2024年8月– date –
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主な記事
債権者申立てで競売決まったマルカツ
経営譲渡が繰り返された末、最後のオーナーがコロナ支援金詐欺で逮捕されたことで閉店、〝塩漬け〟となっていた「マルカツ」。根抵当権を持つ「あすか信用組合」が申し立てたことで旭川地裁が競売開始を決定した。 繰り返された譲渡 平和通2条買物公園のマルカツは、22年10月に閉館したあと空きビルのまま放置されていたが、土地・建物の根抵当権を持つ在日韓国人系の金融機関「あすか信用組合」(東京)が債権回収のために旭川地裁に競売を申し立てた。これを受けて旭川地裁は7月に競売開始を決定。今後、数ヵ月かけて不動産の調査などを実施して、本年度中にも競売が実施される見込みだ。 マルカツの歴史は長く、波乱に富む。 始まりは、松村勝次郎氏が創業した呉服店で、いまから... -
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3~4条通15丁目再開発に「準備室」
市民の台所として長い間親しまれてきた「銀座商店街」。恒久的歩行者道路となっている「銀座仲見世通り」の東側の15丁目で大規模な再開発の構想が浮上していることは本誌が何度か伝えてきたが、三番舘駐車場の一角にある建物が準備室として活動を開始する。「主役」の参画でプロジェクト実現に向け一歩進んだように見えるが、より多くの地権者の参画と、旭川市の協力が推進には欠かせない。 長い歴史 多くの権利者 記者が訪れた日、銀座商店街では「銀座七夕まつり」(8月中旬まで)に向けた飾りつけが行われ、色とりどりの吹き流しが夏の風に揺れていた。付近の高齢者施設の入居者と思われるお年寄りが見物を楽しんでいる。買物公園ともショッピングセンターとも違う独特の雰囲気が、... -
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金属スクラップ業界で中国系業者の版図拡大
近年、業界の生態が大きく変化したのが金属スクラップの回収業。SDGs時代の要請に合ったこの業界では近年、全国的に中国人が営む企業がシェアを拡大する傾向にある。「彼らが企業努力で規模を拡大するなら文句のつけようがないが、我々と同じルールの下で活動しているのか」との疑問を、複数の日本人経営者が口にする。 トマムリゾート売却 この北海道でも、中国資本の脅威を感じる人は少なくない。建国時からの共産主義経済から資本主義経済への転換を打ち出したのは1978年のこと。経済力も生活水準もはるかに日本より遅れていた中国は、それから半世紀足らずのうちに猛烈に加速し、国全体のGDPで日本を追い抜き、ドローンやスマホ、家電製品といった一部の製品で世界市場を席捲し... -
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2024年09月号の主な内容
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