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パークゴルフ場を2500万円で買い戻した当麻町
業績不振からパークゴルフ場を経営していた民間企業が撤退。町が引き継いで今シーズンから営業を始めた。料金が下がって利用者に歓迎されているが、町民からあがっているのが民間企業へ2500万円支払われたことに対する不信と批判。「もともとは町有地。そこを7年間タダで貸していた。なんで大金を支払い買い戻さなければならないのか」 OBショットかナイスショットか 当麻町民から町と町長を糾弾するこんな投書が本誌に届いた。 3月22日の臨時町議会で町内パークゴルフ場購入の補正予算が審議されました。 このパークゴルフ場は、国から補助金を受けて完成した屯田公園に平成17年に造られたものです。旭川市内の民間企業に無償で貸し付け、この企業が造成して営業を始め... -
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墓碑銘 五十嵐広三氏 〝革新の星〟まごころ政治貫く
〝革新の星〟と言われ、地方自治、中央政界で活躍した五十嵐広三氏が5月7日午前5時18分、急性呼吸不全のため入院先の札幌市内の病院で死去した。87歳だった。本人の生前の希望で通夜・葬儀は行われず、近親者のみで密葬された。旭川市では〝名誉市民〟の功績と栄誉を称え、6月に「市民葬」を開く予定だ。 敵陣に一人で 落下傘降下した 1963(昭和38)年5月から74年9月までの11年5ヵ月間(3期)旭川市長を務めた五十嵐氏。初当選が決まった5月1日は第34回メーデー。市役所前のメーデー集会で、37歳の全国一若い(当時)市長が、会場を埋め尽くした市民の前で力強くあいさつした。 「私は今、皆さんの代表として市長に決定しました。しかし戦いはこれから始まります。皆... -
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参院選比例代表候補に急浮上した佐々木隆博
佐々木隆博前衆院議員を、夏の参院選比例代表に擁立する動きが民主党内で急浮上している。与党自民党安倍政権がTPP(環太平洋連携協定)交渉参加を表明する中、反対する農業票の受け皿としての期待。佐々木が参院選へ鞍替えするとすれば、来秋の旭川市長選、また次期衆院選に大きな影響を及ぼすことになる。(記事は5月8日現在。文中、敬称略) 農政通で売る 「佐々木前議員を民主党が参院選比例代表へ擁立する動きを見せている」という〝第一報〟は、4月上旬の一部新聞報道で明らかになった。この時点で安倍首相はすでにTPPへの交渉参加を表明しており、道内の農業関係者からは「自民党の公約違反」を指摘する声が相次いでいた。 このため、すでに道選挙区(改選数2)か... -
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生まれ変わる明治屋ビル エルム歯科が購入
昨年10月、JR旭川駅前の買物公園通りにある明治屋ビルを買収した(医)「愛和会」のエルム歯科が、大幅なリニューアルを計画している。開設当時、市内では斬新な建物として存在感を放っていたが、改装によって賑わいの創出を生み出そうとしている。 斬新な外観で注目を集めたビル JR旭川駅から徒歩わずか数分の場所にある明治屋ビル。1989年2月に完成したこのビルは、鉄筋コンクリート造り、地下1階地上5階建ての建物(延べ床面積約2000平方㍍)。設計は、全国最大手で世界でもトップクラスの設計事務所、㈱日建設計の子会社である㈱北海道日建設計(札幌市)。施工は大手ゼネコンの㈱大林組と地場の畠山建設㈱のJVで行われた。もともとこの土地には㈱明治屋が運営... -
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道立旭川21世紀の森、移管話に困惑する旭川市
旭川市街から東へ約30㌔離れた場所にある体験型野外活動ゾーン「道立旭川21世紀の森」(東旭川町瑞穂)。ここは、「旭川市21世紀の森」に隣接する大雪山の懐に抱かれた施設だが、道は3月21日の道議会で、この施設の運営を2014年度から、旭川市へ移管する方針を明らかにした。ところが、市では必ずしもこの動きを歓迎しておらず、最終判断を先延ばしにしたままだ。はたして、どんな事情があるのか─。 85年に開設 08年から移管検討 道立旭川21世紀の森は、青少年に森林や林業の役割を理解させ、人と森林の望ましい結びつきについて啓発することを目的に1985年に開設。敷地面積は約33㌶で建設事業費2億4260万円。道が設置し、旭川市森林組合が指定管理者となり、毎年5月... -
