2014年– date –
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2014旭川市長選 自民党土壇場で東国幹に出馬要請
旭川市の西川将人市長が8月8日、任期満了に伴う市長選に3選を目指して出馬する方針を表明。これに急かされた形で、自民党旭川支部は候補擁立に向けた人選作業を再開。支部長を務める東国幹道議に土壇場で出馬を要請して最終調整をはかりたい考えだ。仮に東氏が出馬を受諾し、西川市長との一騎打ちとなれば、〝東西対決〟となるが…。(記事は8月8日現在) 前回より早めの出馬宣言 西川市長は7月29日夜、ロワジールホテル旭川で開かれた後援会主催のビールパーティーでこの秋の旭川市長選(11月2日告示、9日投開票)に前向きな姿勢を示し、8月8日には出馬を表明した。前回、2010年市長選では9月上旬に出馬表明し、支援者から「時期が遅い」との指摘もあり、今回は早めの... -
2014年9月号の主な内容
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森山領が出馬要請を断った3つの理由
今年11月に行われる旭川市長選に向けた自民党旭川支部(東国幹支部長)の候補擁立作業が難航している。当初、6月中には候補者の絞り込みに入る予定だったが、人選作業の頼みの綱でもある今津寛衆議も加藤礼一道議会議長も、それぞれ〝意中の人物〟からは「お断り」の回答を受け、さらに選考委員会の次回開催の見通しも立たない状態。選挙に向け体制を固めるどころか、機能停止状態だ。支部内からは幹部の責任を問う声まで噴出している。(敬称略、記事は7月7日現在) 条件が良すぎた 自民党旭川支部は、今年2月に発足した「候補者選考委員会」(森本茂廣委員長)を中心に候補者選びをスタート。選考委内の議論と並行しながら、水面下では今津と加藤、東の選考委顧問3人が、出馬... -
「暮らしの便利帳」旭川市からの協力要請に地元企業から疑問の声
2年前に発刊された「旭川市暮らしの便利帳」。旭川市の概要、公共機関の連絡先、行政手続の概略などの情報が網羅され、転入者だけでなく、市民からもわかりやすいと評判だ。今年9月には2014年版の発行が予定されているが、この再版に関する告知が地元企業から見ればわかりにくかったこと、編集・印刷・広告集めを全面的に委託されている㈱サイネックス(大阪市)を、旭川市が支援しているかのような内容を含む文章が配布されたことが、波紋を広げている。 財政難の中で渡りに船 「旭川市暮らしの便利帳」(以下、便利帳)は、2年前の2012年8月に発刊され、市内の全戸へ17万7千部が配布され、転入者分として約2万1千部、合計19万1千部が発行された。この便利帳は、A... -
駅南広場のみすぼらしいベンチが1脚60万円!
2年前、JR旭川駅南口に設置された4脚のベンチがある。道産カラマツの間伐材とはいえ、無垢で値が張る材料を使ったため、1脚60万円もする代物だ。旭川市が財政難といわれる中、「1年の半分近くが雪で覆われる場所柄、そんな高級なベンチが必要なのか」と市の内部からも疑問の声が上がる。駅前広場にも今年中に、10脚程度のベンチが設置される予定になっている。南口と合わせて15脚程度、1千万円の税金が無駄な投資に使われる。 15脚余りで1千万円 2年前、JR旭川駅南口「駅南広場」に設置された4脚のベンチ。2脚は背もたれがついたもので、残りの2脚は、駅西コンコースを出たタイル敷きの場所にある長さ3㍍ほどの背もたれがないベンチ。 写真で見るとわかるように、表... -
市営に隣接し道営住宅も建設決定、宮下13~16に子育て支援ゾーン
市中心部の活性化と小学校入学前の児童などを抱える世帯を対象にした「子育て支援」の道営住宅が駅周辺開発事業「北彩都」地区に建設されることになった。すでに同地区では子育て支援の市営住宅が建設中で、昨年の初めての応募では競争率17倍という超人気となった。市営と道営が林立することになる宮下13~16丁目エリアは旭川初の「子育て支援ゾーン」として注目を集めることになる。 郊外道営住宅をまちなかへ移転 道営住宅を地域の実情に応じて再編する整備は、昨年11月に道の住宅対策審議会からの意見聴取により検討が始まった。最初に事業が確定したのは、来年度に新幹線が開業する予定の北斗市と、3年後に高速インターチェンジが開通する予定の余市町。子育て世帯向け住宅と子... -
2014年8月号の主な内容
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6人の現職が気をもむ〝台風の目〟安住太伸の動静
「無投票の可能性大」と選挙関係者が口を揃えるのが来年4月の道議選旭川市。いまのところ、いずれも現職の自民、民主のそれぞれ2人と公明、共産の1人ずつしか立候補の動きはなく、定数6でぴったりと収まる。ただ各陣営とも気を揉むのは安住太伸元市議の動き。みんなの党分裂で四面楚歌の厳しい状況に追い込まれているが、仮に出馬すれば2万票といわれる当選ライン突破の可能性は高い。本人は「進退はまったくの白紙」と話すものの、彼の動静次第で一転、道議選は少数激戦の様相も。(文中敬称略) 加藤と東 今秋の市長選を睨みながら戦闘態勢への秒読み間近なのが来年4月に予定される道議選旭川市。従来通り、定数6をめぐる戦いへと突入する。 まず、自民党は国政での追い風の... -
新体制の旭川スウェーデン協会
旭川市が毎年3月に開催するバーサーロペット・ジャパンの運営を支える「旭川スウェーデン協会」の会長が、11年務めてきた奈良信子氏(国際ソロプチミストルンベル旭川)から東郷明子氏(東郷整形外科理事)に代わった。新会長の選任には、同協会33年の歴史の中でも初めてという選考委員会が設けられ、総会前の理事会も波乱に満ちたものだった。いったいどんな事情があったのか─。 バーサーや4国交流に取り組む 旭川スウェーデン協会は、1980年に旭川市が青年婦人北欧視察団を送り、北欧と交流を始めたことがきっかけとなって誕生した。そして、スウェーデンの伝統行事であるクロスカントリースキー大会「バーサーロペット」を、同じ北方圏の旭川でも開催できないかと奔走し、翌... -
聖園は高等養護 北都中だけ決まらぬ利活用
市中心部の常盤・聖園・北都の3中学校を統合する新校舎の建設は、来年4月の開校に向け着々と準備が進んでいる。統合により空き校舎となる聖園中については道教委がこのほど高等養護学校として活用する方針を示した。しかし、残る北都中については利活用の方向性さえ定まっていない。中心部にある市の貴重な財産だけに早急な対応が求められる。 師走に完成 市内小中学校の統廃合については、2005年に市教育委員会が策定した「市立小・中学校の適正規模及び適正配置について」という計画に基づいて実施されることになっている。 常盤中については策定当時、各学年とも1学級で3学級体制。全校生徒数も62人に留まっており、過小規模校(5学級以下)に位置付けられていた。10年...