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ジャズマンス 20年の活動にピリオド
20年続いた音楽イベント『ジャズマンス・イン・旭川』が幕を閉じる。チック・コリアやゲイリー・バートンなど超大物ミュージシャンの招聘(しょうへい)、国内では珍しい子どものジャズグループ旗揚げ、障害を持つ子どもたちの音楽教育など功績は大きい。「札幌の『シティジャズ』のように行政がバックアップして続けることはできなかったのか。音楽の街なのに寂しい」と、市民から惜しむ声が上がっている。 ジャズの魅力を発信 開基100年事業の一環として建設された旭川大雪クリスタルホール。音楽専用ホールを求めていた市民団体『ぬくもりホールの会』などの運動から、音響の美しさにこだわり、壁や床に木をふんだんに使った音楽堂もつくられた。オープンしたのは1993年... -
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旭川の中心街で「熱気球体験」
旭川市の中心部から半径50㌔圏内で体験できるアクティビティを紹介する日帰りツアー「アサヒカワ モトクラシー」。市内の旅行代理店「旭川まるうんトラベル」が、地元で暮らしている人々(ジモトグラシ)と、地元の人でも知らない穴場(灯台モトクラシ)を案内したいとの思いから企画したものだが、その一環として7月25日から8月16日まで行われたのが「熱気球体験」だ。 JR旭川駅に近い市有地(宮下通12丁目)で、地上約20~30㍍の高さに熱気球を固定して上下する「係留フライト」が行われ、搭乗者は熱気球ならではの浮遊感と旭川の街並みを楽しんだ。日中は気温の上昇とともに風が吹き始めるため早朝が格好のフライト時間。期間中、「街中で飛ぶのは珍しい」「夏の思い出にし... -
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2015年10月号の主な内容
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旭川市道路工事で「談合破り?」
昨秋、旭川市が補正予算の〝ばらまき〟で公共事業が一気に増加した反動で、今年度に入ってから公共工事の発注量が激減している。そんな状況の中、旭川市内のAクラスの建設業者の間で「落札するはずだった業者の『下を潜り』、別の業者が落札した」という噂が流れた。言うまでもなく業者間の談合は違法行為だが、業界独特のしきたりが通用してきたのが現実。ここに来て公共工事の減少のために業者が〝話し合い〟で仕事を振り分けるシステムが崩れ、ガチンコ勝負が始まる兆しが見えてきた。 Aクラスでは 「異常」な落札率 7月中旬、市内のある情報通から「6月に入札が行なわれた旭川市発注の公共事業で、落札するはずだった業者の下を潜り落札した業者があった」と、本誌に情報が... -
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キルギスに道北の食を売り込め!
かつてシルクロードの中継地点として栄えた中央アジア・キルギス共和国。日本人にはほとんど馴染みのない〝未開の地〟に道北の食を売り込もうというユニークな試みが、民間団体「食べマルシェブランドの価値を高める委員会」(伊藤友一委員長)によって進められている。交流は順調で、8月下旬にはキルギス代表団が来旭し工場見学や商談会を実施。経済交流にはずみがつきそうだ。 経済成長率10%台 キルギス共和国は中央アジアに位置する旧ソビエトの国。国土は東西に長く、中国との国境には天山山脈、南隣りのタジキスタンに向かってパミール高原が広がる自然豊かな国で、「中央アジアのスイス」と呼ばれる観光スポットともなっている。 面積は日本の約半分で人口は540万人。キ... -
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ハンドメイドの魅力追求「キクヤ」の職人魂
海外などの工場で大量生産される既製品の靴が大半を占める中、今でも注文靴を製造している店が旭川市内にある。ロータリーに面した「皮革工芸キクヤ」(旭川市9条通7丁目)がそれだ。靴のオーダーメイドといえば〝絶滅危惧種〟と呼んでも過言ではないが、味わいを追求したハンドメイドの靴からは、職人の心意気が伝わってくる。 筋金入りの職人 じつに多くの革の切れ端で埋もれたキクヤの作業場で時折雑談を交え、靴を修理するのは菊谷康生さん(81)。15歳の時から、この世界に身を置く筋金入りの職人だ。 「昔は猛者がたくさんいたが、もう、老いぼれの出る幕はないよ」とおどけながら、20種類ほどある道具を自在に使い分けて、作業を続ける。 菊谷さんによると、かつて旭川市内に... -
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2015年9月号の主な内容
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旭川市発注道路工事 異例のやり直し
旭川市が発注した市道工事で、基準の砂利の量が極端に少ないことが判明。請負業者に市が全工事区間でやり直しを命じるという異例の事態に発展した。市には今後監督責任が問われ、部長以下の懲戒処分が行われることが予想されるほか、業者には指名停止などの厳しい措置が取られることになりそうだ。 西神楽の市道 問題となっている工事は、西神楽3線23・24号間1号線の市道改良工事。JR千代ヶ岡駅の真裏にある国道237号と並行して走る道路で、小中学校に隣接しているため、地域住民が頻繁に利用するほか、国道が混雑している場合は〝抜け道〟として重宝されている。 工事区間は約180㍍で、幅員は6・7㍍。歩道部分が1・7㍍で、車道部分が5㍍となっている。歩道と車道の間に... -
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ウッドシティ旭川、破産の軌跡
23年前、東旭川の工業団地に家具製造関連の事業所を集約するために設立された協同組合ウッドシティ旭川(高木均代表理事)が5月29日、旭川地裁から破産開始決定を受けた。負債総額は約14億8400万円。設立時の加盟企業8社が倒産・廃業・脱退したため、商工中金や道から借りた高度化資金の返済ができなくなり、破産のやむなきに至った。バブル期に絶頂を極めた〝旭川家具〟衰退の爪痕でもある。 共同融資を目的に8社で協同組合設立 協同組合ウッドシティ旭川は、旭川市内の家具製造業者、木材木製品製造業者らが、東旭川の工業団地に集団移転し、生産性の向上など経営の合理化を図るため、中小企業等協同組合法に基づき平成2年12月25日に設立された。 設立時の組合員は、小林木... -
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旭川市新庁舎建設候補地の〝優劣〟
旭川市の新庁舎建設地として候補にあがっているのは3ヵ所。各種団体との意見交換やタウンミーティング、近々設立される審議会での議論を経て年明けには絞り込まれる。本命〟と言われるのは「現庁舎周辺」だが、仮庁舎確保という問題を抱える。民間資本活用方式の「買物公園・須貝ビル跡地」、市民アンケートで要望が強かった「北彩都地区」。3候補地それぞれの優劣は── 50団体と意見交換 旭川市は今、「新市庁舎整備」をテーマに、各種団体との意見交換を精力的に進めている。5月13日の「旭川建築協会」が皮切りで、その後「旭川市社会福祉協議会」「旭川地区ハイヤー協会」「中小企業家同友会あさひかわ支部」「旭川商工会議所」、それに各地域まちづくり推進協議会などと続い...