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水利権活用しない旭川市の〝お粗末〟
旭川市が火災発生時などの対応のため約3億5000万円の建設費を負担して10年前に水利権を取得した防火用水に対する市の対応に、議会から多くの疑問の声があがっている。取得後の導水路整備計画が凍結され、現実的には利用できない状況が続いているうえ維持管理費だけ発生。その額は1億円近い。水利権の一部がJR旭川運転所の雑用水として利用されているのみ。なんのための水利権取得だったのか。 3億5000万円投じ、維持管理費1億円 市が近文・永山地区の防火用水として石狩川の水利権を取得したのは、戦後間もない1949年。当時は、市の水道事業が本格的にスタートしたころで、市民の飲料水となる上水道の整備と合わせて、防火用水としての水利権を取得することにな... -
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訴訟相次ぐ「金さん銀さん」
「金さん銀さん」を運営する㈲ユートピアアットホーム旭川の山本隆前代表取締役がかかわる貸金、賠償金裁判が相次いでいる。争いからは、資金作りに追われる山本氏の姿が浮かび上がり、「外食事業投資に失敗し金に困っている」とのうわさに符合する。気になるのが、解任された後の山本氏の「金さん銀さんを舞台に違法診療が繰り返されていた」という衝撃的な告発。「資金作りのために山本氏が医療法人を誘い、実際に違法行為に手を染めたのではないか」との疑念も消えない。旭川市議会から追及の声もあがっている。 将来に向けた布石のはずが…… ユートピアアットホーム旭川(以下、ユートピア)の事業は、旭川市川端のグループハウス「華泉」でスタート。その後、「金さん銀さん」... -
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3選意識した西川将人市長 4月の市役所人事
西川市政の2期目折り返し点になる4月人事は、まず職員数の大幅削減で存続が危ぶまれていた水道事業管理者ポストを存続させ、市長の信頼が厚い木口信正・都市建築部技監(59)を昇格させる。一部雑誌で最有力とされた小寺利治・土木部長(56)は上下水道部長への横滑りに留まった。また、西川市長の1期目4年間を秘書課長として支えた黒蕨真一・市立病院事務局次長(51)は、環境部長に大抜擢。西川市長が3選を大きく意識した布陣になったようだ。 水道事業管理者は存続、木口技官を抜擢 7年前の市長選に初当選するまでは、国政に打って出るため衆院選、参院選への出馬を繰り返していた西川市長だが、市長に当選してからは、国政への意欲は見せず市長職に全力を傾注する姿勢を見... -
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旭川神社で恒例の人形供養祭
ひな祭りの3月3日、旭川神社(旭川市東旭川南1条6丁目)で恒例の人形供養祭が行われた。社務所大広間には旭川をはじめ道内各地から持ち込まれた人形が集められ、芦原高穂宮司らがお清めやお祓いを行い、祝詞を奏上。50分間にわたる手厚い供養が行われた。 同神社で人形供養が始まったのは1988年。雛人形や五月人形、ぬいぐるみなどの人形は子供が独立すると必要がなくなるが、たくさんの思い出があるだけに処分するには忍びないもの。こうした思いを抱えた人たちの声に応えて始まり、毎年ひな祭りに合わせて供養を行ってきた。 今年も2月24日から受付を開始し、わずか1週間で人形の数は8000体以上に。郵送での受け付けをしていないため、人形を持参し自分の手で大広間... -
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あきれた逆行人事 三セク振興公社に天下り役員増員
市の行財政改革に合わせ、市役所退職者の採用を削減する方針が明確にされている第三セクター。ところが、第三セクターの〝筆頭格〟である旭川振興公社の市退職者役員ポストを1人から2人に増員する案が、現在開会中の市議会に提案され、議会内では「方針に逆行する人事案だ」との声が上がっている。増員の背景を明確にしない限り、この人事案に対する議会の反発は収まりそうにない。 収入先細り 旭川振興公社は1960年に、市が700万円、旭川商工会議所が300万円を出資、合わせて1000万円を資本金とする株式会社として設立された。市が新たな事業計画を持っている土地の先行取得や、企業誘致を積極的に推進するための工業団地の造成、そして市が所有する公共施設の維持...