市役所がミス 知らない人が配偶者に

 離婚して一人で子どもを育てている女性のもとに突然、市役所から「児童手当の現況届に必要なので配偶者(夫)の所得証明書を提出してほしい」と通知が来た。配偶者として見ず知らずの男性の名前まで書かれており、狐につままれた思いの女性はすぐさま担当部署に電話を入れた。電話に出た担当者はあっさり「間違っていました」と非を認めて謝ったのだが、女性は「なぜ間違ったのか説明が不十分で、その後の対応にも誠意が感じられない」と不快感をあらわにする。

知らない男性の名前
 旭川市内の30代女性Fさんの自宅に7月末、市子育て支援部子育て助成課から一通の封書が送られてきた。何かと思い開けてみると中には「児童手当現況届の添付書類について(お願い)」という文書が入っており、その中身は次のようなものだった。
 「先日は児童手当現況届をご提出いただき、ありがとうございました。ご提出いただいた児童手当現況届を審査いたしておりましたところ、受給資格の確認にあたり、配偶者の所得を確認する必要が生じました。つきましてはお手数をおかけして恐縮ではございますが、次の書類を提出くださいますようお願いいたします」
 〝次の書類〟とあるのは「配偶者○○○○様の平成28年度所得証明書」のことで、そこに書かれてあった○○○○は、Fさんと同じ姓ではあるが、全く心当たりのない人の名前だった。
 「え?私はこの人と結婚していることになっているの!」。結婚経験はあるもののすでに離婚している自分が、いつの間にかどこの誰か分からない人と結婚したことになっている。封書の宛名を確認すると確かに自分の住所と名前になっている。
Fさんは動転する気持ちを抑えながら、送られてきた書類にあった連絡先(子育て支援部子育て助成課 児童手当担当)に電話を入れた。

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この続きは月刊北海道経済2016年10月号でお読みください。