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低迷する女性の就業率─道内第2の都市なのに
「北海道の女性」というと、本州に比べてしがらみが少なく、社会でバリバリ働くイメージを抱きがちだが、直近の国勢調査で、全国9地域の中で北海道の女性の就業率が最も低いことが分かった。その中でも旭川は35市中15位と就業率が低迷。道内第2の都市ながら、女性の就労の場が少ないことが原因のようだ。 道内15位 右下のグラフは、全国9地域の女性の就業率を示したもの。直近の「平成27年国勢調査」をもとに、15歳以上の人口に対する就業者数を算出したものだ。 最も就業率が高いのが中部地方で49・21(単位は%。以下同じ)。このエリアの9県すべてが全国平均(45・44)を超えており、富山(50・13)、石川(50・47)、福井(51・70)、長野(50・65)は50%を超える高い就... -
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災害の要因は無落雪屋根?
7月2日から3日午前にかけて猛烈な雨が降り、旭川市内では24時間で195㍉を超える観測史上最高の降水量を記録した。このため市内全域の汚水管が集まってくる忠和地区では3ヵ所のマンホールから大量の水があふれ出し、十数戸が床上浸水する被害が発生した。一見、豪雨による自然災害と見られがちだが、実はその要因をつくった責任の一端が市内全域の住民にもあることを知っておきたい。「忠和の災害は、天災ではなく人災だ」の声も聞こえてくる。 旭川は汚水管と雨水管の分流式 おいしいと評判で、ペットボトルに詰めて販売までしている旭川の水道水。市民の「上水道」に対する関心は高いと思われるが、「上下水道」とひとくくりにされる、一方の「下水道」に対してはどうだろ... -
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異常だった 7月の天気
旭川の天気がおかしい。大雨が降り、夏としては記録的な冷え込みを記録したかと思えば、7月後半は本州を思わせる暑さ。エアコンを設置していない家が珍しくないだけに、猛暑にぐったりしている人も多いはず。気になるのはこうした高温多雨の傾向が年ごとのデータだけでなく、長期的な傾向にも現れているということだ。今年よりも来年、来年よりも再来年と、旭川の天気は「熱く」なっていくのだろうか。 過去100年間の「7月」だけに注目 気象台のホームページにアクセスすれば、条件を指定して気象に関するさまざまな数値をダウンロードできる。本誌では1919年から2018年に旭川地方気象台で観測されたデータのうち、7月観測分だけに注目して、その変化の傾向を探った... -
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2018年9月号の主な内容
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旭川市大型工事、落札率軒並み99%
落札率95%以上の公共工事は「談合の疑いが極めて高い」と言われるが、6月に旭川市が入札を行った武道館、東旭川給食調理場、緑が丘複合コミュニティーセンターの建設、旭川空港エプロン拡張など大型工事10件の落札率は何と99%だった。初夏の〝珍事〟に、議会内から「競争原理がまったく働いていない」との声が聞こえてくる。 次点と100万円差 いうまでもなく、市が発注する大規模工事は、市民の税金が投入されている。とすれば、少しでも建設費を抑え、より安価に建設するというのが市民に対する市政の使命である。 ところが、6月15日に開会した第二回定例市議会に提案された契約の議案は、「より安価」とはかけ離れたものだった。 まず、西川将人市長の公約にも盛り込ま... -
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反対派封じた富良野市「新庁舎」構想
富良野市の新庁舎建設計画が、6月29日開催の市議会で基本設計の業務委託料を含む1500万円の補正予算案を可決したことで本格的に動き出した。しかし、今後30年もの長期にわたり市民に負担をかける重要な案件ながら、国の財政支援を得るため「2020年度の着工ありき」で、市民との対話が熟さぬまま見切り発車。市は庁舎建設検討委員会をつくって議論を深めていくとしているが、後手後手の取り組み手法に市民からは不満の声も上がっている。 構想を市民に公開したのは市長選後 富良野市の新庁舎建設計画は今年5月7日の庁議で決定していたが、前市長の任期の関係もあり、北猛俊新市長が構想の推進を確認したのは同月30日の庁議だった。その後、議会説明を経て市民に市庁舎建... -
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2018年8月号の主な内容
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クマ騒動に揺れる突哨山
旭川市と比布町にまたがる突哨山とその周辺でヒグマの姿や痕跡が相次いで目撃されている。ヒグマの生態に詳しいもりねっと北海道の山本牧代表の話では少なくとも2頭のヒグマがいるそうで、「高速道路が障壁となって山に帰れないのではないか」。山にはエサとなる山菜や木の実などが豊富にあるため、関係者の間では「このまま棲みついてしまうのではないか」との懸念が広がっている。 高速道路を横断 突哨山は、旭川市と比布町の境界に位置する標高239㍍、総面積225㌶の丘陵。古くはトッショ山と呼ばれ、アイヌ語のトゥ ッ ソ(突き出る・ところ)が語源と考えられている。 ミズナラなどの広葉樹林の雑木林に覆われ、約1700種の生物が生息。早春にはカタクリやエゾエン... -
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新体制となった「北工学園」
理事を大幅に入れ替え、理事長に元道副知事の磯田憲一氏を迎えて「学校法人北工学園」が新体制となった。経営を新体制にバトンタッチした新谷建設㈱は長年の重荷を下ろした。 札幌校は閉校 60年代70年代はどんどん公共事業が増えていった。北海道建設業界のトップだった伊藤組土建の伊藤義郎氏が新谷建設の新谷泰治氏に「建設技能者を育てる学校が必要だ」と説いて、新谷氏が設立したのが学校法人北工学園。1972(昭和47)年に設立認可され、その後、福祉、自動車教習、情報処理と、時代に合わせて学科を拡大・転換させていった。 98年には札幌に進出し「札幌福祉医療専門学校」を開校したが、今から振り返ると、それがつまづきのもととなった。旭川と違って競争が激しく苦戦... -
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「天人閣」事業譲渡で再生なるか
東川町天人峡の温泉ホテル「天人閣」が、首都圏を中心にビジネスホテルなどを展開する㈱カラーズインターナショナル(本社東京、松本義弘社長)に事業を譲渡した。創業118年の歴史を誇る老舗旅館だったが、ここ10年ほどは民事再生、事業譲渡などで経営基盤が揺らいでいた。地元東川町でも先行きに懸念を示す行政、観光関係者らが多かったが、譲渡を受けたカラーズ社では今秋から10億円超を投じて建物の改修を行う方針を示すなど、再建への期待感が膨らんでいる。 名声がた落ち 惨憺たる10年前 1897(明治30)年から温泉地として開発され、旭川の奥座敷として発展してきた天人峡温泉。その代表格が天人閣。長年にわたり旭川の老舗企業「明治屋」が別会社の㈱天人閣を設立して...
