2018年5月– date –
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主な記事
介護保険料 旭川市も月6000円超え
介護保険料の増額が止まらない。3年ごとの見直しでこの4月、道内7割以上の自治体で基準月額保険料を引き上げた。旭川市も6.1%、金額にして355円のアップで6190円となった。「年金は減っているのに、これ以上何を切り詰めればいいのか…」と高齢者から悲鳴が…。 18年で2倍強 かつて、親の介護は家族で行うのが当然と考えられてきた。しかし高齢化が進むにつれ介護を必要とする高齢者が急増したことで、介護する家族の負担を軽減し高齢者の介護を社会全体で支えようという考え方で2000年にスタートしたのが介護保険制度。 介護保険が適用されるためには被保険者となる必要があり、被保険者は65歳以上が第一号。原因を問わずに要介護認定または要介護支援を受けたときに介護... -
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LCCタイガーエア台北便搭乗記
11月の完成に向けて建設が進む旭川空港の国際線ターミナルビル。しかし、現在海外から旭川空港に乗り入れている定期便はLCCの台湾タイガーエアによる週2往復(火曜日・土曜日運航)だけだ。記者がゴールデンウィークの連休を利用してタイガー便に搭乗し、「唯一の国際定期便」の現状を探った。 利用者の大半は台湾人ツアー客 「航空便の維持や便数増加のためには、旭川市民による積極的な利用が不可欠だ」─過去、繰り返されてきた言葉だ。実際、初めての国際定期便として韓国アシアナ航空が旭川─仁川間で就航した際には、民間の有志が「アシアナ友の会」を結成して、実際に韓国へのツアーを企画するなどしてきた。 現在運航されているタイガーエアの旭川─台北(桃園)便につ... -
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藤田観光ワシントンH、ついに旭川撤退へ
藤田観光ワシントンホテル旭川(旭川市宮下通7丁目)が4月19日、今年9月末に営業を終了することを発表した。建物や施設の老朽化が進む一方、駅前で相次ぎホテルが開業、または今後の開業が予想され、営業継続は難しいと判断した。旭川駅から見れば買物公園を挟んで左右の建物が空き家となる異常な事態はいつまで続くのか─。 異例のネーミング 藤田観光ワシントンホテル旭川は1990年のオープン。藤田観光系のホテルは名称を地名+「ワシントンホテル」としているが、旭川の場合はヨシタケグループが先行して旭川ワシントンホテル(現スマイルホテル旭川)を開業していたことから、この名称とした。旭川駅を降りてすぐという絶好の立地条件を活かして、これまで多くの観光客やビ... -
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固定資産税データで空き家対策
約2万3000軒が「蓄積」し、少子高齢化の結果、今後も増加が確実な旭川市内の空き家。放置しておけば都市環境に悪影響を及ぼすのは確実だが、土地と建物の所有者が認知症などで判断能力を失ったり、相続で所有権が分散したりすることが空き家対策を困難にしている。不動産業界は空き家の活用促進のため市が握る固定資産税関係のデータの活用を希望しているが、旭川市は今のところ他の自治体と比較して慎重だ。 子の世代が流出 昨年12月5日、旭川市西地区にある築40年の木造2階建てアパートが行政代執行によって強制撤去された。老朽化が進み、モルタルの壁が落ちるなどして、市には周辺住民から苦情が寄せられていた。しかし、この工事にかかった費用は380万円で、市が立... -
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2018年6月号の主な内容
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旭東高「アドミッション・ポリシー研究」が奏功
道内屈指の進学校として知られる旭川東高。毎年、東大、京大、早慶など難関大に多くの合格者を輩出しているが、今年の受験では7クラス編成になった2005年以降で最多となる158人が国公立大に現役で合格するという好結果を残した。3年前に導入した「アドミッション・ポリシー研究」の成果だ。 旭川東高は18年大学受験でも好実績を残した。特筆すべきは現役生の国公立大合格者数。ここ数年、右肩上がりで増加傾向にあり、15年は127人、16年131人、17年145人と推移していたが、今春は158人になり、7クラス編成が導入された2005年度以降で最多となった。 難関大学にも多くの合格者を出した。北大の合格者数は昨年よりも減少したが、道内5位にランキング。難関の医学部にも現役1人、既卒2... -
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上川神社祭3条通露店を取りやめ
短い旭川の夏を彩るイベントの一つが上川神社祭。この期間中、神輿を見たことがない市民はいても、一度も露店を見たことのない市民はいないはずだ。ところが夏の到来を前に、今年1月に実行委員会が、3条通での露店の廃止を決定した。スタッフの高齢化が最大の原因だが、露店側は同じ期間中、市内の他の場所での開催を目指すとしている。 800㍍に300店余 毎年7月20日から22日にかけて開催される「上川神社祭」。本誌ではこれまで、神幸式(みこしパレード)のあり方に関する記事を何度か掲載してきた。その神幸式と並ぶイベントが「露店」。多くの市民にとっては、この露店こそがお祭りの主役かもしれない。 護国神社祭で多くの露店が常磐公園内に並ぶのに対し、上川神社祭では古く... -
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人情食堂で「せんちゃん勉強会」
地域で愛される〝人情食堂〟で、小中学生を対象に始まったプロジェクト「せんちゃん勉強会」。子どもたちの未来に投資する目的で、今年で創立50周年を迎える旭川北ロータリークラブ(田中稔会長)が取り組む人財育成事業の一環だ。常盤通で行っている学習支援「エンむすびの会」(高倉晴美代表)とも連動し、学習した後にはラーメンを食すというラーメンのまち旭川らしい勉強会。「子どもは地域の宝」と小川諭一奉仕開発委員長が込める思いも旭川ラーメンのように懐が深い。 「同じ釜の飯を食す」 3月5日の夕方、人情食堂「せんちゃん食堂」(大町1条3丁目)には複数の小中学生と保護者、指導スタッフらが集い学習に励み、和やかな雰囲気に包まれた。大有小学校の3年生、志野...
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