2017年7月– date –
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マニアが開設目指す「旭川自然史博物館」
旭川市神楽岡。プラタナス並木に面した1軒の民家に「旭川自然史博物館」の文字が掲げられている。「館長」は星野彰さん(68)。「3年以上の時間をかけて準備を整え、ここで昆虫標本などの展示を行いたい」と語る。博物館構想の実現は小学生のころから興じてきた昆虫採集の集大成とも言える一大事業だ。 私財投じる 「旭川自然史博物館」はまだ一般開放されていないが、記者が取材に訪れた日、テーブルの上には虫ピンで固定された昆虫をきれいに並べたケースがずらりと展示されていた。甲虫、チョウ、ガ…。海外産の昆虫は日本のそれとは違う独特の色や模様が特徴的だ。キングサイズのガはヨナグニサン。その名の通り「与那国島産」だ。中南米産のカブトムシは国内のものより一回り... -
旭川市再任用職員がセクハラ 「大甘採用」で緩んだ組織
6月6日、旭川市保健所が運営している旭川市動物愛護センター「あにまある」で起きた男性再任用職員による女性臨時職員へのセクハラ行為が波紋を呼んでいる。被害者がすぐさま上司に訴え、男性職員は非を認め同日付で依願退職したが、正職員時代から「働かない職員」との厳しい評価を受けていたにも関わらず定年退職後に再任用されており、採用基準の甘さが浮き彫りになった。ほかにも再任用職員が事故を起こしたり、配属先の部署になじめず中途退職するなど多くの問題が発生。市は再任用制度そのものを厳しく再検討する必要があるのではないか…。 かねてから問題の職員 6月6日、旭川市動物愛護センター「あにまある」でセクハラ行為が行われた。具体的には60代の男性再任用職員... -
子会社トップ辞任に波及 旭川電気軌道経営陣の〝背任疑惑〟
旭川電気軌道㈱の株主総会は紛糾。実質的な子会社、光陽商事の株主総会では、直前に電気軌道の会計士でもある社長の小関健三氏が辞任する異例の展開。極秘資料も飛び出し、電気軌道経営陣の背任疑惑は深まるばかりだ。 豊島氏を模倣 旭川電気軌道㈱(以下、電気軌道)の株主24人が、元会長豊島弘通氏(故人)の財産を相続した遺族4人に対し、2億6000万円余りの賠償を求める株主代表訴訟を起こした経緯は本誌先月号既報の通り。6月6日に旭川地裁で第1回口頭弁論、同じ日に代理人(伊東秀子弁護士)の記者会見が行われた。 記者会見の最後に代理人は「現経営陣は豊島氏を模倣し、背任行為を繰り返そうとしている」と、現経営陣の疑惑追及にも言及。2週間後に迫っていた株... -
2017年8月号の主な記事
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