2019年– date –
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カムイスキーリンクス 集客に本腰
積極的な施設更新とインバウンド効果から、「カムイスキーリンクス」の来場者数が増加している。昨シーズンは9万8634人をカウントし、今シーズンは大台の10万人超えが視野。キロロスノーワールドや星野リゾートトマムスキー場などとの連携で利用者増の相乗効果を狙う。 来場者10万人視野 旭川の中心部からクルマで30分、神居町西丘にある旭川市が所有するカムイスキーリンクスは、初心者用8本、中級者用9本、上級者用8本と多彩なコースを楽しめるスキー場。全国でも数少ない「陽の当たるスキー場」で、夕方まで粉雪の状態を保つ〝極上パウダー〟がウリだ。 もともとの経営主体は「日本ゴルフ振興」だったが、2003年に同社が経営破たんし、旭川市が施設を無償で譲り受けて営業を継... -
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旧西武A館にツルハが17階建てホテル
西武A館跡地を取得し創業の地、旭川市にランドマークを建設する計画のドラッグストア全国大手、㈱ツルハ(札幌市)は、早ければ12月中にも建築申請を提出し2020年3月に工事を着工する準備を進めている。建物の規模は、鉄骨造り地上17階建て。施工は大手ゼネコンと地元の㈱エスデー建設のJVで請け負う予定で、土地取得を含めた総事業費は60億円規模となる。 紆余曲折経て計画固まる 西武A館跡地の再開発は、2017年12月下旬、ドラッグストア大手のツルハが西武所有の土地(全体の約7割)を正式に取得した時点から始まった。その後、西武から業務の代行を任された三井系の不動産業者、三井物産都市開発㈱(東京)が取りまとめ、地元業者が所有する一部の区画を残してほとんどの土地をツルハ... -
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今津の後の自民衆院道6区候補は誰?
11月30日午後、4回目の開催となった自民党道第6区選挙区支部(吉川貴盛暫定支部長=自民党道連会長、竹内英順幹事長=道議)の「第6区支部長選考幹事会」が旭川市内のホテルで開かれた。会議は30分ほどの短いもので進展は何もなく、候補者選びの今後については竹内氏と本間勲氏(支部長代行)の2人の道議に預ける形で終わり、方向性の確認は1月末開催予定の次回幹事会まで持ち越されることになった。次期衆院選は早ければ7月の東京都知事選と同時、もしくは8月の東京五輪後という見通しがささやかれる中で、候補者不在の状況は一日も早く解消したいところなのだが……。(文中敬称略) 挙げられたのは相変わらず4人の名前 今津寛前衆議が引退を表明、自民党の衆院選道6区の次期候補が不在とな... -
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2020年01月号の主な内容
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「天人閣」事業譲渡にファンドが動く
休館後1年近くが経過する東川町天人峡温泉のホテル「天人閣」が、再開へのかすかな希望を残してもがいている。昨年春に天人閣の事業を引き継いだ㈱カラーズ・インターナショナルはすでに再建をあきらめ、新たな譲渡先を探している模様だが、廃墟同然となった温泉施設に手を差し伸べる事業者が現れるかどうか。周囲の関心は高まっているが、いまのところ見通しは立っていないようだ。 何がどうなっているのか情報不足 創業120年、明治の時代から旭川の名門「明治屋」が経営してきた天人閣が8億4000万円もの負債を抱えて民事再生、自己破産の道をたどるようになったのが10年前。その後二転三転し、昨年4月に㈱カラーズ・インターナショナル(本社・東京港区、松本義弘社長)に経営権が移... -
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五輪マラソン札幌開催への期待と不安
来年の東京五輪の競技のうち、男女のマラソン、競歩競技が会場を札幌市に移して開催されることが正式決定した。暑さにアスリートが倒れる事態を懸念したIOCからの要求で決まった異例の事態だ。道内のマラソン大会に参加した経験のある市民ランナーや、大会の事務局関係者や警備関係者には驚き、心配、期待が広がっている。そして五輪とは一見関係のなさそうな企業にまで、意外な影響が及んでいる。(記事は11月5日現在) 単調すぎるコースは辛い まずは市民ランナーの声を紹介しよう。 「札幌で開催されると知った時は、〝そりゃそうだろう〟と感じました。東京の夏は暑くて、ランナーにとり過酷。北海道も暑いけれど湿度が全然違いますから」と語るのは、㈱アーキエージェント代表の... -
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笠木薫道議の資産1億円って何だ?
道議会議員100人の資産が公開された。1人当たりの資産額は2234万円で、新人議員が上位に加わり全体を押し上げているが、旭川市選出の新人・笠木薫も資産1億932万円で4位にランクされた。(文中敬称略) 公開4年に1度 資産の公開は、道の条例に基づき、4年に一度選挙後の任期開始時点(今回は4月30日現在)の資産を公開する。対象となるのは①土地②建物③預金・貯金④有価証券⑤ゴルフ場の会員権など9項目と借入金の合わせて10項目。預貯金は定期性のものが公開されるが、普通預金などは除かれる。また、有価証券については「株2社、計300株」などの表記で株式の時価などは公開の対象外となる。 公開資産のトップスリーはすべて札幌選出議員。いずれも札幌市内に多くの不動産を所有しており... -
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〝幻の登山道〟復活への道筋
かつて昭和初期、大雪山が国立公園に指定された頃、旭川市のペーパン(米飯)地区から大雪山に直接登るコースをつくる計画があった。一時期、そのコースをたどる登山会も催され話題を集めたが、様々な要因に妨げられて、いつしか利用は途絶え、今では忘れ去られようとしている。途中、絶景が広がる「松仙園」や「沼の平」を経て大雪山に至る〝幻の登山道〟。しかし地元東旭川の有志たちが、登山道の復活に向けて一歩一歩、実現に道筋をつけている。(文中敬称略) 一躍脚光を浴びた国体 この〝幻の登山道〟は1933(昭和8)年に、当時の東旭川村長、大見首太郎が国に請願して、東旭川の開拓者であった小谷勝治、河野義助らの有志による踏み分け実地調査を経て38年、上ぺーパンから沼の平まで... -
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2019年12月号の主な内容
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やっぱり! 2割に雨水管誤接続の可能性
無落雪住宅におけるスノーダクトの誤接続が昨年の忠和地区の浸水被害の大きな要因になっていると考える旭川市水道局が今年7月から実施している誤接続調査の中間報告を市議会で行った。それによると調査した箇所の約2割が「誤接続の可能性がある」となっており、早い時期から想定されていた問題が現実のものとして浮かび上がってきている。 調査した2割に誤接続の可能性 9月18日に開かれた旭川市議会第3回定例会の一般質問で日隈利穂議員(無党派G、1期)が6月議会に引き続き、旭川市内における無落雪屋根のスノーダクトの誤接続について質問した。市水道局の富岡賢司上下水道部長が6月議会で「10月末までに約2500ヵ所の調査を実施する」としていたことから、その途中経過を聞いた。 ...