2018年11月– date –
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主な記事
幻の登山道の復活、有志が模索
かつて旭川市東旭川町のペーパン(米飯)地区から旭川峠、絶景が広がる松仙園や沼の平を経て、旭岳に達する〝幻の登山道〟と呼ばれるコースがあった。今では足を踏み入れる人もほとんどなく、忘れ去られようとしているが、東旭川町の有志らが復活に向けた可能性を模索している。(文中敬称略) 旭川から旭岳に至る最短コース 〝幻の登山道〟と呼ばれるこのコースは1933(昭和8)年、当時の東旭川村長の大見首太郎が、山本達男内務大臣宛てに登山道の開削を請願。東旭川の開拓者、小谷勝治・河野義助ほか複数の有志による踏み分け実地調査を経て、38年に上ぺーパンから沼の平まで14・5㌔にわたって開削された歩道のことだ。当時の案内記録には「大雪山登山新道東旭川口」(通称〝東旭川ペー... -
主な記事
衰退進む旭川の地域経済、「主要産業」は公的年金
経済界には景気状況の厳しさを肌で感じている人が多いはずだが、その傾向は数字にもはっきり現れている。平均所得に注目した前号の本誌記事に続き、今回は所得階級別の比率、そして主な収入源に注目する。一連の数字から明らかになったのは、地域経済が直面する厳しい現実だった─。 年収千万円超の比率、帯広が旭川上回る 旭川市の平均課税所得は全国1741自治体の中で887位(2017年)─本誌が前号で伝えた数字だ。北海道のランキングは179自治体中114位。人口では道内2位、北海道・東北で4位という有力な都市ではあるが、住民の平均的な所得水準を比較すれば、音威子府や遠軽といった村・町を大きく下回っていることも明らかになった。 しかし、これらの数字はあくまでも平均値。旭... -
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2018年12月号の主な内容
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