戸)の粉飾決算。調べが進む中、前常務理事の井山修氏(7月4日辞任)が一人で不正経理を行ったという結論に達したようだが、同農協の組合員や周辺の農協幹部からは「とても井山氏一人の犯行とは思えない」と、疑問の声が上がっている。2001年に上富良野町から占冠村までの富良野沿線5市町村の6農協が合併して誕生したふらの農協だが、合併時からくすぶっていた数々の問題点が粉飾決算という形で表面化した。 井山一人の不正ではない! ふらの農協の粉飾決算を表面化させたのは、6月30日付けの北海道新聞夕刊の報道。▽2013年度までの4年間、不正経理と粉飾決算を続けた▽南富良野町のポテ... -
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一印旭川魚卸売市場 M&A情報の真相
「一印が丸水札幌の傘下に」と報じたのは業界紙「日刊食品速報」9月24日付け。旭川を代表する企業・㈱一印旭川魚卸売市場(旭川市流通団地1の3、大廣泰久社長)の〟身売り話〟とあって、市場関係者だけでなく旭川経済界全体に衝撃が広がり、マスコミ各社は取材に走った。しかし、当事者の一印、丸水ともに沈黙を続けており、それだけにM&A情報の真偽も含め様々、情報が飛び交っている。 ノーコメント 丸水とは、札幌中央卸売市場の丸水札幌中央水産㈱(武藤修代表取締役)のこと。昭和35年3月に水産問屋など4社が合併して設立された企業で、直近の売上高は602億円。同じ札幌中央卸売市場で水産物を扱う曲〆高橋水産㈱と一、二を競っている。食品速報9月24日付けは、その丸...
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