2024年12月– date –
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主な記事
高砂酒造×日本醤油工業で共同開発
酒蔵や醤油の醸造所、手づくり味噌工場などが市内に点在する旭川は、古くから醸造業が盛んだ。伝統的な醸造技術で品質の高い製品を製造しているが、24年11月、高砂酒造と日本醤油工業がコラボし、酒粕と醤油を使った商品を開発した。市では、醸造・発酵文化に着目した観光促進の検討を進めており、旭川の醸造業を支えてきた老舗によるコラボは、醸造文化を盛り上げていきそうだ。 盛んな醸造業 明治時代から続く長い歴史を持つ酒蔵をはじめ、醤油の醸造所や、手づくりの味噌工場がある旭川は、規模は小さいものの、「醸造の街」と言っても過言ではないほど、醸造場が盛んに行われてきた。 醸造文化を支えてきたのが、大雪山連峰の伏流水。例えば、市内の酒蔵ではこの伏流水を仕込み... -
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どうなる中心街オフィスビル
24年春からすっかり明かりが消えたオフィスビルがある。旭川市3条通9丁目の「日本生命旭川ビル」だ。ビルの建て替えが決まり、内部にあった日本生命の営業拠点はすべて近くにある他のビルに移転した。昭和40年代ごろから旭川市の中心街で続々と完成したオフィスビルの建て替えが決まったのはこれが初のケース。他の主要なオフィスビルも築50年を超え、常識的には更新時期を迎えているはずだが、今後は不透明なまま。オーナーが変わった物件もあり、道北最大のオフィス街の今後が注目される。 支店支社が撤退 12月の緑橋通りを夜5時前に歩いた。立ち並ぶオフィスビルの多くのフロアーで、照明が消えている。いまこれらのビルでは多くのスペースが「空室」となっている。 旭川で大企... -
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風の子館撤去に一部から疑問の声
国内で初めて構想された木製屋根付き遊具で、1996(平成8)年度旭川市都市景観賞(優良景観認定施設)に輝いた春光台公園・「風の子館」の老朽化を踏まえた市の撤去方針について、市民の一部から疑問の声が上がる。「全体の構造は十分に使用できる状態で、学校では子どもたちにSDGs(持続可能な開発目標)を教えているなかで、全廃棄はエコロジーな観点からも時代にそぐわない」。有識者からもそんな意見が寄せられている。 多くの子どもに愛された 旭川市中心街から5キロほど離れたところに広がる旭川市春光台公園は、52ヘクタールと広大な面積を誇る。広葉樹に囲まれた豊かな自然環境に恵まれ、旭川っ子をはじめ、市内外の親子連れに親しまれている。 「風の子館」のある宝くじ遊園は、... -
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2025年01月号の主な記事
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