2020年5月– date –
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主な記事
新幹線の旭川延伸さらに困難に
2017年末から18年初めにかけて道内経済界の関心事だった札幌駅新幹線ホームの設置場所の問題。現在の札幌駅の内部でホームをやりくりする「現駅案」と、東側に新幹線ホームだけをずらして新設する「大東案」が検討された。前者が選ばれれば2線以上のホームを確保することが事実上不可能となり、旭川延伸の可能性はなくなっていたが、幸い後者が採用された。ところがその新幹線ホームのすぐ横で高層ビルを建設する構想が浮上。札幌の経済界は大型プロジェクトに沸くが、旭川延伸を望む道北住民にとっては夢の終わりを告げる内容だ。 最悪の「現駅案」免れたのも束の間 2016年3月に新函館北斗までの延伸が実現し、満を持して北海道に上陸した新幹線。道民の長年の夢が、青函トンネル... -
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返済義務無い給付型奨学金スタート
西川将人市長4期目の公約に盛り込まれている、道内初の試みである成績選考と返済義務の無い「給付型奨学金制度」。予算枠に制限があり混乱も予想されたが、10億円を突破したふるさと納税寄付金効果もあって財源確保にメドがついた。 道の制度をカバー 市が創設を目指していたのは、今年度から入学した高校1年生を持つ保護者に対し、返済不要の奨学金を給付する新たな制度。西川市長が1年半前の市長選で、4期目の公約に盛り込んだ目玉政策の一つだ。 市が行った「旭川市子どもの生活実態調査」によると、「高校・大学の進学費用の負担軽減」を求める声が最も多く93・9%と断トツだった。また、学年別では「中学2年生」の子どもを持つ親から負担軽減を求める声が最も多く寄せられて... -
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北海道ベースボールリーグ発足
選手の育成と地域おこしを大きな目標に掲げる北海道ベールボールリーグ(HBL)が正式に発足し、5月8日にリーグ代表、2つのチームの代表らが記者会見を開いた。人手不足に悩む地域社会で働きながら練習を積んで、NPBなどより高い活躍の場に進むことを目指す。新型コロナウイルスの影響は避けられないが、既存のプロ野球ともアマチュア野球とも異なる独自のスタイルが地域社会に根づくかどうかが注目される。 新しい「プロ」の姿 日本におけるスポーツの王様はなんといっても野球。サッカーやラグビーも人気だが、シーズンを通しての観客動員数は野球が圧倒的に多い。今季は新型コロナウイルスの影響で日本プロ野球機構(NPB=セ・リーグとパ・リーグ)の開幕が遅れてい... -
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2020年06月号の主な内容
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