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年金受給者は道・市民税払い過ぎ?
旭川市内に住む70代の男性Aさんから「年金受給者の多くが道・市民税を払い過ぎている」との意見が寄せられた。「年金収入400万円以下だから確定申告は不要と大半の人が思い込んでいるが、そのために国民健康保険料や後期高齢者医療保険料が控除されずに税金が過払いとなっている」というのだ。切り詰めた生活を続ける年金生活者には聞き逃せない話だ。 1世帯3万円 「公的年金等の収入金額が400万円以下で、かつ、公的年金等に係る雑所得以外の所得金額が20万円以下の場合は確定申告が不要」─確定申告の時期になると目につくのが、税務署のこの告知だ。ひと月おきに振り込まれる年金額と税務署の告知を見比べて「確定申告は私には無縁」と大半の年金受給者は判断する。「年... -
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場外馬券所がアモール2階に
中央競馬(JRA)の場外馬券が道北で初めて2013年3月から販売されている旭川レーシングセンター(旭川RC、宮下通15丁目)。昨年12月24日には年の瀬の大一番、第62回有馬記念の馬券を求める人で殺到したが、市内ショッピングセンター、アモール(豊岡3条2丁目)にテナントとして移転することが決まり、3月下旬にリニューアルオープンする。 最後の有馬記念レース 年末恒例の競馬のグランプリ、有馬記念の映像が流れる旭川RCの大型テレビ。その画面には、大勢のファンの熱い視線が注がれた。千葉県船橋市の中山競馬場で繰り広げられた注目のレース。一番人気の名馬キタサンブラックは渡島管内知内町出身の歌手、北島三郎さんがオーナーで、現役最後のレースとなった。 ... -
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札幌のあきれた弁護士 本誌が見た横顔
「酔っ払ってると思って、いい加減にしてんだろ」「人をおちょくってんのか」「黙ってんじゃねぇ、ふざけんなお前!」─防犯カメラがとらえた映像には、運転手に怒鳴りちらし、運転席と後部座席を隔てる防犯ボードを蹴って破壊する男のあきれた行状が生々しく記録されていた。この男は札幌弁護士会に所属する杉山央弁護士。本誌は旭川地裁の法廷でこの弁護士と対決し、「絶叫男」の横顔を垣間見ていた。(文中敬称略) 豊田元代議士に続く絶叫事件 この事件が札幌市の中心部で発生したのは11月6日深夜11時ごろのこと。10日ごろから事件が映像とともにテレビで取り上げられ、週末には全国放送の情報番組でも繰り返し放送された。車内での暴力といえば、「違うだろー」と秘書に対して... -
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旭川電気軌道 前社長が反撃
旭川電気軌道(村中浩社長)の迷走が止まらない。子会社エルヴの取締役登記変更が行われたが、河西利記前社長が「虚偽申請、公正証書原本不実記載罪だ」と法的に訴える構え。虚偽申請が事実とすれば刑事罰は避けられない。一方、顧問弁護士の伊東秀子氏は電気軌道の男性社員から懲戒請求された。(記事は12月11日現在) 織田無道の手法 次々と経営スキャンダルが暴露される旭川電気軌道だが、師走に入ってすぐに本誌編集部に持ち込まれた情報はこれまで以上に衝撃的。「電気軌道子会社の社長交代の登記が法務局に提出された。ところがこの登記は(前任の)社長辞任届や株主総会議事録などことごとく偽造されたものだ」と言うのだ。 法務局へ提出する公文書を偽ることは、国を騙そ... -
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旭川市土木部建設課の後味悪い観楓会
不祥事が相次いでいる旭川市役所で、またも上司による部下へのパワハラが起きた。問題になったのは、土木部土木建設課が層雲峡の温泉ホテルで行った観楓会。深夜まで飲み会が続き、午前3時ごろには会を仕切る課長が部下に対して、宴会部屋にある露天風呂へ入ることを強要した。30人近い職員が所属する同課では、観楓会を楽しみにしている職員もいるが、課長のパワハラに一部の職員から苦情が噴出し、この課長は人事課から厳重注意を受けた。 職員から2通の投書 今回、層雲峡のとある温泉ホテルで起きたパワハラ騒動について、観楓会に参加したと思われる市職員から、11月21日と同月27日付けで本誌に2度に渡り投書が届いた。二つの投書をまとめると、内容は以下の通りだ。 ─... -
