2017年4月– date –
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2017年5月号の主な内容
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主な記事
ホノルルマラソンに情熱90歳ランナー
「世界一美しい風景を走るマラソン大会」とも呼ばれるハワイのホノルルマラソンだが、参加したランナーたちが味わう感動は特別のものらしい。旭川市に住む90歳の〝炎のランナー〟塩田富治さんも、そんな感動を昨年12月の大会で味わった。塩田さんがマラソンに注ぐ情熱とは─。 家族でホノルル体験も 現在、「旭川走ろう会」の顧問を務める塩田さんは美幌町出身。元々スキーが好きで、小学生の時には学校まで片道約4㌔の道のりを冬は毎日スキー通学した。クロスカントリー(距離スキー)では全日本スキー選手権大会で全国2位、国体の壮年組で優勝5回という輝かしい実績を持つ。 そんな塩田さんは1945(昭和20)年4月に徴兵され、8月の終戦で復員すると、戦後の荒廃した地... -
主な記事
クレジット名義貸し訴訟 最高裁が審理差し戻し
旭川市の呉服販売業者「㈲京きものあづま」(破産)に頼まれ、名義を貸してクレジット契約を結んだ名義上の顧客34人を相手取り、大手信販会社が未払い分の総額3700万円の支払いを求めた訴訟。最高裁は2月21日に言い渡した上告審の判決で「業者が重要部分について嘘の説明をしていた場合、支払いを拒める」と消費者保護を重視した初判断を示し、札幌高裁に審理を差し戻した。クレジット契約が結ばれるようになってから30年以上にわたり、何度も発生した名義貸し事件の被害者に、今度こそ司法が救いの手を差し伸べるかが注目される。 審では顧客に軍配 京きものあづま(豊岡7条5丁目)は1975(昭和50)年に創業。呉服や貴金属、布団などの訪問販売を主体に、我妻養一社長... -
主な記事
エコ・スポ債権放棄した旭川市
旭川市政に大きな汚点を残した『エコ・スポーツパーク構想』。住民訴訟が勝利し約2850万円の賠償金支払いが当時の市幹部と東京のコンサルタント会社に命じられたが、市は利息でふくれ上がった残債の放棄を決めた。〝主役〟のコンサルタント社長からは一銭も回収することのない幕引きは、旭川市の怠慢だ。 農政部次長自殺 「エコ・スポーツパーク構想」は、菅原功一元市長が公約に掲げた事業。1997年に記者会見を開き、市内神居町の山林約244㌶を開発し、クロスカントリーコースやスタジアムを核とした公園を造成すると発表。 全日本学生スキー選手権(インカレ)の誘致やクロスカントリー競技の国際大会誘致も目指すとした。 隣接地には農村公園や市民公園も整備する... -
主な記事
市営住宅退去者の家賃滞納 「ニッテレ」社に回収依頼
家賃を滞納したまま旭川市の市営住宅を退去した人からの債権回収を促進するため、市は昨年12月1日、ニッテレ債権回収㈱(東京)と収納業務について委託契約を結んだ。退去者の家賃滞納は2016年3月末時点で累計1億4400万円に上り、その中で市が回収不能と判断した全体の2割程度について同社に回収を依頼している。年明けから1ヵ月程度の期間で数人から収納するなど、その効果が見え始めている。 収納率の低下へ打開策 旭川市では市内の29ヵ所に市営住宅を設置して、所得水準など一定の条件を満たした市民に比較的安く賃貸している。しかし、すべての入居者が家賃を全額払うとは限らず、家賃を滞納したまま退去してしまう人も少なくない。中には市に移転先を知らせなか...
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