生まれ変わる明治屋ビル エルム歯科が購入

 昨年10月、JR旭川駅前の買物公園通りにある明治屋ビルを買収した(医)「愛和会」のエルム歯科が、大幅なリニューアルを計画している。開設当時、市内では斬新な建物として存在感を放っていたが、改装によって賑わいの創出を生み出そうとしている。

斬新な外観で注目を集めたビル
JR旭川駅から徒歩わずか数分の場所にある明治屋ビル。1989年2月に完成したこのビルは、鉄筋コンクリート造り、地下1階地上5階建ての建物(延べ床面積約2000平方㍍)。設計は、全国最大手で世界でもトップクラスの設計事務所、㈱日建設計の子会社である㈱北海道日建設計(札幌市)。施工は大手ゼネコンの㈱大林組と地場の畠山建設㈱のJVで行われた。もともとこの土地には㈱明治屋が運営していた明治屋ストア(敷地約413平方㍍、125坪)があった。
このビルに隣接し、宮下通沿いにある藤田観光ワシントンホテルも、日建設計と大林組が設計・施工を行い、2つの建物が調和するように計画された。一時は両方の土地を共同で再開発し、明治屋ストアと金市館跡に藤田観光ワシントンホテルを建設する構想もあったのだが、結局は明治屋が単独で先行してビルを完成させた。

(この続きは月刊北海道経済2013年5月号でご覧ください)

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