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外来種アライグマ旭川で捕獲数急増
愛くるしい姿で動物園でも子供たちに人気のアライグマ。実は生態系への深刻な影響が懸念される外来種動物で、旭川を含む道北エリアで捕獲数が急増している。農作物を食い荒らすなど被害が広がり、市ではワナを貸し出すほか、本格的な捕獲作戦を視野に、GPS発信機を駆使した行動調査に乗り出した。 「ラスカル」で人気者に 40代以上の読者ならば、アライグマと聞けばテレビで放映されていたアニメ「あらいぐまラスカル」を思い出すのではないだろうか。動物好きの主人公の少年とラスカルが一緒に過ごした1年間を描いた作品で、1977年1月に放映された。ラスカルのやんちゃで愛らしい姿が人気を集め、不朽の名作として語り継がれている。最近ではスマホのLINEスタンプの... -
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佐々木隆博 盤石の勝利
7月末に野党の協力が成立することが確定した時点で、佐々木隆博氏の優位は誰の目にも明らかだった。そこに降って湧いた希望の党の結党と民進党衆院議員の合流、そして立憲民主党の結党。激動の中でも佐々木陣営ではこれまで通り組織が機能し、共産党をはじめとする他党の協力も得て、終わってみれば今津寛氏に2万票以上の差をつける危なげない勝ちっぷりだった。(文中敬称略) 手探りの中で選挙活動スタート 9月29日に行われた佐々木の事務所開きは、当時の民進党代表・前原誠司が希望の党への事実上の合流を提案し、了承された民進の両院議員総会の2日後。民進党道連代表として事前に打診を受けていた佐々木は、すでに野党協力の体制が道内のほとんどの選挙区で整いつつあっ... -
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大地震倒壊の恐れ 旭川市内18施設
公有・私有の旭川市内18施設が「震度6強から7程度の大地震で倒壊や崩壊の危険性がある」との、耐震診断の結果が出た。公共施設は耐震改修が計画的に進められているが、民間施設所有者は巨額な改修費用に頭が痛い。 飲食店ビル、病院… 震度6強から7程度の大地震で倒壊や崩壊する危険性のある市内の大規模な建物が10月末に公表された。以前から耐震不足が指摘されてきた市総合庁舎と市民文化会館の管理棟がリストに上ったことに驚きはないが、市内の病院、ファッションビル、飲食店ビル、ホテルも含まれていた。また、児童・生徒が通う市立の小中学校も一部で耐震不足が発覚。市、そして民間の今後の対応が注目される。 市内の大規模建築物の耐震診断の結果は、市のホームペー... -
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旭川最古の地域イベント「こたんまつり」60周年
アイヌ民族の聖地として知られる旭川市の神居古潭(神居町)で旭川最古の地域イベント「第60回こたんまつり」(実行委主催)が9月23日に開かれ、家族連れや観光客など約7000人が訪れた。アイヌ文化の伝承や神居古潭地域の特産品のPRを目的に毎年「秋分の日」に開催し、今回のテーマは「温故知新」。開会式で来賓の笠木薫旭川市議会議長は「神居古潭は魔神が棲んでいたという伝説が残る神秘的な地域で、アイヌの人々が受け継ぐ古式舞踊や伝統儀式が末永く継承されますように」などと語った。 名寄市の富岡達彦さんが扮する一日駅長の合図とともに汽笛が鳴り、イベントを開始。旭川チカップニアイヌ民族文化保存会と帯広カムイトウウポポ保存会のメンバーが、まつりの由来でも... -
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大丈夫か旭川電気軌道 不可解な役員の顔ぶれ
今年3月の株主代表訴訟で始まった老舗企業・旭川電気軌道の経営スキャンダルは河西利記代表取締役社長辞任に発展した。10月11日に臨時株主総会が開かれいったん役員は総辞職し新役員が選出されたが、取締役6人、監査役1人、計7人の顔ぶれは不可解なものとなった。 河西社長辞任 発端は、今年3月の株主代表訴訟だった。 原告は電気軌道の株主24人。訴えによると、「元代表の豊島弘通氏は子会社3社を使って親会社である電気軌道の株式を取得するとともに株式を違法に名義変更し、巨額な背任行為を行った」。本来なら賠償を求める相手は元会長本人だが、2015年12月に82歳で亡くなっているため、損害賠償責任は相続財産に含まれるとして、妻と息子、娘の4人の相続人を被告...