〝シイタケ嫌い〟ヒロ中田氏、鷹栖町に波紋

 ㈱リクルート北海道じゃらん(札幌市)が発行している月刊誌「じゃらん」が企画する「ご当地グルメ」が、鷹栖町で波紋を呼んでいる。4月6日、町へ視察に訪れたじゃらんのスタッフの一人、ヒロ中田氏が、町内のある飲食店で「私はシイタケが嫌いなので、出さないでください」といった発言をした。その話を聞きつけた助安農場の助安誠二社長が「町の特産品に育ちつつあるシイタケを侮辱された」として、自身のフェイスブックで思いを綴ったことで話が大きくなった。

おすすめのシイタケを批判された飲食店
 ことの発端はヒロ中田氏が鷹栖町内の農家や飲食店などを訪れて行った取材。ある飲食店で「私はシイタケが嫌いなので、私の前に出さないでください」と言い放ったことに起因している。
鷹栖町 その発言に対して、飲食店の店主は「うちは町内で採れた大きなシイタケを売りにしたメニューを出している。お客さんの評判もよく、快く食材として使っているシイタケを批判されて気分を害した」という。
 周りにいた人たちも「食に携わる仕事をしていて、自分の好き嫌いをはっきり言うのはどうかしている。ましてや、一般的に美味しくて健康にもよいと評価されているシイタケを悪く言うのはおかしい」と批判の声が渦巻いた。
 このやり取りを聞きつけた町内の農家、助安農場の助安誠二社長が噛み付いた。今回の視察では、助安農場も訪れるはずだったが、「直前に体調を崩し、キャンセルした」(助安社長)ため、ヒロ中田氏と助安社長が直接対面することはなかった。

助安社長、自身のフェイスブックで反論
 助安社長は4月19日、自身のフェイスブックに以下のように書き込んだ。
要約すると「ある名の通った雑誌の食のレポーターが町を訪れた。農家や飲食店などいくつかを回った中で、シイタケを売りにしている店で、ヒロ中田氏が『私はシイタケが嫌いだ』と言った。町はそのことを知っていたようだが、その飲食店には事前に話が行っていなかったため、ヒロ中田氏と店主の間でひと悶着があった」
 さらに、「これが食を評価するリポーターなのか。自らの好みで食材に温度差をつけるとは、企画で取り上げられているメニューに疑問符がつく」と厳しい批判を浴びせている。
 フェイスブックの書き込みを見た人たちからも「好き嫌いを表に出すリポーターは失格だ」「この雑誌は信用できない」など、助安社長を擁護する声が寄せられている。
 この視察に同行した町のある職員も「話の流れの中でつい出てしまったことかもしれないが、軽はずみな発言だった。違和感を感じた」と当時を振り返る。

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この続きは月刊北海道経済2016年06月号でお読みください。