2021年– date –
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主な記事
医大次期学長に西川副学長 怪文書の影響は?
11月15日、旭川医科大学の次の学長に副学長の西川祐司氏が選ばれた。あとは文部科学省が、形式的にはいまも学長の座にある吉田晃敏氏の自発的辞任を認めるか、解任するかの判断を下しさえすれば、大学は新たな段階に向かって歩き出す。しかし選挙期間中には候補一人を狙った怪文書もまかれ、水面下で繰り広げられた駆け引きの激しさをうかがわせた。(記事は12月9日現在) 14票差で決着 「大学の再生は吉田氏の影響力を完全に排除した上でのみ可能となる」─旭川医大の次期学長に選ばれた西川氏が12月1日に開かれた記者会見で語った言葉だ。吉田氏が辞意を表明したのは6月のこと。西川氏を議長(当時)とする学長選考会議は、辞任を認めず解任すべきとの考えを文部科学省に伝え、次の学... -
主な記事
旭川医大吉田晃敏氏 本誌に激白50分間!
旭川医大では次期学長予定者の選考が粛々と進んだが、形式的には吉田晃敏氏がいまも学長を務めている。これまで約半年間、ほぼ完全な沈黙を守ってきたその吉田氏が本誌の電話取材に応じた。これまで溜めてきた思いを吐き出すかのように、約50分間にわたり語った。(記事は12月9日現在) 半年ぶりの反応 12月2日夜、記者の携帯電話が鳴った。画面に表示された発信者名は「吉田学長 旭川医大」。吉田氏は約半年前に辞意を表明して以来、沈黙を守ってきた。次期学長予定者に選ばれた西川祐司氏が記者会見を開いたのは前日のこと。記者はこの半年間、何度か吉田氏へのコンタクトを試みたが、反応はなかった。同日の昼に電話を入れてメッセージを残したものの、半ば諦めていたため、吉田氏... -
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2022年01月号の主な内容
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主な記事
医科大学あるのに旭川の〝精神科〟なぜ不足?
ストレスフルな現代社会では、誰でも統合失調症、気分障害など精神的な病気のリスクを抱えている。ところが旭川市内では精神病の治療機関が他の道内都市と比べて不足しており、受診するまでに時間がかかることもある。その一因が精神科医の供給源となるはずの旭川医大の研究体制。本号が書店に並ぶころ、旭川医大では新しい学長が決まるが、新しい精神医学講座教授の人選も大切な仕事になる。 帯広苫小牧下回る 旭川市内の精神障がい者の数は7854人。病類で分ければ統合失調症がこのうち2279人、気分障害(うつ病、そう病、双極性障害)が2527人に達する(2019年度)。コロナがまだ上陸していなかったこの年の旭川市内におけるインフルエンザの感染者数5470人と比較すれば、精神的な病... -
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衆院選道6区 勝利呼んだ東の農協対策
候補者個人よりも、与党か野党かで投票先を決める政党選挙の色合いが強かった今回の衆院選道6区では、自民党公認の東国幹氏が圧勝した。この自民党の大勝利は、昭和の自民3派の時代から懸案とされてきた、旭川における「保守一本化」の課題に取り組む作業の総仕上げとも映るものだった。元来、保守勢力が根を張ってきた旭川だが、その根からようやく1本の太い〝幹〟が顔をのぞかせてきた。自民党の東氏が立憲民主党の西川将人氏を予想以上の大差で振り切った「東西決戦」を振り返ってみる。 自民勝利の結果は士別・旭川から伝染 10月31日夜、投票箱のふたが閉まる午後8時を待っていたかのように全国の大手報道機関は、競って東の「当確」を打ち出した。もちろんまだ開票作業は何一... -
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創刊55周年 本誌の出版物
株式会社北海道経済は月刊誌の制作に加え、適宜、単行本の発行も行ってきた。大手出版社のような全国発売はできないものの、地元の出版社として地域に根差した本を数々送り出してきた。出版物の内容とともにそれにまつわる人々、出来事などを紹介しながら55年間を振り返ってみる。 創刊20周年記念で観光ガイドブック発行 1966(昭和41)年11月にスタートを切った当社は、まずは月刊誌の発行に専念した。もっとも、社内にはそれ以上のことができる余裕はなく、資金的にも自転車操業だった。誌面には企業紹介シリーズや連載小説も掲載しており、連載の区切りで単行本として発行することも考えられた。しかし、毎月1回の月刊誌を発行することで精一杯の状態が続き、、出版社に求められる... -
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2021年12月号の主な内容
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市議補選で蝦名余裕のトップ当選
3議席をめぐって4人が出馬した旭川市議会議員補欠選挙は自民党公認と推薦の2人、立憲民主党公認の1人が当選し、市議会会派の空席を元通りに埋めた。共産党は初の5議席目をねらったが夢はかなわなかった。これにより旭川市議会の会派構成は辞職した3人に代わるメンバーが元通りの数で決まり選挙前の状況を維持することとなった。 高橋・石田の3位争いだった 旭川市議会自民党・市民会議の木下雅之、林祐作、民主・市民連合の宮崎アカネが道議補選への出馬を決めたことから市議会に3つの空席ができ、自民党公認の蝦名安信(38)、同党推薦の高橋英俊(53)、立憲民主党公認の野村パターソン和孝(37)、共産党公認の石田尚利(52)の4人の新人が出馬した。 正式な立起表明は野村(8月11日)、... -
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旭川市長選で今津寛介氏当選
西川将人(52)氏の国政転出に伴い、後継笠木薫前道議(立憲民主・国民民主・社民党推薦=64)と、再挑戦の今津寛介元衆院議員秘書(自民・公明党、維新、大地推薦=44)による一騎打ちが繰り広げられた旭川市長選(9月26日投開票)。激戦を制し「旭川新時代」の扉を開いたのは、今津氏だった。(文中敬称略) 午後8時過ぎに早くも「当選確実」が報じられると大きな拍手に包まれ、沸き立つ今津選挙事務所(8条通7丁目)。その後、事務所内には続々と来賓が詰めかけ、今津が佳子夫人(47)を伴って9時35分ごろ姿を現わすと、支持者らとグータッチを交わしながら喜び合った。 旭川商工会議所副会頭の荒井保明選対本部長は自身、15年前に行われた市長選で幹事長を務めたことに触れ、「西川市政の始ま... -
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2021年11月号の主な記事