2024年1月– date –
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「Fラン」脱却 旭川市立大学の不安要素
2023年春に念願の公立化が実現した「旭川市立大学」。私立時代から旭大は地域社会にとって重要な教育・研究機関であり、地域の企業から見れば不可欠な人材の供給元でもあった。現在、地域社会で活躍するOB・OGも少なくない。公立化で偏差値は大きく上昇したが、折からの人材難の影響もあり、今後も卒業生が地域社会で就職してくれるのかどうか不安視するむきもある。 公立化の効果てき面 大手出版社や通信教育会社が運営するウェブサイトによれば、現時点での旭川市立大学経済学部の偏差値は45~47程度、保健福祉学部は51程度となっている。偏差値は定義上、「50」が中心点。旭川医大医学部は約63、北海道教育大学旭川校は約51だ(算出する業者によりばらつきあり)。 道内のほかの公... -
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デザイン思考どこへ? 米国「総本山」が縮小
「デザイン思考」─旭川市がこの新しい手法の導入を目指していると知ってから、記者はいろいろ調べてみたが、わかったようなわからないような…。一方、先進国であるはずの米国で、デザイン思考をめぐる環境が厳しさを増し、専門家の間でも懐疑的な見方が広がっていることだけははっきりとわかった。このまちでデザイン思考が能書き通り「社会に存在する問題を解決する」ツールとして威力を発揮する日は来るのだろうか。 問題解決の手法 現在の旭川市政のキーワードのひとつが「デザイン」。「デザインによる産業振興や人材育成、文化振興などがうたわれているが、もう一つのキーワードが「デザイン思考」。モノのかたちや色、部品の形を考えるという意味ではない。デザイナーの思考プ... -
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愛別に陽の目? 金脈探査プロジェクト
カナダの金属資源探査上場企業、ジャパンゴールドコーポレーションと世界最大級の金採掘会社バリックゴールド(同国が本拠地)が戦略的提携の下で日本で現在進める金鉱床探鉱プロジェクト。鹿児島、石川、さらには北海道など全国6ヵ所で取り組んでいるが、この上川管内でも「愛別プロジェクト」と称して各種探査作業を進めている。 生田原には複数の金脈 ジャパンゴールドコーポレーション(ジョン・プロウスト会長兼取締役CEO)とバリックゴールドコーポレーションは2020年2月に戦略的提携を締結。鹿児島県の溝辺をはじめ、鹿児島・熊本・宮崎県にまたがるえびの、石川県能登富来、北海道内では北見の天竜と白竜、そしてジャパンゴールドがオペレーターとして探鉱活動(費用はバリックゴ... -
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2024年02月号の主な内容
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