車椅子ラグビーの魅力伝える「神威」

 車椅子スポーツといえば、バスケやテニスが知られているが、昨秋のW杯ラグビーで獅子奮闘の活躍を見せた〝五郎丸人気〟にあやかり、「車椅子ラグビー」への注目度がじわり高まっている。道内には3つのチームがあり、その一つが旭川を拠点に活動する「神威(かむい)」(矢島勇作代表)。普及活動にも力を入れており、練習場に子供たちを招き、一緒に汗を流すことで競技の魅力を伝えている。

「マーダーボール」
車椅子ラグビー→01
 車椅子ラグビーの発祥の地はカナダ。頸椎損傷や脳性麻痺などで四肢が不自由になった、比較的重い障がいを持つ人たちのために考案されたスポーツだ。
 ラグビーにバスケットボールやバレーボールなどの要素を組み合わせたもので、バスケットボール用のコートで行われる。バレーボールを基にした専用球を使い、バスケのようにドリブルをしたり、健常者のラグビーとは違って全方向へのパスが可能で、ボールを抱えたり、膝の上に乗せてゴールラインを超えると得点となる。試合は1ピリオド8分で、4ピリオド制だ。
 障がいの程度に応じて0・5点から3・5点までの7クラスに分類され、1チーム4人の点数の合計が8点を超えてはならないという決まりがある。
 選手の中には、握力が弱く車椅子の操作やパスが難しい人もいる。また体幹の機能が弱いために車椅子に寄りかかることで何とか体の安定を保っている人もいるため、障がいが軽く手が使える選手は車椅子を駆使してボールを運んでゴールを狙い、障がいが重くボールが掴めない選手は体を張って敵を止める。

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この続きは月刊北海道経済2016年03月号でお読みください。