笠木薫道議の資産1億円って何だ?

道議会議員100人の資産が公開された。1人当たりの資産額は2234万円で、新人議員が上位に加わり全体を押し上げているが、旭川市選出の新人・笠木薫も資産1億932万円で4位にランクされた。(文中敬称略)

公開4年に1度
 資産の公開は、道の条例に基づき、4年に一度選挙後の任期開始時点(今回は4月30日現在)の資産を公開する。対象となるのは①土地②建物③預金・貯金④有価証券⑤ゴルフ場の会員権など9項目と借入金の合わせて10項目。預貯金は定期性のものが公開されるが、普通預金などは除かれる。また、有価証券については「株2社、計300株」などの表記で株式の時価などは公開の対象外となる。
 公開資産のトップスリーはすべて札幌選出議員。いずれも札幌市内に多くの不動産を所有しており、土地と建物の評価額が資産額を引き上げている。
 1位の渡辺靖司は東区に1万1200平方㍍を超える土地を所有しており、これだけで約2億7000万円。そしてこれに合わせて建物は約3億1000万円となり、合計で約5億8000万円になった。2位の伊藤条一も白石区と北区に合わせて3000平方㍍の土地を所有。建物と合わせた総額は約1億6000円。預金1000万円と合わせて総額は約1億7000万円となった。3位の和田敬友も西区に約5300平方㍍の土地と2カ所の建物を所有。総額は約1億5000万円だった。
土地9筆所有
 そして、4位に食い込んだ笠木はというと、旭川市内に計9筆、2709平方㍍の土地を所有。こちらは札幌ほど土地の価格が高くないため、総額で1594万円となっている。しかし、建物については総面積が2434平方㍍もあり7938万円の評価。合わせると9532万円になる。これに預金が1398万円あることから総額は1億932万円ということになる。このほかに、普通自動車が1台、ゴルフ場の会員権が2口となっている。
 一方で借金、つまり金融機関などからの借入額は1億357万円に達していることから、差し引き570万円ほどのプラス。資産も多いが、借金も多いというのが大きな特徴だ。

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この続きは月刊北海道経済2019年12月号でお読み下さい。
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